/ 2023.03.29

モンベル「わんパック」

登山用品・アウトドアブランド、モンベルは、2021年に富山県立山町の小学生向けの通学用バックパック「わんパック」を発表。一般発売を望む声が多く、ついに2022年12月中旬から全国発売されます。「わんパック」の開発・こだわり話を聞きました。

出典:あんふぁんWeb

930gと軽量で高機能な通学用バックパック。背面と底面はパネル入りで自立し、型くずれを防ぎます。水濡れに強く(※)、レインカバーもサイドポケットに内蔵。前後に反射テープが取り付けられ、快適で安全な通学をサポートしてくれます。ブルーグリーン、ブラウン、ワインレッドの3色展開。1万4850円。※完全防水ではありません

この人に聞きました

大塚 孝頼さん

モンベル 広報部 チーフ係長
大学で研究のためフィールドワークを行っていた際、モンベル製品と出合い入社を決意。国際営業部、コンシューマー営業部を経て、2012年から広報部でプロモーションや社会活動支援を担当。休日はもっぱら山で過ごし、平日は妻と2人の息子、2匹の保護猫と暮らす。

素材と操作性にこだわり抜いて生まれた
小学生向けの通学用バックパック

ヒミツ1:登山用品ブランドとして大切にしているものとは?

アウトドアでの装備は、軽量性がポイント。重たい装備だと、動くのに時間がかかり、体力が消耗してしまいます。一方で、軽い装備だと、素早く動くことができ、それが安全につながります。ただ、軽いだけで耐久性が低いと、フィールドで穴が開いたり、壊れてしまう可能性が…。だからこそ、軽量性と耐久性のバランスが重要なのです。当社で商品開発する際には、素材の開発・選定から行います。厳しい耐久試験を経て採用となります。それだけ、素材の軽量性と耐久性のバランスを大切にしているのです。

ヒミツ2:軽量性×耐久性のベストバランスを求めて何十回もテスト

「わんパック」の開発でも一番苦労したのが、素材の選定です。軽量性と耐久性のバランスがベストな生地を求めて、設計図・パターンを変えて何十回もサンプルを作り、試験機に入れてテストを繰り返しました。その結果行きついたのが、本革に比べて軽く、十分な耐久性がある840デニールのナイロン。ハリのある生地なので、バックパックが自立し、立てたまま物の出し入れも可能です。さらにTPUラミネート加工をすることによって、高い防水性を実現しました。

ヒミツ3:ジッパーは2本を連動させて大きく開くように工夫

次にこだわったのは操作性です。小学生が簡単に物の出し入れができるようにと、ジッパーは2本を連動させて大きく開くように工夫。背中側にはタブレット型PCを収納するクッション素材のポケットを、サイドには給食袋などを引っ掛けられるカラビナを取り付けました。ショルダーベルトの付け根はDリングでフレキシブルに動くので、小さな体でも成長した体でもフィット。背負い心地の良さに配慮しました。ランドセルは一つの文化ですよね。併せて「わんパック」も選択肢の一つになればいいなと思っています。

出典:あんふぁんWeb

収納力もバツグンの「わんパック」

出典:あんふぁんWeb

子どもの小さな指でも引っ張りやすいようにと、ジッパーのテープは半分ひねった仕様に

プレゼント

出典:あんふぁんWeb

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