時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも、毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「どこまで子どもに口を出す?」について。

1日に何回、子どもに口を出していますか?

忙しい毎日の中、起床から就寝までどれくらい子どもに口を出しているでしょう?ちょっと振り返ってみませんか。

「早く食べて!」「これに着替えて!」「荷物持って!」「宿題持ったの?」など、思い出したセリフを書き出してみましょう。

まるでロボットに指示を出すかのようですね。泣きながら食べている幼児に「いいから早く食べなさい!」と怒鳴っているお母さんを見かけたことも一度や二度ではありません。

大人が“見守る”姿勢でいることが大切

子育ての毎日は、まるでキャタピラーみたいに次から次へとやることに追われます。

自分のスケジュールが頭にちらついて、子どものミスをリカバリーする時間が取れない、より効率的に教育したい、大人は様々な経験を積んでいますから、子どものミスを予想しつつ、つい先回りして口を出してしまいがちなのです。

着る物や持ち物の内はまだ良いかもしれません。「口を出すこと、出されること」が互いに習慣化した先は、勉強時間をタイマーで知らせるとか、進学先を塾の先生と先に決めるとか、勝手に子どものライバルを立てて比較するなど、子どもの自立心は育つ芽を失っていきます。

モンテッソーリ教育では

子どもが自分で出来る環境を整えて、あとは見守る

という大人の姿勢が求められ、そして「誤りの訂正」が重視されます。

つまり、ミスに自分で気づくことに大きな価値があり、ミスをリカバリーするときに子どもの力が飛躍的に発達すると言われています。

大人でも同じ、人に指示されてこなした仕事より、自分で企画して失敗したり工夫したり、人に相談しながら進めていく仕事は、貴重な経験になると思います。

「可愛い子には旅をさせよ」の意味する所は?

昔から「可愛い子には旅をさせよ」とよく言いますね。

“旅をさせる”の意味は、“見守ることの大切さ”を伝えているのかなと思います

書き出したメモを眺めつつ、口を出す必要があるかな、自分で考えさせた方が良いかな、自分で選ばせた方が良いかな…。と意識するだけで、子どもの自立心がきっと大きく育っていくはずです。

この記事を書いたライター

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荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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