/ 2020.01.06

女性の30代といえば、キャリアアップや結婚・出産などで大きな変化が出てくる頃。いままでの生活環境が180度変わる人も少なくありません。仕事に家庭に、全力で駆け抜けた30代だからこそ、「あのときアレをやっておけば良かった~!」と後悔することも。

そこで今回は、いま30代以上の先輩女子が、20~40代を振り返って後悔していることをリサーチ! その結果を世代別に分けて全3回でお届けします。

お金持ちや成功者が語る本とは違う、ごくフツーの人生で、リアルにやるべきこと&やっちゃダメなことが見えてきます。

第2弾は、30代のときに後悔したことランキング!

※アンケート実施期間:2018年11月1日~11月30日、有効回答数:343

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出典:リビングWeb

若さと老いの狭間に揺れる30代…“やって”後悔したことランキング

「20代に“やって”後悔したこと」ランキング(複数回答・記述式)では、「結婚」「ムダづかい」「遊びすぎた」などが上位にきましたが、30代になると一変。「不摂生な生活」「育児」「退職・転職」など新しいワードが並びました。

■5位:不摂生な生活

30代は、忙しさにかまけて健康管理がきちんとできていなかったという人が多数。

平日は忙しすぎて毎晩コンビニ弁当。休日はストレス発散で暴飲暴食。そしてアラフィフのいま、完全に体にガタがきている…。(ゴパン、48歳)

健康診断を受けていなかった。(そっ君、56歳)

食べすぎてかなり太った。(けやかけ、51歳)

若い頃の不摂生はのちのち身体に響いてくるんですよね…。30代からの健康管理、大事です!

■4位:将来のことを考えずに浪費

20代のときと比べて収入も増える30代。少し余裕が出たことにより散財してしまい、結果的に貯金ゼロというケースも。

独り暮らしをしたので、お金がなくなった。結婚するにも貯金ゼロだったので親頼みだった。(n、46歳)

飲み代に高額使っていた。(ケイコリー、43歳)

若いときは後先考えず、楽しいことに惜しみなくお金を使ってしまいがち。先輩たちの「もっと貯金をしておけば良かった!」(ゆ~りん、57歳)という声、身につまされます…。

■3位:退職・転職をして失敗

いまは結婚後に退職せず働き続ける女性も増えていますが、ひと昔前は寿退職が当たり前。多くの先輩たちが結婚退職を経験し、結果的に後悔している人が目立ちました。

結婚、退職。子供がいるとほぼ転職、再就職不可能だとわかった。辞めなきゃよかったと後悔。(にゃんこ大先生、44歳)

仕事を辞めて後悔。育休含めて、制度を利用しながらでも続けておけばよかったかも。(じゅじゅ、45歳)

また、転職もキャリアアップになるとはかぎらず…。

引っ越したので転職は仕方なかったけど、どんどん希望とかけ離れていってる。条件も悪くなるばかり。(ゆさりれけ、42歳)

30代の退職・転職は10年後、20年後のことを考えて熟慮に熟慮を重ねる必要がありそうです。

■2位:子育てでの心残り

20代では上位に入らなかった「子育て」に関する後悔が上位にランクイン。教科書どおりにはいかないのが育児の難しいところですね。

当時は子育てがいつまでも続くと思い、苦行に感じた。もっと違うやさしさで接したかった。(チャン、45歳)

30代でやっと子供が誕生したため、宝物のように扱い、過保護と溺愛の育児だった。もう少し厳しく子育てをすべきだったと後悔している。(Michelle、61歳)

その時は余裕がなく、必死になってしまう子育て。子供が手を離れたいまだからこそ、ああすればよかった、こうすればよかったと思い起こされるのでしょう。

■1位:焦って結婚

20代同様、30代でも「結婚」がトップに! しかし20代では「もっと遊んでおけばよかった」というニュアンスなのに対し、30代では「まわりがどんどん結婚していくから、焦って決めてしまった」という相違点が。

結婚して後悔。友人や兄弟が全員20代で結婚し、1人取り残されて正直焦っていた。(kumiho、58歳)

出会ってすぐの結婚。誰と結婚しても同じくらいにしか考えておらず、プラッと結婚してしまった。親戚やお金のことなどいろいろ考えればよかった。(ソンディー、49歳)

人生のパートナーは、じっくり時間をかけて選びたいもの。それでもうまくいくとはかぎりませんが、年齢を理由に妥協するのは避けたほうがいいかもしれません。

先立つものはお金!? 30代に“やらずに”後悔したこと

一方、「30代に“やらずに”後悔したこと」(複数回答・記述式)という質問では、以下のような結果に。

■5位:親孝行すればよかった

まだまだ若い30代。親も元気で、この世からいなくなるなんて想像もしないかもしれません。また日々、自分のことに追われ、親孝行なんて考える余裕もないという現実も。

もっと家族でいろんなところに行くべきだった。もっと父親孝行しておけばよかった。(みんみんぜみ、54歳)

母ともっと旅行をしておけばよかった。(まーちゃん、52歳)

まさに、孝行したいときに親はなし。とくに旅行などは、親が老いてから気づいても、もう体力がなく難しいということに…。後悔しないよう、元気なうちから意識したいですね。

■4位:資格を取得しておけばよかった

就職に有利といわれる資格。

勉強をする機会も余裕もたくさんあったのに、ただダラダラと時間を無駄にして何の勉強もせず、資格取得に挑戦もしなかった。(気ままな猫、57歳)

頭の片隅に「資格を取りたい」という思いがあっても、必要に迫られないとなかなか行動には移せないものです。

■3位:本気で婚活をすればよかった

30代はまわりの友人たちが次々と家庭を築いていき、おのずと結婚願望が高まる世代。それゆえ、もっと婚活を頑張って早く結婚すればよかったという声も多く寄せられました。

婚活をもっと早めに本気ですればよかった。(しゅんたろー、40歳)

仕事だけじゃなくてちゃんと婚活もしておけばよかった。(まゆたん、40歳)

「ガツガツするのは恥ずかしい」という気持ちや、周囲の目がブレーキになりやすい日本人。しかし、誰も自分の人生の責任をとってはくれません。後悔だけはしないようにしたいですね。

■2位:もっと子育てに専念すればよかった

前述の“やって”後悔したことランキング2位の「子育て」が、“やらずに”後悔したことでも同じく2位に。

子供たちと一番触れ合える時期に仕事が忙しく、密に関わってあげられなかった。(なっちぇるん、53歳)

子供にもっとたくさんの愛情をかけてあげたかった。(麿呂、54歳)

子供の性格や適性など、将来のビジョンを考えて育てるべきだった。(さすらい人、68歳)

母親にとって子育ては永遠のテーマ。時間や愛情をかけすぎても、かけなすぎても、納得できることはないのかもしれません。

■1位:もっと貯蓄をしておくべきだった

お金はいくらあっても困らないもの。家の購入や子供の教育など、人生には想像以上にお金がかかります。でも30代の頃は見通しが甘くなりがちです。

もっと貯金する努力をしておけばよかった。子供たちが小学生の間は、お金を貯める絶好のチャンスだったと思う。(Nyavan、47歳)

ライフプランを細かく立て、貯金をもっとたくさんしておけばよかった。(ネコバス、40歳)

30代からしっかり貯金をしていれば、将来も安心。やみくもに節約するのではなく、お金の勉強をしたり、プロに相談してみるのも1つの手です。

実体験にもとづく先輩からのアドバイス!30代のいまだからこそ、やってほしいこと

先輩女子が「30代のときに後悔したこと」で特徴的だったのは、「子育て」に関するコメントが多かったこと。これが20代の後悔とは大きく異なるところです。晩婚化が進み、30代での第1子出産・子育てが増えてきているのでしょう。

また、結婚・出産を機に退職するのが当たり前だった時代から、共働きが当たり前の時代に。その過渡期を生きた人生の先輩たちのなかには、「あのとき退職しなければよかった」と後悔している人も少なくないようです。

そしてなんといっても多かったのが「貯蓄」についての後悔。年金がアテにならないいま、30代からきちんと貯金をしておけば…という先輩たちの切実な声が多数集まりました。

最後に、幾多もの困難を乗り越えてきた先輩女子から、いまの30代女子へ贈る言葉を紹介します。

まだ「もう歳だから」なんて考えなくて大丈夫。焦らないで。(カルチャークラブ、50歳)

人生の優先事項を整理して順位付けすること。優先順位が10年後には変わることも想定して行動すること。(にゃんこ大先生、44歳)

子育ては今だけ。楽しんで!(チャン、45歳)

40代に突入したら、今よりももっと疲れやすく体力が落ちます。今のうちから日々の運動を習慣にし、睡眠をしっかりとってください。(ゆっちん、42歳)

あっという間にミドルエイジになってしまうので、したいことは思いっきりチャレンジしてほしい。(なっちぇるん、53歳)

遊びと貯蓄が同時進行できる一番の年代だと思います。どちらも疎かにならないように楽しんでほしいです。(後悔役立たず、49歳)

仕事は続けたほうがいい。子育ても仕事もやろうと思えば両立できる。(tamasuke、50歳)

親が元気なうちに親孝行を。(atsuko、48歳)

仕事でもプライベートでも多忙を極める30代。忙しいなかでも将来を見据えてしっかり人生設計を行えば、明るい未来が待っているに違いありません。

(ライター/カネコミツエ)