/ 2020.04.23

ワーママの転職は、悩みがつきもの。ぎゅってWebでは、ワーママの転職事例を紹介していきます。

転職ママ

  • 年齢:35歳
  • 子ども:4歳、6歳
  • 転職時期:2019年3月
  • 前職:治験コーディネーター
  • 現職:製薬会社
  • 活動期間:2週間

両立に限界を感じ、制度が整った会社に転職

新卒で製薬会社に入社し、MRとして勤務していたあゆみさん(仮名)。医師の都合に合わせて訪問したり、急な残業など、出産後は子育てとの両立に限界を感じていました。

転職を考えていたとき、同じ職種の友人から紹介の話が。同じように子育てと仕事を両立していたので、安心して入社。治験コーディネーターとして活躍することに。

フレックス制など制度は充実していたものの、配属先の同僚は、全員独身。「定時で帰る」という雰囲気がなく、肩身の狭い思いをすることもしばしば。

「実は、友人は関東地方勤務、私は関西で、同じ会社でも職場によってまったく状況が違いました。友人も紹介した手前、人事部にかけあうなど、動いてはくれたんですが…」

「お迎えが間に合わず、母や夫にお願いしたり、土曜日も預けて出社することも。家族全員がくたくたになってしまいました」

「転職した意味がない」と家族からも指摘され、ワークライフバランスを重視できる企業へ、再び転職を考えます。

2度目の転職は、プロに頼って成功!

あゆみさんは、転職サイトとエージェントに登録し、15~20社応募。3社面接に進みます。

「エージェントの模擬面接が参考になりました。新卒と転職の大きな違いを説明され、中途は即戦力が求められます。なぜ受けたかという質問に対し、企業理念への共感などではなく、これまでの経験やスキルを生かす方向で話すようアドバイスを受けました。あれがなかったら合格していなかったと思います」

約半月の活動期間を経て、薬剤師からの薬の問い合わせに対応する仕事に内定を得ました。

ガラリと変わった働き方、今後はキャリアアップも

現在の勤務時間は9:00~17:00まで。電話対応なので、働き方はガラッと変わりましたが、半数が子育て中のママで理解もあり、これまでの職場とは大きく違うことを実感。

また、資格がないと勤められない内容なので、これまでのスキルを活かした働き方もできています。

「現段階では、この環境がいいですが、キャリアアップを考えると、どうかなと思っています。満足度は70%くらい。営業のような達成感ややりがいはないので、子どもの成長に応じてこれからの働き方を考えていきたい」と話します。

今回は、失敗を経験して、軌道修正をしたあゆみさんの例でした。

実際に勤務してみないとわからないこともありますが、配属先のメンバー構成や雰囲気などは、もしかすると事前に聞けるチャンスがあったかもしれません。転職を考える際に参考にしてくださいね。