/ 2021.08.05

きれいな青いお茶「バタフライピーティー」。涼しげなその青をいかして、夏らしいデザートにしてみました。寒天を使ったものやお茶を凍らせた氷で作ったかき氷など簡単なものばかりなので、手に入ったらぜひお試しあれ!

index目次

バタフライピーって?

印象的な青いお茶


「バタフライピーティー」、ご存じですか? 私はその名前を聞いたとき「バタフライピー…バター?フライ?ピー(ナッツ)?なんだかまったりと脂っこそう…」と思いました(笑)。

でもよく考えてみると「バタフライ=蝶」「ピー=豆」そう、蝶のような愛らしい花を咲かせるマメ科の植物ということですね。青い美しい花を乾燥させたお茶が「バタフライピーティー」というわけです(言いにくいけど)。

カルディでも取り扱いがあるようですが(私が訪ねたときは入荷待ちでした)、ネット通販でも手に入ります。

お湯に花を少し入れてしばらく待つと…
きれいな青いお茶の出来上がりです!

この青い色はアントシアニンからきているそう。アントシアニンと言えば目に良く、抗酸化作用もあるといわれています。アントシアニンが豊富に含まれるバタフライピーティーは、ママ世代にピッタリのお茶とも言えるかもしれません。味は特になく、しいて言えば草っぽい味というところでしょうか。

色が変化するんです!

このバタフライピーティーの他の特徴。青い色はレモンなどの酸に反応するとこれまた美しい紫色に変化します。その様子はなんともフォトジェニックならぬ、ムービージェニック!

美しいブルーのバタフライピーティーで。夏のおやつ作り!


わが家の娘はどういうわけか青い食べ物が好きです。青い綿菓子、青いソーダ、青いかき氷…と、とにかく食べた後に舌が青くなる食べ物を好みます。

そのたびに合成着色料が気になるところでしたが、バタフライピーの事を知り、娘の好きな青い食べ物を安心して食べさせられるかもしれない!と思って作ったデザートをいくつか紹介します。作る過程、盛り付ける過程も楽しめるのでぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。

まるで流氷!?ブルー寒天のフルーツみつまめ風

材料 作りやすい量
A
粉寒天
4g
500cc
バタフライピーティー(花)
5~6個
砂糖
60g
B
粉寒天
4g
牛乳
300cc
200cc
砂糖
60g
フルーツミックス缶詰
1個
お好みでアイス
適量
作り方
所要時間15
STEP1
材料Aで、ブルー寒天を作ります。お鍋に水500ccを沸かし、火を止めてバタフライピーティー(花)を5~6個入れて数分待ち、お好みの濃さになったら花を引き上げる。粉寒天を加え良く混ぜ、火をつけ、沸騰したら弱火にして2分ほど加熱ししっかり煮溶かす
STEP2
寒天が完全に溶けたら、砂糖を加えて煮溶かす
STEP3
火を止めて容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ冷やし固める
STEP4
材料Bで、牛乳寒天を作ります。水200ccを入れた鍋に寒天をふり入れ、良くかき混ぜて火をつけ、沸騰したら弱火にして2分ほど加熱ししっかり煮溶かす
STEP5
寒天が完全に溶けたら、砂糖を加えて煮溶かす
STEP6
火を止めて人肌に温めた牛乳を加え混ぜ合わせる。容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ冷やし固める
STEP7
器に食べやすい大きさに切ったフルーツ、1.5cm角くらいに切った2種の寒天を盛り付け、お好みでフルーツ缶のシロップをかけてできあがり。さらにお好みでアイスをトッピングしても
※所要時間に冷やし固める時間は含みません

寒天アレンジ!その(1)富士山

牛乳寒天液を先に作り、容器の1/3くらいまで注ぎ入れる。牛乳寒天が固まったら、次にブルーの寒天を作り、牛乳寒の上に注ぎ入れる(寒天は室温で固まるので、牛乳寒が固まるまでにそれほど時間はかかりません)。

冷やし固めた富士山を器に出し(器と寒天の間に竹串などで空気を入れるようにすると簡単)、日の出をイメージしたさくらんぼを飾って完成(安定のため、絞り出した生クリームの上にさくらんぼをのせています)。

寒天アレンジ!その(2) あじさい

ブルーの寒天液を作ります。器に半量を注ぎ入れた後、お鍋に残った半量の寒天液にレモン汁を小さじ1ほど加え良く混ぜ、紫色にして別の容器に注ぎ入れます。

器の半分ほどに牛乳寒天液を流し込んで固めたものの上に、5mm角に切った青と紫の寒天を入れてできあがり。

角切りではなく、薄切りにしたものをセリアのデコ弁キットに入っていたアジサイの花型で抜いたものを散らしてみました(ベースはレアチーズケーキ)

寒天に飽きたら

寒天自体にはあまり味がないので子どもたちがちょっと飽きてきた…。そんなときは細かく切って、飲み物に加えても。

自家製梅シロップのソーダ割りに加えてみました

かき氷の“氷”の方をブルーにしてみた!

かき氷の製氷皿に濃いめに出したバタフライピーティーを入れて冷やし固めます。

富士山かき氷


本体がブルーの山型ときたらやはりコレ!しつこいようですが富士山です。ゆであずきを適量入れた器にブルーのかき氷を入れ、コンデンスミルクとさくらんぼをトッピングしてみました。

ゆめかわかき氷


こちらはシロップにひと工夫。酸に反応するということで、みぞれシロップにレモン汁を加えたり、梅シロップをかけて色が変わる不思議なかき氷のできあがり!「色が変わる瞬間を見逃すことなかれ」なデザートです。

今回のウツワ話

中学生くらいの頃にお店で一目ぼれしてお小遣いで買ったガラスの器。見た瞬間「おお!かき氷のための器か!?」と感動した覚えがあります。

ガラスのふちがほんのりミルキーブルーで器だけでも涼しげなところがお気に入り。一つ割ってしまい、一つしか残っていないので私の分のかき氷の時に大事に使っています(笑)。

暑さ本番!見た目も涼やかなブルーのデザートで涼しげなおやつタイムをお過ごしください!

この記事を書いたライター

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すなねっこさん
プラチナライター

高1男子、小6女子、小3男子のママ。家族みんなが食いしん坊!酵母でパンを焼いたり味噌を仕込んだり、趣味は「食のDIY」!

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