時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも、毎日たった5分から出来る!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「手と指を使って脳を育てよう」。

子どもの脳を育てるためにできる事は?

脳は6歳までに90%出来上がる

と聞いたことがありますか?もちろん考える力などはその後も育っていきますが、機能の面でこれほど早急な発達をするのです。焦りますね!

仕事も育児も忙しい毎日の中、私たちが何かできることはあるでしょうか。答えは「あります!」。

この時期の子どもは五感を使って、外界の情報を集めて脳に送ります。すると脳は受け取った情報を解析して、身体中の筋肉に指令を出すのです。これを繰り返すごとに、脳の神経細胞が複雑な回路を作り上げると言われています。

とくに「手は飛び出た脳」と言われるほど、感覚受容器がいっぱい!でも、便利な世の中は子どもが手指を使うチャンスを減らしているのが現状です。

例えば、ドアノブ、蛇口、スイッチ、石鹸、鉛筆削り、あげればキリがありません。

家庭で5分で出来る、手指のトレーニング

私たちはつい欲張って、子どもの為にあれこれしたくなってしまいます。でも「簡単だから毎日出来る、楽しいから続けられる」ことが1番大切です。

子どもが1人でもできる作業を選んであげましょう。例えば、食事のお手伝いなら「1つの仕事」を任せてみます。

  • キャベツをちぎる
  • 加熱したイモやカボチャを潰す
  • 加熱した野菜をテーブルナイフで切る
  • ゴマをする
  • ゆでたまごをむく
  • ビニール袋で浅漬けを作る

など。

このとき、仕事スペースを区切ってあげること、テーブルの一角、床にビニールシートを敷くなど、他の物を排除すると集中力がアップする助けになります。使う道具は子どもの手に合わせて小さな物を。

そして何より重要なのは、①やり方は見せて教える、②うまくできなくても口や手を出さない、③やたらとほめない、というコミュニケーションの注意点。この3つがなぜ重要か?次回以降のコラムで説明していきます。

その他、お風呂の中では、

  • スポンジでバスタブを洗う
  • たわしや歯ブラシで床をこする
  • タオルで鏡をみがく

なども子どもが大好きな仕事です。ぜひトライしてみて下さいね!

教えてくれたのは

荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。>SakuraEdu