ネガティブワードをポジティブワードに変換

10年ほど前に『ネガポ辞典』という書籍が話題になりました。ネガティブワードをポジティブワードに変換すれば、気持ちも前向きに変化するという内容でした。今は無料アプリになっており、大喜利のような作品も載っていて、なかなか面白いワード集になっています。

当時、自分自身も思春期の子育て真っ最中、定期的に行っていたワークショップでも、プレ思春期のテーマを取り上げていたので、「ネガポワード」は子育てにとても役に立つ!と実感していました。

例えば、「落ち着きがない」を「活発」、「うるさい」を「にぎやか」、「神経質」を「繊細」と変換するだけで、子どもへの目線が変化するような気がします。さらに、ネガポ辞典のようにユーモアを加えれば、考えている内に笑ってしまうこともあるでしょう。

先日、「どうしてできないの!」と5歳の子に向かって言ってしまったお母さん、子どもは「一生懸命やっているのに間違えちゃったんだ」と、泣き出してしまったという話を聞きました。

大人同士であれば、「できないことを責める」ことはあまりしないはずなのに、子どもに対してどうしてそうなってしまうのでしょうか。

  • 家族だから遠慮がない?
  • 子どもだから失礼にならない?
  • 教育的な指導?
  • 自分のイライラをぶつけている?
  • 日々の積み重ね?

時間に追われ、家事に追われ、疲れが溜まり、手伝ってくれる人が居ない、子どもは思うようにならない、そんな中で「子育ては子どもの良いところを見ましょう!」と言われ、分かっていてもなかなか余裕がありませんよね。

言葉は心というように、まず形だけでも良いので、楽しんでネガポワードを取り入れてみてはいかがでしょうか。

例えば「どうしてできないの!」はどう変換させますか?「次はできるかもね!」「一緒にやってみたらできるかも!」「できるようになるのが楽しみね!」など。

ユーモアを加えるなら、「できるようになったら、もうできなくなれないね!」確かに…ハイハイで寄ってくる姿、歩き始めたらもう見られなくなります。そんなことにもハッと気付けたら、単なる言葉遊びですがもたらす効果を期待できそうです。

自分に対しても、「今日もガミガミ怒ってしまった」を「子どものために頑張った」「社会のルールを子どもに示した」「子どもが大事だと思っている証拠」と変換すれば、頑張っている自分を少し応援できる気がします。

ネガポ辞典アプリには、「一日中、子ども中心で自分の時間がない」を「子どもの成長を一番近くで見守ることができる」に変換している作品も載っていました。同朋ここにも在りでした。

この記事を書いたライター

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荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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