時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも、毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「子どものおもちゃ」について。

完成度の高い最新のおもちゃは飽きやすい!?

家を見回すと段々増えてくるおもちゃ。少子化の影響もあってか、お誕生日やクリスマスなど、子どもが受け取るプレゼントの数が多いな、と感じるご家庭もあるかもしれません。

子どもの目を引くのは、大好きなキャラクターの物、ボタンを押すと光や音が出る物、様々なアプローチで発売される新商品など、包みを開けたときの笑顔が、私達の喜びになりますよね。

でもあんなに欲しがっていたのに、いつの間にか置きっぱなしになっていることはありませんか?

完成度の高いおもちゃは、何通りかの決まった遊び方しか出来ないことがあり、飽きてしまう場合があるのです

子どもが繰り返し集中して遊ぶ物、それはおもちゃが遊び方を決めるのではなく、自分が主役になって、面白がって遊び方を考え出せる物です。これを実現するキーワードは「ガラクタ」「本物」

今回は「ガラクタ」についてお伝えしていきます。

見立て遊びは想像力の育成に

幼児はよく見立て遊びをします。空き箱が電車になり動きだし、棒が包丁やスプーンに、トイレットペーパーの芯は望遠鏡、ペットボトルが楽器、新聞紙がボールになります。

このとき、子どもは想像力によってどうしたら良いか考え、手や指を工夫して動かします。ですから集中して物と向き合い、瞳を輝かせて飽きずに遊ぶのです。

例えば、切っても貼っても、色を塗っても、壊しても良い、子どもが自由に使って良い、そんな物(つまりガラクタ!)を一箇所に集めて置いてみてください、子どもはたちまち夢中になって自分の世界を作り上げ、遊び方を考え出すでしょう。

私が子ども達とよく行った児童館で、1番人気があったのは工作室でした。木材の切れ端が置いてあるのでその中から木材を選び、写し絵でキャラクターを描いたり、やすりをかけたり、釘を打ったりして自由に遊びます。

そこではおもちゃの取り合いなどありません、素晴らしい発想で思い思いの作品を仕上げ、宝物のように大切に持って帰っていました。

昨今、話題になっている「非認知能力」、すなわちテストなどの点数では計れない「自分で考えて実行する力」を育むのが、発想次第で変幻自在のおもちゃ、「ガラクタ」なのです。

この記事を書いたライター

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荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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