家事に子育て、仕事…目が回るほど忙しい毎日も、労いや気遣いの一言で報われたり、ちょっとした気分転換でまた頑張ろうという気持ちになれたりするものですよね。身近なプチ贅沢で気分転換、いつもより少しゴージャスなご褒美パンはいかがでしょうか?

File 2. 東銀座「BOULANGERIE L’ecrin」

夏休み真っ只中、昼間の移動には日傘や帽子が欠かせない時期になりました。

大好きなパンを買いに行くにも、できるだけ刺すような日差しの下は歩かずに済むところを探してしまいます。

メトロの駅の階段を上がったら、すぐそこにある「BOULANGERIE L’ecrin(ブーランジェリーレカン)」はまず移動面でおすすめできるパン屋さんです。

ビルの1階、レストランと同居しています

銀座4丁目交差点、歌舞伎座にも近いロケーションですが、落ち着いた雰囲気の「BOULANGERIE L’ecrin」。行きやすさ以外にもおすすめしたいポイントはこの3点です。

  1. 基本の食事パンがやっぱり美味しい
  2. 食事パンだけじゃない!コンパクトだけれど多種を展開
  3. レストランでお試し、気に入ったらお土産に!?

「L’ecrin」グループの“パンの台所”

ミキモトビルに新装開店となった本店、「銀座レカン」をはじめ 、同居する「ロテスリーレカン」、上野の「ブラッスリーレカン」といったグループのレストランで提供しているパンを一手に焼き上げるのが「BOULANGERIE L’ecrin」。

販売スペースはロテスリーレカンの入り口左手、料理に寄り添うように、レストランの入り口を彩ります。

よく目に付く壁に陳列されるフランスパンや、食パンは、看板商品であり人気商品。レストランのパン屋さんだけにシンプルなパンは間違いがありません。

バゲットは2種類、食パンは国産小麦のみを使用したものも

腰高の陳列台には定番から提案まで

壁から目を落とすと、平台には少数ずつ多種が並べられています。クロワッサンやベニエ(フランスのドーナツ)など、馴染みのある商品はもちろん、コーンパンやレモンのチャバタといった一捻りされたものもあり、どれもこれも気になってしまいます。

パンだけでなく、マカロンやパウンドケーキなどの洋菓子も美味。バレンタインやホワイトデーにはイベント商品も登場します。

クリスマスのシュトーレンも私のお気に入り♪

家でも食べたいパン、家族に食べさせたいパン

「BOULANGERIE L’ecrin」には、レストランで食事を終えた人がよく立ち寄ります。

楽しかった食事の思い出として、家族に食べさせたくて、今度は主役として味わいたくて。理由は様々ながら、誰もがパンと食事のマリアージュに魅せられて購入しているように見えます。

美しい盛付けの前菜、レストランはいつも賑わっています


シンプルなパンは、自在に加工できるので自分好みに仕立てられます。夏休みの子どもと、サンドイッチ作りで美味しく楽しい時間を共有すれば、またひとつ思い出が増えそうです。

店名 BOULANGERIE L’ecrin(ブーランジェリーレカン)
所在地 東京都中央区銀座5-1-1 1階
電話番号 03-5565-0780
営業時間 10:30~21:00
定休日 月曜日

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福地寧子さん パンコーディネーター

1日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀。そんな小麦まみれの生活の中で見つけたキラリと光るパン屋さんをご紹介します。

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