台湾の最新コロナ事情は?

まだまだ世界的にコロナウイルスが流行していますが、日本では各種キャンペーンや規制緩和が進み、少しずつ活発な活動とともに新たな生活スタイルが求められてきていますよね。

わたしたちが暮らしている台湾では、SARSでのつらい経験を活かした徹底した対応や初期対応の早さで抑え込みに成功しており、世界的にも注目されています。

娘の幼稚園でも、イベントや送迎時に関して、多少制限がかかったりはしましたが、一度も休園になることなく、子連れでの生活上、困ったことや不便は少なく、安心して生活ができています。その中でも、とてもありがたく印象的だったのがマスクに関する対策。

混乱や不公平を避けるため、政府がすぐに価格や在庫を管理し、保険証で平等に買えるシステムを構築。どんなマスクが出てくるかは、開けてからのお楽しみで、中にはマスクコレクションを楽しむ人たちも。実際に私も友人から、マスク交換を頼まれたことも(笑)。

真っ赤なマスクが入っていたことも(子どもマスクの一部は個人的に購入したものも含む)。

また、空気汚染対策やバイク社会の影響も加わり、日本と比べて乳幼児へのマスク着用意識が高く、次女が生後半年未満のときには、買い物時に“マスクは?これくらいからマスクに慣れておくといいわよ”と声を掛けられたり、子連れでバスに乗った友人は“マスクを嫌がってしないなら混んで来たら降りてもらうよ~”と言われたりしたとのこと。

究極の選択!? 最大35日間の隔離生活に耐えられるか…

そんなコロナ渦で、気が付いたら日本に帰国しないままもうすぐ1年半。台湾で出産した次女に関しては、祖父母になかなか会えないまま、もうすぐ1歳に…(涙)。

それぞれ2週間の隔離を覚悟すれば、帰れないこともないのですが、夫はそこまで仕事を休むわけにもいかず、1人で合計28日間、幼稚園によってはさらにプラス1週間の合計35日間をワンオペで乗り切る覚悟がなかなか出ないのが現状…。

ちなみに、台湾での隔離生活はサポートや規定もしっかりしており、補助金給付や無料の食事提供などがあるほか(地域や隔離者の条件によりサポート内容は異なる)、違反した場合は、最大100万元(約360万円)の罰金が科せられるなど、台湾全体でコロナと戦っている印象。

そんな台湾人に、台湾のコロナ対策についての印象をたずねてみると“今回のことで国際的に台湾の地位があがった気がしてとてもうれしい”“最近気が緩んでいる人もいるような気がするけれど、まだまだ徹底していなければいけない”などと言った声がチラホラ。

安心して暮らせるのは、本当に本当に本当にありがたいことだけれど、一体いつになったら一時帰国がしやすくなるのだろうか…と嘆きつつ、一日でも早く、世界中のコロナが収束してほしい…と台湾から願っています!

イラスト

中庭さん

北陸出身のインテリアコーディネーター。仕事の傍ら、趣味でイラストを描き続けている。イベントや小物作成の依頼にも対応。一児の母。Instagram:@nakaniwanimo

台湾在住3歳と0歳女の子のママ

nimo*さん

岐阜県出身の姉妹の母。夫の転勤に伴い、17年秋より子連れ台湾生活をスタート。趣味は、工場見学で国内外問わず、その魅力に魅了されている。Instagram:@nimo_ff>その他記事はこちらから