今回は、パパの家事・育児事情を大特集。コロナ禍の影響で家庭で過ごす時間が増え、以前よりパパの役割が増えた家庭も多いのでは?読者パパの普段の様子や本音も聞いてみました。ぜひ夫婦一緒にチェックしてくださいね。

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パパが主体的にしている家事・育児を教えてください

主体的に担当している家事

1位 ゴミ捨て 70.3%
2位 風呂掃除 60.4%
3位 皿洗い 57.6%
4位 洗濯 47.8%
5位 部屋の掃除 39.1%
6位 洗濯物たたみ 33.8%
7位 料理 30.9%
8位 トイレ掃除 27.2%
9位 家事はしない・できない 6.1%
10位 整理整頓 0.1%

主体的に担当している育児

1位 一緒に遊ぶ 94.1%
2位 一緒にお風呂に入る 83.7%
3位 レジャーに連れていく 80.7%
4位 オムツ替え・トイレ 64.6%
5位 子どもにご飯を食べさせる 54.3%
6位 園の行事や保護者会に参加 53.6%
7位 絵本を読む 52.5%
8位 マナーなどのしつけ 50.1%
9位 寝かし付け 45.0%
10位 園の送り迎え 42.7%
11位 一緒にスポーツをする 37.3%
12位 子どもを病院に連れていく 36.2%
13位 子どものご飯を作る 31.9%
14位 文字や絵などを教える 33.8%
15位 育児はしていない 0.7%

※未就学児を持つパパにアンケート。2020年9月3日~ 10月4日に実施。有効回答数724(複数回答)

数値は参考程度に。大切なのは歩み寄り!

上の数値のように、パパが主体的に担当している家事のベスト3は、「ゴミ捨て」「風呂掃除」「皿洗い」。育児は「一緒に遊ぶ」「一緒にお風呂に入る」「レジャーに連れて行く」でした。

家事・育児に積極的なパパが増えてきているとはいえ、読者アンケートではママの負担が大きい家庭がまだ多数派。分担の比率だけでなく、やり方やクオリティーがもめ事の火種になることもしばしばある様子です。

ここで紹介したいのが、昨年6月に内閣府から発表された、ワークライフバランスについての調査データ(※)。これによると、育児分担について会話をしている夫婦ほど「配偶者やパートナーとほぼ半々に育児を分担できている」、「育児が生き方に良い影響を与えている」そう。

忙しい日々では、夫婦で面と向かって話す機会も少なくなりがち。〝察してほしい〞〝言わずとも分かるはず〞とつい思ってしまいますが、現実はなかなかそういかないもの。やっぱり大切なのは互いの歩み寄り。できることに目を向けて、一度話し合ってみませんか?

※仕事と生活の調和推進のための調査研究~育児や介護による生活の変化が働き方等へ与える影響についての意識・実態調査~(内閣府男女共同参画局推進課)

パパに耳を傾けてほしいホンネ

読者アンケートから見えてきた、育児・家事分担に関するママの3大モヤっとポイントをピックアップ。ここのバランスをうまく調整してみませんか?

連絡帳の記入はどっち?

  • 保育園への連絡、連絡帳の記載など、保育園の準備関係…。パパでもできるはずなので、分担したい。(神奈川県・35歳)
  • 連絡帳の記入は必ず私。ちょっと書いといてと言うと嫌そうにする。(東京都・32歳)

帰宅後の「疲れた~」はやめて

  • 共にフルタイム勤務なのに、家事は私ばかり。パパは帰宅後寝転がっているのが悲しい。(岐阜県・30歳)
  • 私も疲れているけど、あまり口に出さないようにしてるのに、疲れた~と言って何もしないのはモヤモヤ以上にイライラします。(東京都・40歳)

見えない家事・育児に気付いて

  • 大量のおむつスタンプ 、麦茶を作る、使ったコップは残りを捨ててゆすいでおく…など、やってほしい。(大阪府・31歳)
  • キッチンの生ゴミ処理、食器用洗剤の補充。生活用品の不足がないか確認し、切れかけのものは仕事帰りに買ってきてくれると、うれしいです。(千葉県・38歳)

読者パパ4人に家事・育児事情をインタビュー“子育て”はどう?夫婦の分担割合は?

※この記事は、2021年11月発行の「ぎゅって12月号首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです

イラスト/Yone