2019.10.01 / 2019.10.03
初秋の風が心地よい季節。でも日中はまだ暑さが残り、なかなか秋服にシフトにできなくて…とコーディネートに悩んでいる人も多いのでは? そんなときに便利なのが、実はロゴT入りシャツ。その着こなしのコツをファッションアドバイザーの筆者がお伝えします。
おしゃれの“ハズし”アイテム!大人のロゴT選びのポイントは?
ロゴTってラフだし、子供っぽくなりそうと敬遠している人もいるかもしれません。あるいは、おしゃれというより、ただラクだから着ているという人も。
でもちょっとしたコツさえ押さえれば、秋冬のシックな色合いのコーディネートにほど良い抜け感をプラスしてくれる便利アイテムなんです。
ポイントは、シンプルな白地に、黒いロゴが入ったデザインを選ぶこと。
カラフルなTシャツはPOPな印象になりがちですが、色味を抑えれば大人が着ても違和感ナシ。辛口でエッジの効いたコーディネートだってできちゃいます。
また文字のサイズは大きいほどカジュアル度がアップするので、小さめを選びましょう。上の写真くらいまでを目安にしてください。
できれば言葉の意味も気にしたいところ。あまりに過激な内容やシュールすぎるものは避けるのが無難でしょう。ネイティブの人に苦笑されるのは恥ずかしいですよね。
あとはパッと見、全体的にどことなくきれいめで落ち着いた雰囲気があればOKです。
気温差にも対応!ロゴT+ニットカーデの肩掛け
いちばん簡単な秋のロゴTコーデは、ニットカーディガンの肩掛け。ロゴの文字が全部見えるようで見えない仕上げがポイントです。
真夏なら足元はサンダルを合わせるところですが、秋はフラットなバレエシューズにチェンジ。ニットカーデを肩に掛ければ、フェミニンなロゴTスタイルの完成です。トレンドカラーのブラウンなら、今年らしさも出せます。
こなれ感アリ!ライダース×プリーツスカートの甘辛MIX
もう少し気温が下がってきたら、ライダースジャケットを合わせるのもおすすめ。
これだけだと少々ハードなので、ボトムスにはプリーツスカートのような女性らしいアイテムを選びます。足元を白スニーカーで軽やかにまとめれば、こなれ感のある甘辛MIXスタイルの完成です。
きちんと感トレンチコート×おじ靴
あまりやらない組み合わせですが、ロゴTの上にそのままコートを羽織ってしまうのもアリ。重めのトーンが多い秋冬アイテムに、明るさをプラスしてくれます。
トレンチコートなら、足元はおじ靴できちんと感を出すと良いバランスに。
ロゴTでカジュアルダウン!紺ブレ×パンプスのきちんとコーデ
きちんと感のあるトラッドな紺のブレザー。そのままだと普段使いしにくいですが、インナーをロゴTにすれば、コンサバすぎず、きれいめなコーディネートが完成します。
きちんとした印象は出したいけれど、決めすぎはちょっと…というシーンにもってこいのスタイリングです。写真ではヒール靴を合わせていますが、スニーカーでさらにカジュアルダウンしてもOK。
今年の衣替えでは、Tシャツをしまいこむ前に、秋冬でも着られるデザインがないかチェックしてみてくださいね。1年中、活躍するスタメンに格上げできれば、手持ちの服の枚数は同じでも、コーディネートの幅が広がります。
(ファッションアドバイザー/里村素子)