「ヘアドネーション」聞いたことはあるけれど、どんなもの?今回、実際に娘が「ヘアドネーション」を体験してみました。娘は髪の毛を切る代わりに、少しだけ得るものがあったみたいです。自宅でもできるので、髪が伸びてきた娘さんに体験させてみてはいかが?

index目次

「ヘアドネーション」とは

最近、芸能人が参加していることもあり、ちょくちょく耳にする「ヘアドネーション」(以下、ヘアドネ)。簡単にいうと、病気が原因で髪の毛を失った子どもたちに、無償でウィッグを贈る活動の一環として、髪の毛を寄付することを指します。

日本で初めて、そして唯一、ヘアドネを行っている団体が「NPO法人 Japan Hair Donation & Charity(通称JHDA&C:ジャーダック)」です。

questionどんな髪の毛でもいいの?

長さが31cm以上あれば、染めていてもパーマをかけていても、ブリーチしていてもくせ毛でもOK。もちろん、大人も子どもヘアドネをすることができます。引っ張ったらすぐに切れてしまうくらいの極端な傷みがなければ、大丈夫だそうです。

questionお金はもらえるの?かかる費用は?

寄付なので、ヘアドネをすると何かをもらえることはありません。ですが、子どもの髪の毛で参加すれば、子どもが「寄付」というものを体験、学習するいい機会になりますね。また、特別な費用も発生しません。(ただし、自宅でおこなう場合は郵送代のみかかります)

自宅でやると安く済む!

ヘアドネをしたい場合は、ヘアドネの活動に賛同する美容室で切ってもらう場合が多いようです。

ですが、そこが私にとっては壁になっていました。賛同する美容室は限られるので、アクセスの面もありますし、何より値段がかかるわけです。ママだって、美容室行くの我慢してるのに!(笑)そんな折、自宅でもできるという話を聞き、実際にやってみることに!

ヘアードネーションの流れ

大まかにまとめると、一連の流れはこんな具合です。

  1. 髪の毛を切る長さを決める
  2. 切ってもらうサロンを決める(または自宅でやる)
  3. 髪の毛をカット
  4. 発送する
  5. 受領証が届く

自宅でLet’s ヘアドネ

カットしてみよう

娘はヘアドネの最低ラインの31cmを寄付することにしました。

  1. まず、まとめやすい量に分けて、ゴムを留めます。留めている位置が32cmくらいです。
  2. 髪の毛を5つに分けました。

  3. ゴムの1cm上あたりからカット
  4. 断髪式として、最初だけ自分で切らせてみました。

  5. すべて切り終えたものがこちら
  6. この時点で娘は毛先がガタガタの髪になっているので、この後1000円カットに行って、整えてきました。

発送しよう

公式ホームページに記載されている住所に、「ドナーシート」「切手を貼った返信用封筒」「寄付する髪の毛」の3点をまとめて郵送します。

ドナーシート

ドナーシートは、上記と同様の情報が記載してあれば、手書きでも可能です。後日、返信用封筒に入った受領証が届くので、子どもの髪の毛を送った場合、封筒の宛名に子どもの名前を書いてあげると、とても喜びますよ!

なお、髪の毛が湿っていると、カビや雑菌が増殖してしまうこともあるようです。せっかくの髪の毛が無駄にならないように、完全に乾かしてから発送してくださいね。

娘の反応は?

産まれてからなんとなく伸ばしていた娘の髪の毛は、約7年半でいつの間にか腰の位置まで長くなっていました。そうなると、本人ももったいなくなるのか、なかなか切れず。切ろうと決心がついたのは、ヘアドネのおかげです。

病気で髪の毛を失った子どもたちの写真をスマホで見ながら、病気で苦しむ子どもたちが世の中にいること、病気で髪の毛がなくなったらどんな気持ちになるのか、を学ぶきっかけにもなりました。

それまでは、「寄付」なんて言葉すら知らない娘でしたが、人助けしたことでなんだかとても誇らしげでした。 友達に「髪切ったの?」と聞かれたら、「寄付したんだよ!」と話しているそうです。

髪の寄付だけが支援ではない

ちなみに、「髪の毛を伸ばせない」「髪の長さが足りない」という人も、「寄付金」という形でヘアドネの活動を支援することができます。詳しくはこちらを参照してください。

感想

病気で髪の毛を失う悲しみは、きっと私たちが想像する以上のものだと思いますが、ヘアドネに参加することで、どこかで誰かが笑顔の花を咲かせられるかもしれません。もっともっとヘアドネが身近なものになることを願っています。

次は自分の髪の毛でやってみたいです!

後日、このような手紙(受領証)が届き、娘はうれしそうにしていました。

この記事を書いたライター

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笹木眞江さん
プラチナライター

頑張らないがモットーの「ママ友いない系」ブロガー。子どもは小4(女)と小2(男)。ママ達の張りつめた気持ちをゆるめる和み系ブログ執筆中。

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