“ごっこ遊び”も複雑な場面を思い浮かべつつ、それに相応しい身ぶりやセリフを考えられるようになる5歳児。現実と異世界を行き来するような物語も、不安にならずに楽しめます。心も体もグンと成長するこの時期。視野を広げ、未来を夢見るようなお話を。

教えてくれたのは

東條知美さん

絵本コーディネーター・学校司書・ライター・イベンター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」-Blog「僕らの絵本

こんにちは おてがみです

中川李枝子など 文 山脇百合子など 絵
(福音館書店、2006年)

ぐりとぐら、ばばばあちゃん、だるまちゃん…あの名作絵本の登場人物から手紙が届いた!?封筒から便箋を取り出すときのワクワク感がたまりません。

これはのみのぴこ

谷川俊太郎 作 和田誠 絵
(サンリード、1979年)

言葉って面白いと思える「積み上げ言葉」の絵本。「これはのみのぴこ。これはのみのぴこのすんでいるねこのごえもん」と、つながっていく世界を味わって。

めっきらもっきらどおんどん

長谷川摂子 作 ふりやなな 画
(福音館書店、1985年こどものとも発行)

不思議な世界に迷い込んだ主人公のかんた。昔話によくある「行きて帰りし物語」です。妖怪とはしゃぎ、甘いお菓子を食べて、でも帰りたいのはやっぱり、お母さんのいる家。

はじめてのオーケストラ

はたこうしろう 絵 佐渡裕 原作
(小学館、2016年)

歌うこと、演奏する事が大好きな子へ。初めて出かけるコンサートの緊張と感動体験を一緒に楽しみましょう。世界的指揮者である佐渡裕が手がけた絵本。

すっぽんぽんのすけ

もとしたいづみ 作 荒井良二 絵
(鈴木出版、1999年)

風呂上がり、パンツもはかずに外へ飛び出す「すっぽんぽんのすけ」。見事に悪者を退治して帰ってきます。絵本は心の栄養、心を解き放つ場でもあるのです!

5歳児と言っても、カラダの大きさや言葉の発達はさまざま。ほかの子と比べることなく、赤ちゃんだったころ、2歳、3歳と比べれば、たくさんのことができるようになっているはず。

いつの間にか、絵本が読めるようになっていたり、家族の誕生日を覚えていたり、スキップができるようになっていたり、折り紙で手裏剣が作れたり、日常の達成感も増えてきます。

一方で、感情のコントロールがうまくいかず「あれ、うちの子反抗期?」と思う瞬間もあるかもしれません。園では年長さん。お兄ちゃん、お姉ちゃんとして頑張っている訳ですから、子どもながらに疲れることも。

休みの日は、笑顔になれる絵本を開いて、大きな声で笑ってお互いにストレス解消!甘えられる場所、リラックスできる時間を大切に。