家族のさまざまな物で散らかりやすいリビングダイニング。物の種類が多ければ多いほど収納方法も迷ってしまいますよね。そこで今回は、リビングダイニングで散らかりがちな物の中から、リモコン類や文房具・ケア用品・子ども用品の収納アイデアを紹介します。

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まずは散らかりがちな物を把握

リビングダイニングは人も物も集まるぶん、どうしても散らかりやすいもの。散らかっているなと思ったら、まずは部屋全体を見渡して、散らかっている物は何かチェックしてみましょう。

前回使ったままの状態だったり、ただなんとなくで置かれている物は要注意!収納の場所や方法を見直して、より片付けやすい収納システムを作った方がよさそうです。

散らかっている物が紙類なら、以前の記事「もう溜めない!紙や書類をシンプルに整理収納するための3つのポイント」が参考になるかもしれません。

ポイントは物を戻せる場所の確保

散らかりがちな物がわかったら、次は収納場所の確保です。部屋をスッキリさせたいなら、扉の付いた収納の中に全部隠してしまえればラクですが、収納の中にごちゃごちゃと詰め込んでしまっては使いづらいですし、収納の容量や物を使う頻度によっては、全てを中に収めるのは現実的ではない場合もあります。

ここで大事なのは、出しておく物と扉の中にしまっておく物のバランス。なるべく収納の中に使いやすく収めることを基本としつつも、わが家の場合は、

  • 定位置を収納の中に作って、使ったら戻せる物は毎回戻す
  • 普段は出したまま使いたい物も、周辺の収納に戻せる場所を確保しておく
  • 1日に何回も使う物は、出しっぱなしでも散らかって見えないよう工夫する

というルールで収納するようにしています。毎回は戻せなくても、いざという時には戻せる場所を確保しておくこと、細かい場所まで決めていなくても、ある程度収納の余白を作っておくことが重要です。

アイテム別の収納アイデア

リモコン類

エアコン・照明・テレビ・オーディオ類など、リビングダイニングにいくつもあるリモコン類。エアコンや照明などは、設置場所の近くの壁にリモコンホルダーを取り付けている場合もあると思います。そうでないリモコンについてはひとまとめにして、あのリモコンどこ行った!? を防ぎましょう。

ラック・スタンド・引き出しなどまとめ方はさまざまですが、置き場所はリビングダイニングの中心ではなく少しはずれた場所、できればパッと見では死角になるような場所を選ぶと、部屋のゴチャつきを防げます。わが家ではリモコンラックにまとめて、テレビ台の中に入れています。

わが家のリモコンラックの定位置はテレビ台の中

文房具類

普段使うペンやはさみ・テープ・のりなどの文房具は、ペン立てや引き出しにまとめている人が多いかもしれません。もしその中に同じ種類の物がたくさん入っているなら、ぜひ厳選しましょう。

ハサミやのりなど1つで足りるような物はよく使う1つだけにしたり、筆記用具はスタメンと予備に分けてスタメンだけ出しておき、予備は別の場所に保管すれば、探したり選んだりする時間が短縮できます。また、メモや電卓なども日常使いする場合は一緒にまとめておくと便利です。

わが家の普段使いの文房具は、無印良品の木製ツールボックスにまとめています。持ち手が付いていて移動もしやすいです。

無印良品 木製ツールボックス(2290円)

普段は在宅で仕事をする時に座るダイニングテーブルの脇に置いていますが、来客の際などは収納の中に隠しています。

文房具が少量なら、無印良品のポリプロピレンファイルボックス用・ペンポケット(150円)も使い勝手が良いです。

ケア用品

サッと手に取れる場所に置いておきたい体温計・爪切り・綿棒・ばんそうこうなどのケア用品ですが、1日1回以上使う物でなければ、常に出しておく必要はないかもしれません。例えば、体温計のように毎日使うアイテムは「毎日使う物」として、同じく毎日使うペンなどと一緒にまとめておくとよいでしょう。

わが家では、薬収納として使っている無印良品のポリプロピレンファイルボックスの内側に、同じく無印良品のポリプロピレンファイルボックス用・ペンポケットと仕切付ポケット(150円)を付けて収納しています。体温計などよく使う物は手前に、ばんそうこうなど使う頻度が低めの物は奥に入れています。

子ども用品

子ども用品の中でも、おむつ替え用品のように1日の中で何度も使うような物は、出しっぱなしの方が使いやすいですよね。そんな時は、インテリアになじむ収納用品におむつ替えセットをまとめておけば、出しっぱなしでもゴチャついて見えません。

赤ちゃん用品をまとめられる機能的なストッカーも売られていますし、おむつ専用でなくても持ち手付きの収納ボックスを使えば移動もしやすく、子どもがおむつを卒業した後も別の物の収納用品として使うことができます。

無印良品のポリエステル麻 ソフトボックス。現在は子どもの靴下などを入れています

リビングで遊ぶことも多いおもちゃ類は、子どもがまだ小さくおもちゃが少ないうちは、布製などやわらかい素材のボックスにひとまとめにしておくと便利です。軽くて扱いやすいですし、使った後のお片付けも、片付ける場所が少ない方が子ども自身にもやってもらいやすいと思います。

子どもが大きくなるにつれおもちゃが増えて、ボックスが1つや2つでは足りなくなったら、リビングに置いておくよりも、リビングに隣接した部屋があればそちらに置くか、子ども部屋があればそちらへの移動を検討する時期でしょう。

その後もやっぱりリビングで遊ぶことが多いなら、「よく遊ぶおもちゃ1ボックス分だけはリビングに置いてもOK」などルールを決めて、子どもと一緒にお片付けしていけるといいですね。

快適なリビングダイニングを保つために

今回紹介した以外にも、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

・リビングについて
見た目と使い勝手を両立!すっきりまとめるリビング収納のコツ5選

・ダイニングについて
ダイニングテーブルが物置になっていない?すっきりきれいなテーブルを保つ2つのポイント

この記事を書いたライター

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ぽりこさん

整理収納アドバイザー。小4男子と中1女子の二児の母。整理・収納・インテリアとお絵かきが趣味です。暮らしやすい家をめざして日々奮闘中!

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