2018.09.27 / 2019.03.15
秋めいてきた今日この頃。2018夏ドラマもついに全て最終回を迎えました。ラストを飾ったのは「透明なゆりかご」と「サバイバル・ウェディング」。タイプが全く違うドラマだけど、どちらもママの涙腺を刺激しました。暑い夏の熱きレビューも今回で最終回!
index目次
透明なゆりかご
最終回も涙腺決壊の名セリフ。時は流れ、アオイは…
今回の話の中心になるのは、生まれた後長くは生きられないと分かっている赤ちゃん。医学の進歩で、生まれる前からいろいろ分かってしまう時代に入りましたよね…。
両親は、母子ともにつらい思いをするのならと最初は中絶も考えます。特にダンナさんは、まだ見ぬ子よりも妻の身体や心の方を心配している感じ。ママ(鈴木杏)は「この子に次はない」と、産む決心をします。
無事に生まれたとしても、すぐに心臓が止まってしまうかも知れない。治るか分からないが治療を受けさせるか?つらい決断をせまられます。
そして、何かに隔てられてお別れするよりは、と家族で過ごして最期を看取るという選択をすることに。どうするのがこの子にとって一番なのか?これが良いと思って決めたけど本当にこれでよかったのか?
赤ちゃんが亡くなったあともそう悩むママに、アオイ(清原果耶)は、
ママに抱っこしてもらうこと以外にしてほしいことなんてないと思います
と言います。そう、そうだよ!これでよかったの、とママの背中をなでたくなりました。涙腺決壊の名セリフでした。
時は流れ、アオイは正規の看護婦になって由比産婦人科に就職。アオイちゃんの成長ぶりに感動です。紗也子さん(水川あさみ)も無事出産をし職場に復帰してる模様。
いやー、本当に素敵なドラマでした。あと1つ、気になってるのが由比先生の過去です(笑)。
前回でてきた、女性医師の元奥様との間に何があったのか知りたかったなあ。仕事上の信頼関係はまた崩れていないみたいだし、婦長いわく「お似合いの夫婦だった」そうですよね。続編があれば、ぜひそのへんを掘り下げてもらいたいです。
(りちママ)
NHKさん、続編いかがでしょうか?
妊娠中、胎動を感じ始めると、一気に赤ちゃんの存在が大きく感じられますよね。それなのに、赤ちゃんに重い病気があるとわかったら…?
灯里(鈴木杏)さんは、生まれても長生きするのは難しいとわかっている赤ちゃんを手術せず由比産婦人科で看取ることを決めました。生まれて来たともやくんは本当に可愛い赤ちゃんで、心臓に病気があるなんて、一見してわからないくらいでした。
ともやくんが亡くなってから、灯里さんは、「これは自分の自己満足で、本当はともやは1日でも長く生きたいと思っていたかもしれない(手術するべきだったかもしれない)」と後悔します。
アオイは「人の気持ちはわからないから、考えて出た自分の答えを信じるしかない。私は母にぎゅっとしてもらえて嬉しかった」と答えました。
この二人のやりとりに、私も隣にいた夫ももう号泣。天国にいる灯里さんのお母さんが、灯里さんの代わりに、ともやくんをいっぱいぎゅっとしてくれますように。
最後に、アオイが、アオイが!とうとうナースキャップをかぶり、看護師になりました。良かったね、おめでとう、アオイちゃん!いつも相手の気持ちを一生懸命考えるアオイは、きっと良い看護師になれると思います。
今回でとうとう最終回…。由比先生や紗也子さん、アオイちゃんにもう会えなくなるのかと思うとすごく寂しいです。みんな大好きでした。たった45分間なのに、毎回質の良い映画を見ているような満足度でした。本当に良かったです。
今は小2の娘とも、もう少し大きくなったら将来一緒にまた見たいなあ。女性の体と心にはどういうことが起こるのか、このドラマなら丁寧に教えてくれる気がします。
それにしても、アオイ(清原果耶)と脚本の安達奈緒子さんのコンビ、すごく良かったと思うんですけど、今度は続編を是非見たい!!NHKさんいかがでしょう??
(岬さちこ)
サバイバル・ウェディング
最終回もハイ!待ってました。強烈キャラのボス
「ごめんなさい、私やっぱり(インドに)行けない」とついに王子に伝えるさやか。
自分は、行動力も解決力もなくて頼りにもならない、家族や友人とも離れたくない、不安な生活もしたくないし仕事もやめたくない。ないないな~い(笑) 自分のことばっかりだなっ。
王子のこともカッコよくて一流企業で働いてるから好きになっただと、いきなりめっちゃ正直に暴露!その上、どうして急に結婚するの?インドに1人で行くのがイヤだから?と詰め寄る…。男だったら一気に引くわー。
でも元カレ和也から「その彼、勇気あるなー。自分の人生もどうなるのかわかんないのに、さやかの人生も背負う覚悟決めるなんて」と言われハッとする。最終回も和也出番ありました(笑)。
さやかは幸せにしてもらうことばかり考えていたと気付き、別れの決断をする。起業の夢も認めてもらえず親子の縁を切ると言われ、さやかにも。。。切ないけど王子の涙しびれるーー。
挑戦者は、いかなる理由にも、ジャマされるべきじゃない!
ハイ!待ってました強烈キャラ、ボス登場!部下のためにクビ覚悟で柏木会長に食ってかかるボス、猛烈にカッコいいよ。
王子に「周りに何と言われても絶対曲げるんじゃねーぞ。失敗したって立つまでやればいいんだ。」と心強い一言。
さやかにも「おまえが(中略)男とか女とか、歳はいくつだとかそんなことは関係ない。サイゴは自分がこれからどうあるべきか、自分によく聞いて自分で決めろ。」とこれまでの戦略(教え)の総括のようなお言葉。
「大切なのはどんな選択をするかじゃない!自分が選択した人生を強く生きるかどうか、ただそれだけだ!」おぉーー!格言出ました!!一生懸命な姿に泣けるーー。
強くアツく背中を押された王子は自分の甘さに気付き、1人でインドに行く決心。基盤を作ってから迎えに来るとさやかに伝え、立ち去る。
あ~、それが無難よね、そんでさやかはrizで働きながら何年後かにインド行けばいいんじゃん?って思ったらドラマっぽく追いかけちゃうのね(笑)。
無職になったら私が養ってあげる
と王子を支えて2人で乗り越える選択を。仕事やめてインド行くのねーー!おめでとうー♪
個人的には尊敬しあう2人(ボスとさやか)がくっついた方がお似合いな気がしちゃいましたが、さやかにとっては父親的だったのかな…?
あれだけ一生懸命色々アドバイスしてくれる人なんかそういないし、あれは「愛」だと思ったんだけどなー。やっぱり父子な感じなのかしら?うーん。
最終回は、謝罪のために一休さんになったボスのビジュアルと、婚活コラムの王子様が自分だと聞かされたときの本気の「エー」顔に爆笑でした。インドでもサバイバルがんばってね~。
このドラマを通して、恋愛に限らず、マーケティング戦略を生かすことが成功を導くポイントだということ、色々なモノにとらわれず、あきらめなければ夢は叶うというメッセージを強く感じました!3カ月ありがとうございました。
(オマタアズサ)
編集長の怪しさと魅力が爆発。ツルツル頭が気になって…
最終回ですが、とにかく宇佐美編集長(伊勢谷友介)の怪しさと魅力が爆発です。ドタンバでまさか編集長と結婚とかないよね、と違う意味でドキドキしてしまいました。
さやか(波瑠)の結婚が決まったら
マジックを披露しようと思ってな!
とシルクハットにマント、サングラスでスタンバイしてた編集長。この格好が日本一似合うのこの人じゃなかろうか。その格好で繰り出す名言にはシビれる。
このままなし崩しに婚約破棄か?と思われたさやかと柏木王子の仲を、強力にサポートしてくれました。マジシャン姿で充分怪しかったのに、さらに頭を丸めてツルツル坊主になってしまった編集長。妖怪じみててすごさ倍増。
実は私、ドラマが始まる前は伊勢谷さんのイケメンぶりに期待してたんですが、そういう意味でのかっこよさはあまりなかったですね。
最後の結婚式でも、ツルツル頭が気になってさやかのウエディングドレスも柏木王子の麗しいタキシード姿もあまり目に入らないぐらい(笑)。そんな編集長のおかげでさやかが強く幸せになって、本当の意味でのハッピーエンド。おめでとう!
(りちママ)
2018年夏ドラマ、レビュー作品はこちら
タイトル | 放送時間 | テレビ局 |
---|---|---|
義母と娘のブルース | 火曜22時 | TBS系 |
透明なゆりかご | 金曜22時 | NHK |
サバイバル・ウェディング | 土曜22時 | 日テレ系 |
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