2018.06.09
児童文学作家である角野栄子さんが、2018年3月に国際アンデルセン賞を受賞され話題となった「魔女の宅急便」。スタジオジブリ作品ではなく、実写版映画の舞台となった小豆島オリーブ公園で、子どもと一緒に「魔女宅ごっこ」をしてきました!
index目次
「魔女の宅急便」とは?
魔女の家に生まれた少女が、13歳で親元を離れ、見知らぬ街で独り立ちする姿を描いた成長ストーリー。スタジオジブリ作品で有名ですが、もともとは作家の角野栄子さんによる児童文学作品が原作です。子どもの頃、夢中になって読んだというママも多いのでは?
1985年の第1巻発行から、24年後の2009年に発行された第6巻で完結となっています。1989年にスタジオジブリによるアニメ作品が公開され、2014年に実写版が公開されました。
「道の駅 小豆島オリーブ公園」ってこんなところ
香川県にある小豆島オリーブ公園は、実写版「魔女の宅急便」のロケ地となった場所です。気分を上げるため、DVDを流しながら車を走らせると、オリーブの木が立つ美しい風景が見えてきました。
オリーブ公園というその名の通り、たくさんのオリーブに囲まれた、自然豊かな美しい公園です。
3月はミモザも満開でキレイでした。
園内マップはこちら。
魔法のほうきを借りてキキになりきろう!
まず始めに向かったのは「オリーブ記念館」。こちらでは、「魔法のほうき」が無料で貸し出しされています。
猫の顔が描かれたカバーがかかった、とってもかわいいいほうきです。色は黒、白、赤の3色から好きなものを選んでくださいね。
ほうきを持って、次に向かう先はギリシャ風車。瀬戸内海を見下ろす丘の上にある、フォトジェニックな絶景スポットです。
最初は、キキとトンボになりきっていた子どもたち。
途中から、私がコキリさん(キキのお母さん)役をやるために、持ってきたバンダナとエプロンを奪われ、2人でお料理ごっこを始めてしまいました(笑)。
バンダナが気に入った娘は、なかなかリボンをつけてくれなかったので、仕方なく(喜んで!?)私がキキとなって飛んでみました!
別の場所では、トンボ姿の息子も飛んでくれましたよ。
「魔法のほうき」は園内なら、どこでも持ち出し撮影が可能なので、とっておきの1枚を残してみてはいかがでしょうか。
「グーチョキパン屋」のロケハウスとなったお店
看板の奥に進むと、瓦屋根で和洋折衷の何やら素敵な建物が。映画で登場する、キキが働いていたパン屋さん「グーチョキパン屋」の撮影に使用したセットがそのまま移築された、ハンドメイド雑貨とハーブカフェ「コリコ」です。
ここでは娘も頭にリボンをつけてくれて、すっかりキキの気分。
「ごめんくださーい」と店内に入ると…
異国情緒漂うかわいらしい雰囲気の店内は、まさに「魔女の宅急便」の世界観そのもの!
壁には、映画で使用されていたものよりは、少し小さめのキキのほうきが飾られています。
ハンドメイドアクセサリーは、どれも素敵で思わず目を奪われます。プレゼントにも良さそうですね!
おしゃれな雑貨に囲まれ、本当にいつまでもいたくなってしまう、夢のような空間でした。「魔女の宅急便」の世界観が好きな人は、一度足を運んでみてほしいです。
幸せのオリーブの葉を探そう
小豆島では、2枚の葉が寄り添って、1枚のハート形になったオリーブの葉を「幸せのオリーブ」と呼び、見つけると幸せになれると言われているそうです。
「オリーブ記念館」1階では、園内で見つけたオリーブの葉を、お守りとして持ち歩けるしおりを作ることができます。(1枚120円)
さあ、幸せのオリーブは見つかるかな~?
娘も一生懸命、ハート型の葉を探しましたが、なかなか見つからず…。
結局、普通のオリーブの葉を4枚重ねて、こんな感じに仕上がりました。
館内では、ご当地オリーブソフトやコーヒーなどのドリンクが販売されています。
オリーブサイダーフロートも気になったのですが、今回はオリーブソフトを購入。抹茶のようなさっぱりした味でおいしかったです。
他にも、オリジナルのポストカードと切手を購入し、幸せのオリーブ色のポストから出すことができます。平日に投函すると、特別な消印を押してくれるのだとか。絵本作家の荒井良二さんによる、イラストのポストカードもありますよ。
子どもと一緒に旅の思い出を残すため、自宅に送ったり、おじいちゃんやおばあちゃんなど、日頃お世話になっている人に想いを届けるのも良いかもしれませんね。
小豆島唯一の地ビール「まめまめびーる」を大人買い
ご当地グルメも充実しています!こちら小豆島名物、手延べオリーブ半生そうめん。おいしくて、あっという間に食べてしまいました。
小豆島唯一の地ビール、「まめまめびーる」もこちらで購入することができます。私は、勢い余って全種類購入してしまいました。
「サン・オリーブ」3階には、海を一望できる温泉があるので、次回はこちらも利用してみたいです。
「魔女の宅急便」の作者、角野栄子さん
「魔女の宅急便」を生み出した角野栄子さんも、とてもチャーミングで素敵なんです!角野さんは私にとって理想のおばあちゃん像であり、将来は彼女のようなおしゃれ魔女になることを夢見ています(笑)。角野さんは、このようにおっしゃっています。
魔法は一つ。そして誰でも持っている。
魔女という存在は、自然の力で家族の命をなんとか守りたいという、母親の気持ちから生まれてきたのだと。そして、見えない世界を想像し、そこにあるエネルギーを感じて、暮らしに取り入れていったそうです。
また、魔法は想像する力で、心が動くと、だんだんとその人の魔法が育っていく。だから、魔法は誰でも一つ持っているものだと考えられているそうです。
子どもも一人ひとりの色は違えど、どこかに必ず一つはキラリと光る原石をそれぞれ持っているはず。私たちは親として、子どもの「個性」という魔法を見つけていってあげたいですね。
施設情報(アクセス・サービスなど)
名称 | 道の駅 小豆島オリーブ公園 |
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公式サイト | http://www.olive-pk.jp ※最新の情報はこちらでご確認を |
おすすめ年齢 | 子どもも大人も◎ |
料金 | 入場無料 |
営業時間 | 8:30〜17:00(年中無休) ※雑貨ハーブカフェ「コリコ」は9:00〜17:00営業 ※「サン・オリーブ」は水曜休館、年末休みあり。レストランは11:00~18:30 L.O. |
アクセス | 〒761-4434 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1 土庄港からバスで25分 「オリーブ公園口」下車 徒歩約5分 「サン・オリーブ」下車 徒歩約0分 |
駐車場 | 無料駐車場有り・約200台(大型バス可) |
サービス | おむつ交換台あり / 「サン・オリーブ」内に授乳室あり / ベビーカーOK |
この記事を書いたライター
ライター一覧- yucaさん
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お出かけ大好き、好奇心旺盛な3歳差兄妹のママ。広告系グラフィックデザイナー、コスメメーカー企画職を経て、WEBクリエイターエキスパートの資格を取得。現在はPR会社で勤務しながらフリーランス活動中。
北欧への関心が高く、2018年夏にスウェーデン一人旅を果たす。都内で話題のスポットや子供と楽しめるアートについても発信。