パンチングボードを使った見せる収納は、取り出しやすさと配置の自由度が魅力。カスタマイズのパーツも種類豊富で、色々な場所の収納に使えます。今回は、扱いやすいサイズで手に入れやすい価格のものを中心に、パンチングボードの活用例を紹介します。

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ダイソーとニトリのパンチングボード

パンチングボードは、等間隔に穴の空いた薄い板で、有孔ボードやペグボードなどと呼ばれることも。フックや棚などのパーツをセットして収納を作ることができ、ちょっとした収納に使える小さなものから、パーテーション代わりや壁一面に使える大きなものまであります。今回は、気軽に使えるコンパクトなサイズのものを紹介します。

ダイソー デザインボード

左:ブラウンの面、右:ブラックの面

画像のものは、大きさ20×30cmで110円です。他に、30×40cm(220円)、30×60cm(330円)があります。

どのサイズも板厚は約5mm、穴径は約5mmで、穴ピッチは約25mmです。カラーバリエーションが複数あり、上の画像のカラーはブラウン×ブラック。表と裏の色が違い、好きな面を表にして使うことができます。

上の画像で使っている木製のスタンドセットのほか、石膏ボード壁面取付けパーツや、U字フック(8個入)、ループフック(3個入)ハンガーフック、ボタンフック(6個入)、棚用フック(4個入)棚セット(棚板大小2枚入)などの収納パーツが各110円で購入できます。

1つ注意点は、横から見るとわかるように、ボードを木製スタンドに立てると傾きます。それに伴って棚も傾くので、棚板に物をまっすぐに立てることはできません。ただ、ボードに立てかけるように置くことはできますし、物が前に転がり落ちづらいという利点もあります。

ニトリ パンチングボード

パンチングボード(ミドルブラウン)999円、専用スタンド(黒)599円

大きさは39.7×29.7cmで、板厚は約6mm。穴径は約5mm、穴ピッチは約25mmです。穴径については、ニトリのサイトの記載では5mmでしたが、実測値はやや大きめで6mm程度ありました。

ダイソーにも同様のサイズのデザインボードがありますが、ニトリのものは板の側面も化粧仕上げされており、1mm程度厚い分しっかりした感じがあります。

カラーバリエーションは、板がホワイトウォッシュとミドルブラウンの2色、パーツは白と黒の2色です。上の画像で使っている専用スタンドや、机などに取り付けられるクランプ(599円)の他、ワイヤーフック(1ホール用・2ホール用・4ホール用/各2個入)、トレー(199円)、ペン立て(299円)などの収納パーツがあります。

玄関と机周りの小物収納実例

ここからは、パンチングボード収納の実例を紹介していきます。

玄関の小物収納

ニトリのパンチングボードを使った、玄関の小物収納です。玄関の下駄箱の上などには、カギやマスク、ハンコやネームプレートなど、玄関先で使う物や外出に向けて必要になる物を色々と置きがちですが、それらを玄関の限られたスペースの中で効率よく、取り出しやすく収納することができます。

使ったパーツは、スタンド、ワイヤーフック1ホール用、トレーです。引っ掛けられる物はフックに、そうでない物はトレーにと分けて、それぞれの分量に応じてパーツを設置するだけでも簡単に収納が完成します。

机周りの小物収納


ニトリのパンチングボードを使った、机周りの小物収納です。文房具類、イヤホンや小型の電子機器類など、机周りにも小物が集まりやすいですよね。ニトリのパンチングボードは垂直に立つので、机の端や壁際にも置きやすいのがポイントです。

使ったパーツは、スタンド、ワイヤーフック1ホール用、トレー、ペン立て。ペン立ては横幅が広めなので、スマホやメモ帳などを入れておくこともできます。筆記用具など細い物を入れる時は内側に何か仕切りがあった方が使いやすいかもしれません。

また、ワイヤーフックは1ホール用のほか、引っ掛け部分の幅が広い2ホール用や4ホール用もあるので、物の形状に合わせて収納を作ることができます。

推しのグッズをディスプレイ


ダイソーのデザインボードを使った、推しグッズ収納です。キーホルダーや缶バッジ、アクリルスタンドなどのグッズを集めている人も、せっかくならいい感じにディスプレイしたいですよね。中でもラバストやアクキーなどキーホルダー系を並べて飾りたい時にオススメなのがこちら。

使ったパーツは、スタンドセット、ボタンフック、U字フック、棚用フック、棚板大です。一番上の段をボタンフックにして、2段目からはU字フックを交互に配置することで、より多くのグッズを引っ掛けることができました。また、棚部分にはミニアクリルスタンドやマスコットなどを置くこともできます。

互換性のあるパーツは用途に合わせて使い分けも可能

ダイソーとニトリのものはどちらも同じ規格のパンチングボードなので、互換性のあるパーツも多く、ホームセンターなどに売っている25mmピッチ用のパーツを使うこともできます。

下の画像はダイソーのU字フックとニトリのワイヤーフック1ホール用なのですが、大きさはほぼ同じで引っかける部分の形が少し違うので、用途や好みに合わせて使い分けることも可能です。

左:ダイソー U字フック、右:ニトリ ワイヤーフック1ホール用

今回使ったダイソーとニトリ、両方のパーツを使って推しグッズをディスプレイしてみました。

ニトリのパンチングボードと専用スタンドをベースに、ダイソーのボタンフック、棚用フックと棚板、ニトリのワイヤーフック1ホール用と、トレーのパーツを使っています。大きさや質感の違う物も、色々なパーツを組み合わせて配置することで一つの平面に収められるのがいいですね。

今回紹介した以外にも、さまざまな場所で活躍の可能性を秘めたパンチングボード収納。フックや棚を自分好みに配置して、ニーズにピッタリはまる収納を作る楽しさもあります。気になった人はぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いたライター

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ぽりこさん

整理収納アドバイザー。小4男子と中1女子の二児の母。整理・収納・インテリアとお絵かきが趣味です。暮らしやすい家をめざして日々奮闘中!

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