今年の6月11日は、雑節の一つ「入梅」です。暦の上で梅雨が始まる日で、昔は田植えを始める農作業の目安としていたそうです。梅が熟す季節の雨だから「梅雨」とも呼ばれている通り、梅酒や梅干しを作る「梅仕事」に精を出す季節でもありますね。

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梅雨を乗り切る元気をチャージ

憂鬱になりがちな梅雨を元気に過ごすためのおススメ食材の一つが梅です。梅は有機酸が多く、昔から「梅は三毒を断つ」「梅はその日の難逃れ」と言われ、カラダや縁起によいと伝えられてきました。

今回は、「青梅のシロップ」「かち割り梅の砂糖漬け」「梅のしょうゆ漬け」の作り方と、その活用レシピをお届けします。蒸し暑い季節に飲むと元気が出る青梅のフレーバーウォーター。甘さの中にほんのりと塩気を感じる、梅の香り豊かな砂糖漬け。時間がたつにつれてまろやかになる梅じょうゆ。お気に入りレシピに加えてくださいね。

「青梅のシロップ」レシピ

材料
青梅
500g
グラニュー糖
500g
作り方
STEP1
青梅は水でよく洗い、ふきんで水分をよくふき取る
STEP2
1の果肉をナイフでザクザク粗くはぐ。これらの果肉と種、グラニュー糖を合わせて、ボウルに入れる
STEP3
2にラップをしてそのまま直射日光の当たらないところに半日置く。砂糖がほぼ溶けて、果肉がしわしわになり、シロップ状に水分が出ていたらOK。まだなら、もう半日置く
STEP4
3をざるでこした後、鍋にこのコーディアル(梅シロップ)を入れて軽く沸騰させ、アクを取る
STEP5
火から下ろし、清潔な保存容器に注いできっちりふたをする。粗熱が取れたら冷蔵庫で保存。※日持ちは半年

「青梅のシロップ」の楽しみ方

グラスに氷と青梅シロップを大さじ1入れ、水や炭酸水で割って青梅ジュース、青梅サイダーとしていただきます。蒸し暑い今の時期、疲れた体にうれしいドリンクです。スパークリングワインで割って青梅ロワイヤル…もリクエストが多い人気者です。

「かち割り梅の砂糖漬け」レシピ

材料
青梅
500g
粗塩
大さじ1
砂糖
330g
作り方
STEP1
青梅は水でよく洗い、3、4時間ほど水に浸してアク抜きをする
STEP2
なり口のヘタを取り除き、まな板の上でしっかり押さえ、真ん中にグルリと包丁で切り込みを入れるなり口の部分をすりこ木などでたたいてから、ひねるようにして半分に割る片方に残った種は包丁などでくりぬく
STEP3
2をボウルに入れて粗塩を全体にまぶし、皿などをのせた上に1.5kgくらいのおもしをのせる。1時間ほど置いたらざるに上げ、水気をよくきる
STEP4
清潔な保存瓶に砂糖と3の青梅を1/4量ずつ交互に重ねて入れていき、フタをして暗く涼しい場所に置く(暗くて涼しい場所がない場合は冷蔵庫に入れる)。10日ほどたてば食べられる

「かち割り梅の砂糖漬け」の楽しみ方

まずは、そのまま食べてみよう

梅の香り豊かな砂糖漬け。パリッとした歯ごたえが楽しく、お茶うけにもぴったりです。

青梅のサイダー/青梅のジュース

砂糖漬けのシロップを炭酸や水で割れば、夏にうれしい梅サイダーや梅ジュースになります。華やかな香りが楽しく、さっぱり飲めて食欲を促し、元気をチャージしてくれます。

かち割り梅のかき氷


子どもも、大人も大好きなかき氷。削った氷に市販のシロップの代わりにかち割り梅を使ってみるのはいかがですか?手作り・無添加のシロップはカラダも心も喜びます。バニラアイスと梅シロップの相性の良さにうっとり…の一品です。

「梅のしょうゆ漬け」レシピ

梅干しはちょっと面倒という方も、しょうゆ漬けなら簡単!漬け汁は梅じょうゆとして使えます。

材料
好きなだけ
うすくちしょうゆ
適宜
適宜
作り方
STEP1
梅はなり口の黒い部分を除き、水に放して一晩置き、ざるにあけて水をふき取る
STEP2
煮沸消毒か、焼酎でふくなどした保存瓶に1の梅を入れ、うすくちしょうゆ1、酒1の割合で合わせて梅がかぶるくらいに注ぐ
STEP3
冷蔵庫で保存。半年後には果肉がやわらかくなり、しょうゆにも風味がつく

※長い時間漬けるほど、果肉がやわらかくなって使いやすくなり、味もまろやかに。梅干しと同じような感覚で使えます。お酒が入っているので、塩みは控えめ

※うすくちしょうゆの代わりに普通のしょうゆにしても作れますが、うすくちしょうゆで作った方が梅じょうゆ油の色がきれいに仕上がって、いろいろな料理に使えておすすめです

「梅じょうゆ」の楽しみ方

鶏の梅じょうゆ唐揚げ

下味に梅じょうゆを使った唐揚げは、肉のくせが抑えられた上品な味わいです。唐揚げにはレモンを絞るのが一般的ですが、今回は、ちょうど梅の時期に出回るすだちを使います。レモンより酸味が穏やかで、梅じょうゆの風味を上手く引き立ててくれます。

材料
鶏もも肉
1枚
梅じょうゆ
大さじ3
大さじ1
ごま油
大さじ1
片栗粉・揚げ油
各・適量
すだち
1個
作り方
STEP1
鶏肉は食べやすい大きさに切る
STEP2
ボウルに鶏肉、梅じょうゆ、酒、ごま油を入れしっかりもみ込んで20分以上おく
STEP3
汁気を軽くきって片栗粉をまぶし、170~180℃に熱した揚げ油で揚げる
STEP4
器に盛り、すだちを添える

豚バラチャーハンの梅じょうゆ風味

家族みんなが大好き「チャーハン」!もりもり食べて、元気に夏を楽しみましょう。

材料
豚バラ薄切り肉
100g
梅のしょうゆ漬け
2個
2個
ニンニク
1片
ご飯
茶碗2杯分
ごま油
大さじ1・1/2
梅じょうゆ
適量
粗びき黒こしょう
お好みで
削りがつお・ねぎ・青のり
お好みで
作り方
STEP1
豚肉は1cm幅に切る。卵は溶きほぐす。ニンニクは薄切りにし、梅のしょうゆ漬けは種を除いて粗く刻む
STEP2
フライパンにごま油大さじ1を熱し、卵を流し入れて大きく混ぜ、半熟になったら1度取り出す
STEP3
2のフライパンに残りのごま油を足してニンニクを炒める。香りが出たら豚肉を加えて炒め、色が変わったら、ご飯を鍋肌に押し付けるようにして炒める。2の卵と1の梅も加えて炒め、梅じょうゆを回しかける(味を見ながら量を調節して。大さじ2くらいが目安)
STEP4
お好みでこしょうを加えて味をととのえて皿に盛り、削りがつお・ねぎ・青のりをふりかける

今回ご紹介したレシピ、一番気軽に簡単に作れるのが「梅のしょうゆ漬け」です。ザクザク…と青梅を刻んで作る「青梅のシロップ」も手間なくおいしく楽しめる優れもの。

「かち割り梅の砂糖漬け」は少し根気がいりますが、出来上がった時の達成感は一番大きいです。自分のペースや生活リズムに合わせて、無理なく「梅仕事」してみませんか?

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ぷっちょさん
プラチナライター

専門分野である『食』に関する記事、生活の中に植物を取り入れた心豊かな暮らしのご提案に関する記事をお届けします。皆さまの小さな幸せ配達人になれますように!

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