/ 2020.02.07

年少の夏休み明けごろから、娘の通っている幼稚園では、同じクラスの仲の良い子同士でのお手紙交換が始まりました。

時を同じくして、娘から、絵本が読めるようになっている友達がいるということを聞くように。

それがきっかけで、私もそろそろ娘が「ひらがな」を覚えられるようにしてみようと考えはじめました。

友達の影響で「ひらがな」に興味が出てきた!?

娘が年少の9月中旬ごろ、仲の良い友達の影響で、娘本人もひらがなに興味が出てきました。

よく「何て書いてあるの?」と聞かれるようなってきたこともあり、「ひらがなを教えるタイミングは今だ!」と準備をスタートしました。

まず用意したのは、50音表です。

お風呂に貼るタイプを用意して、毎日のお風呂タイムで一緒に読む練習を始めました。

最初は「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」と、上から順番に指を指しながら読む練習から始めました。

途中でつまづいたり、飛ばしたりすることがありましたが、最初だからと思い、注意はせず、ゆるい感じで読ませていました。

1か月で飽きた様子の娘にモヤモヤ…

ところが、娘はやる気満々とはほど遠く、「ちょっと興味がある」という程度のモチベーション。

私の覚えさせようとする熱量とのギャップもあり、1か月も経たないうちに娘は「ひらがな」を読もうとするそぶりを見せなくなり、少し飽きた様子になってきました。

私が「これは?」と聞いても、聞こえてないふりをして返事もしないようになっていたので、「今無理に進めては、もっと嫌いになってしまうな」と感じました。

初めてやることだから、すぐには覚えられないのが当たり前だとわかっているのに、私は、「なぜ娘は何度教えても覚えてくれないのか」と、とてもモヤモヤした気持ちになっていたから、娘はプレッシャーを感じてしまったのかもしれません。

娘の仲のよい友達には、すでにひらがなを読めて書ける子もいると聞いていたので、私は焦る気持ちもあったのだと思います。

時には、一生懸命にやっている娘に対して、「さっきもやったやつだよ」、「昨日は読めていたじゃん」と言ってしまい…。今思うとかわいそうななことをしていました。

ママの気持ちを一度落ち着かせたら、状況が変わった!

ひらがなの読みの練習は年少の9月中旬頃から始めたものの、1か月も続かない状況に私の気持ちばかりが焦ってしまって、娘との温度差は広がるばかり。とうとう娘は、ひらがなに興味を示さなくなってしまいました。

そんな状況になってしまい、私もさすがに「焦って教えても仕方ない」と思うように。そこで、しばらくは娘の様子を見ながら、またタイミングがきたら再開しようと一時休戦にしました。

出典:あんふぁんWeb

すると、2週間弱くらい経ったころ、娘から「これは何て書いてあるの?」とまた聞いてくることが増えました。

しかも、注意して見ていると、最初に読む練習をしていた文字は、いつの間にか読めるようになっていたのです!

音の出るひらがな絵本が大ハマり!

もしかしたら、「やる気が出てきたのかも」と思った私は、ママ友に娘の状況を相談。すると、「音の出るひらがな絵本が効果的だよ」とのこと。

早速購入してみたら、見事に娘が食いついてくれました。自分のわかる文字を押して言葉を作って遊んでみたり、わからないところも何度も押して、自ら覚えるようになりました。

そこからは、ビックリするほどの吸収力で、読めなかったひらがなも、どんどん読めるようになっていきました。

お風呂に貼ってある50音表も、進んで自分から読むようになって、ひとりでスラスラと言えるように。また、難しくて読めないところは、進んで私に聞いてきて、覚えようという姿勢が見えるようになったのです。

最初に覚え始めたころは、「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」を呪文のように唱えるだけで、指と言っている文字がずれていたのですが、音の出る絵本を導入してからは、きちんと指を指している文字と合うようになりました。

年少の9月中旬から取り組み始めて、途中中断しましたが、わずか3か月ほどで「ひらがな」の読みをマスターしました。

これが早いのか遅いのかはわかりませんが、子どもがやる気になったときの吸収力にびっくりしました。

読めるようになったら次のステップへ

出典:あんふぁんWeb

ひらがなが読めるようになると、得意気にいろいろなところに書いてある文字を読むようになり、それをまわりの大人たちがものすごく褒める…この好循環のおかげで、娘はますます字を読むことに意欲的になっていきました。

今は「カタカナ」を読む練習を少しずつ始めています。

そして、今、娘が楽しいのは友達にお手紙を書くことです。「ひらがな」が読めるようになるのと同時に、書きたい意欲も強くなって、書き方を聞いてくるようになりました。

ノートに見本を書いて教えたり、100円ショップに売っているドリルを買って練習したり…。書く練習は、読む練習と一緒に進めたので、スムーズに感じます。

もちろん、まだ完璧には覚えておらず、書くのが難しい文字もあります。そんな時は音の出る絵本を見本に書くように教えています。そうすることで、自分から学ぶというサイクルが身につくかなと考えているからです。

というとかっこよく聞こえますが、4歳の娘の下には、もうすぐ2歳になる次女、間もなく産まれてくる三女がいるので、私の負担を少しでも減らしながら、学習に対して積極的な子になってほしいという私の策略です(笑)。

子どもの吸収力は「本人のタイミングが大切」を実感

今回のできごとを通して、子どもの吸収力は、本人の興味が出てきたタイミングと合わせることが大事だと実感しました。親が無理に教えようとしても難しいんですね。

また、時には焦らずに一時休戦し、本人のやる気が起こるのを待つのもポイント。これからは、子ども達の興味を引き出しやすい環境を整えて準備をすることに力を入れていきたいと思います。

<文・写真:ライター yuikitiiii>