2018.09.20
ついに最終回の「義母と娘のブルース」。みゆきの進路と亜希子さんの仕事は…?店長との恋は?すべてがどのように収まるのか注目です。そして今週最終回を迎える「透明なゆりかご」と「サバイバル・ウェディング」。こちらもラストはどうなるの?
index目次
義母と娘のブルース
親の愛をしっかりと受け取ったみゆき
前回、店長(佐藤健)の告白の行方がとっても気になるところで終わっていましたが。戻ってきた店長が親指を立てていたので「Goodな結果」だったのか?と思いきや、その親指を下向きに…。あ~ダメだったか~。
「差し出された店長の手を見ても、良一さんを思い出してしまう」という亜希子(綾瀬はるか)。良一さん(竹野内豊)のこと大好きだったんだね。回想シーンの良一さんを見たら、私も切ない気持ちになっちゃった。
そして、もう一つ気になっていたみゆき(上白石萌歌)の受験!「受験番号は何番ですか?受験票は持ちましたか?」って親の立場での受験当日のソワソワ感、こちらまで伝わってきてTVの前で私もソワソワしていました。
数年後には私もそういう経験をすることになるんだろうなぁなんて思いつつ。みゆきが試験を受けているまさにそのとき、亜希子は笠原部長(浅野和之)に会っていました。
有名な経営コンサル会社からの引き抜きのお話で、とても良い話のようだったけど、勤務地は大阪。みゆきと離れることになってしまう、少し考えてお断りしようと頭を下げたそのとき、亜希子は倒れてしまいます。
試験が終わったみゆきの元に「宮本さんが…!」と息を切らした店長。パパのとき、ママのときのことを思い出してしまうみゆき。悪い想像が頭をよぎったけど、お医者さんが言うにはただの過労だそうで。
いやいや「ただの」っていうけど、睡眠負債だって大変なことよ!とにかく無事でよかったー。そして第一志望の明法大の合格発表日、みゆきは合格!
でもなぜか、大樹くん(井之脇海)にも亜希子にも「落ちた」と連絡するんですよね。第一志望だけじゃなく、他に受けた大学はどうやら自分から落ちに行ってるし。
なんでかな?と思っていたら、やっぱりというかなんというか、亜希子のことを気遣ってだったんですよね。
大学全落ち→ベーカリー麦田に就職→社会人だから一人暮らし→亜希子は気兼ねなく大阪に行ける
というシナリオをみゆきは思い浮かべていたらしい。短絡的といえば短絡的だけど、こんなに親の幸せを願う子っているかね?このぐらいの年の頃はみんな自分のことでせいいっぱいじゃないのかね。
亜希子の方も、飾らない言葉で自分の心の内を話します。幼い頃に事故で両親を亡くしたこと、親代わりに育ててくれた祖母も中学生のときには亡くなり施設で生活するようになったこと、一人で生きていけるよう勉学に励んだこと、高卒後光友に拾ってもらい仕事を頑張ったこと。
出世コースにも乗せてもらえて仕事はバリバリ頑張っていたけれど、心にぽっかり穴が空いていたこと、そんなときに良一さんから声をかけられたこと。
その話に乗って、みゆきと共に時間を過ごしたのは、自分のエゴだったと亜希子は言うんです。
あなたが笑えば自分まで笑ったような気になる、あなたが傷つけられると自分が傷つけられたかのような怒りを覚える
自分が欲しかったものを全部この子にあげたい
という思いは、みゆきの言う通り、親の愛だなーって。
自分で産んだわけじゃなくても、親としての愛がそこには詰まっていたと、私も思いました。良い親子だよ。(涙)
結局、亜希子は大阪へ、みゆきは明法大へ進学することに。しっかりしているようでどこか抜けている亜希子と、抜けているようで芯はしっかりしているみゆき。
義母と娘のブルースはこれからも続くぜ!って感じで明るく終わってよかったです。火曜日の夜に亜希子さんに会えなくなるのが寂しすぎるので、しばらくは綾瀬はるかを亜希子として見てしまいそうです。
(ぽりこ)
ありがとう!ぎぼむす。続編も期待してます!
とうとう、最終回。魅力的な仕事のスカウトを受け、紆余曲折を経て大阪に行くことを決めた亜希子さん。無事第1志望の大学に合格し、東京で1人暮らしをするとになったみゆきちゃん。これからは、2人は別々の場所で頑張ることになりました。
それを受けての、亜希子さんと友人・晴美さんとの会話がしみます!(晴美さんの娘・あんなちゃんもまた北海道に旅立ち、親子別々の暮らしを迎えるそうです。)
「お互いお母さん業はこれで卒業だね。お弁当作ったり、洗濯したり、掃除しなさいって怒鳴ったり、起きなさいって布団ひっぺがしたり。そういうことはなくなるんだなーってさ。」
親はずっと親だけどさ、形は変わってくよね。
“ああ、いつかは私も、今の日々を卒業する日が来るんだ”と胸に刺さりました。日々に追われている、育児と家事と仕事に追われるこの日々から卒業する日が、いつか来るんだなと。
子ども達と一緒に寝られる幸せな時間なんて、もっと早く、じきに終わりを迎えるんですよね。大切にしたいなって思いました。
そして、もう1つ今回刺さったのがみゆきちゃんの言葉。
「お母さん、自分が今どこにいるか分かってないじゃん!人生なんて、いつ終わるか分かんないじゃん!
年もとるし、いつかは死ぬときが来るんだよ。これから時間はどんどん短くなるんだよ。やりたいことやって欲しいって思うじゃん!」
35歳、私は今、人生のどの辺りに立っているんだろう。これからどんなことが待ち受けているんだろう。やりたいことと、もっともっと真摯に向き合っていきたいと思いました。
そして、両親は60代。年を取ったなと感じることもあるし、いつかは死ぬときが来るんですよね。2人にも、もっとやりたいことをやらせてあげたいなと感じました。
みゆきちゃんが亜希子さんに伝えたように、私も両親に率直に感謝や自分の想いを伝えていきたいし、もっともっと両親と話をしようと思いました。
シリアスな内容をコメディタッチで描き、楽しみながらも色々学び考えさせてくれた「義母と娘のブルース」。ありがとう!続編も期待してます!
(松田あき)
透明なゆりかご
これまでで見るのが1番辛かった…。
今回は重い重い内容で、最後まで目をそらさずにいられるか心配なぐらいだったのですが、何事も一生懸命なアオイ(清原果耶)の姿に助けられてきちんと見ることができました。
アオイが図書館で時々言葉を交わす小さなお友だち、まだたった10歳の亜美ちゃん(根本真陽)が性的暴行を受けたらしいと由比産婦人科に連れてこられます。亜美ちゃんは心を完全に閉ざし、声を全く出さず水も飲めない状態に。
ベテランの看護師さんたちもケアに苦慮しますが、アオイには「あなたは(それだけのスキルがまだないから)対応しないで」としっかりくぎをさします。
どうしたらいいのか、想像を絶する世界だと最初は思ったけれど例えば自分の子どもがいじめや部活での体罰などで傷ついて心を閉ざした状態になってしまったら?その子が頼れるのが自分だけだったとしたら?自分とは無縁の事件とは言えないですよね。
アオイが止められていたのにも関わらず「どんな気持ちか聞かせて」と言ったことが糸口になり、亜美ちゃんは少しずつ気持ちを出すことができました。
誰に何をされたのかとか起こった事実を聞いても絶対にダメだったでしょう。アオイの“あなたの気持ちを分かりたい”というメッセージが強く表れていました。
事実よりもまず気持ち。
これからも自分の胸にずっと置いて覚えておきたいと思います。
(りちママ)
来週はもう最終回(涙)アオイの成長に感動
今までで一番、見るのが辛かったかも…。最初から最後まで緊迫感のあるシーンの連続で、固唾(かたず)を吞む心境でした。
アオイ(清原果耶)は図書館で亜美ちゃん(根本真陽)と友だちになります。が、ある日由比産婦人科に「性被害に遭った」と連れてこられたのが亜美ちゃんでした。
「亜美はずっと嫌だった」けれど、犯人が誰か言わなかった(言えなかった)理由は、大好きなお母さんの笑顔を失いたくなかったから。小さな女の子のいじらしい優しさを利用した犯人に強い憤りを覚えました。
最終的に、亜美ちゃんが犯人を言えたのはアオイの言葉が亜美ちゃんに届いたから。
アオイはずっと「私は人の気持ちがわからない」と悩んでいたけれど、だからこそアオイは人の気持ちを理解しようとしますよね。今までのお話で、その姿勢がたくさんの人を救ってきたと思います。
私を含め大人は、紗也子さん(水川あさみ)の言うように「何をいうのが正解か」考えてしまいますが…。
悩んで辛い状況にいるとき、自分の気持ちを打ち明けたいのは
理解しようとしてくれる人
ですよね。結果的にアオイの言葉が事態を進展させたのでした。率直に、アオイのその姿勢はすごいなと毎回思います。
それにしても、次回はもう最終回。毎回、見ごたえのあるお話でしたがとうとう終わってしまうとは。最終回のタイトルは「7日間の命」です。どんなお話なのでしょう。
(岬さちこ)
サバイバル・ウェディング
あれ?まだ最終回じゃなかった(笑)
プロボーズチューからの夢心地な中、聞かされる衝撃事実オンパレード。しかも、さやかのコトを姉ご肌でどこでも生きていけるなたくましい女性だと思っててさやかの良い部分しか見ていない感じ。
「笑って過ごすこと以上に大切なことってない」いやまぁそうなんだけどね。結局さやかも王子のイケメンで優しいトコしか見えてないからお互いさまかしら?(笑)
もう少しお互いの弱いダークな部分を知った上で信頼できるか、まるっとその人を受け入れられるかジャッジして結婚、そのうえで転勤でインドならアリかもだけど。
あまりにもお互いを知らなさ過ぎて、お互いを思う気持ちがまだ軽そう~。
親友・多香子(高橋メアリージュン)の言う通り「彼のことスキなんでしょ?だったらインドでもどこでも行って彼のこと支えてあげればいいじゃん。インドに行けないなら、日本にいてもダメだと思う。」確かに!
っていうかさやかが王子に良いトコ見せようとし過ぎて本音で接してないからダメなんだろうな。そして他にも踏み切れないワケがあるね。
実はボスがさやかの仕事を高く評価してくれてrizに引き抜いてくれたことを知ってもっと編集長と仕事がしたい、とあらためてボスの存在の大きさに気付く。前の上司に言われた
本当に良い上司は、部下のことを良く見てる。そういう上司は大切にした方がいいぞ。
という言葉も刺さっちゃったよね。やっぱりボスなの?仕事なの?う~ん、でもボスのコトを上司としてスキなのか、男としてスキなのかどうなんでしょうね。(ボスの方は好きそうだけど)
そして次回が本当に最終回。予告のボスを見ただけでも何だかジーーーンとしちゃいました。見逃せませんよ!
(オマタアズサ)
王子・吉沢亮とインドへ?編集長(伊勢谷友介)と恋愛の線もアリ?
前回よくわからなかったんだけど、柏木王子(吉沢亮)の「インドについてきてほしい」って転勤だよね?と思ったら違う!
「今の会社を辞めて、インドで開業したい。行先はインドの都会バンガロールではなく、チェンナイ(田舎)」。おいおい、今初めて聞いたよ~!状態のさやか(波瑠)。
プロポーズと退職とインドの田舎で開業したいって、そんな大事な話をいっぺんにしてはいけませんと柏木王子に申し上げたいところです。
チェンナイと開業がひっかかって、二つ返事でOKしたはずの結婚に気持ちが揺れだしたさやか。分かる、分かるけど柏木王子を幸せにしてあげたいっていう気持ちはなかったのかい?
柏木王子もいかんよ。前々から温めてきた自分の夢に、強くてバイタリティのあるさやかについてきてもらえたらそりゃ自分は幸せでしょうが、さやかの幸せについて考えてます?
まさか、自分と一緒にいられる相手は絶対に幸せなはずと思い込んでませんか?いやー、それでは王子といえどもフラれてしまうかも。
って、今回の最後でさやかは早くもゴメンナサイと口にしてますね。さすがに柏木王子をフってしまうのはもったいないと思うけど、どう転ぶんでしょうか。
宇佐美編集長(伊勢谷友介)と生きていくのか?まだ元カレ和也(風間俊介)の線も消えてない感じ。楽しみですね~!
(りちママ)
2018年夏ドラマ、レビュー作品はこちら
タイトル | 放送時間 | テレビ局 |
---|---|---|
義母と娘のブルース | 火曜22時 | TBS系 |
透明なゆりかご | 金曜22時 | NHK |
サバイバル・ウェディング | 土曜22時 | 日テレ系 |
こちらのママたちがレビュー中!
毎週木曜に感想をレポートお届け!夏ドラマももうわずか……。

次回は9/27(木)に更新!