朝、かわいくまとめた髪でも、保育園や小学校から帰るとボサボサになるのが子ども。なぜ、ボサボサになるのでしょうか?もちろん、ワックスやスプレーを使えば解決しますが、どうすれば崩れにくい髪型ができるのか検証してみました。

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questionボサボサに見える髪の状態とは?

小さい子どもの場合は特に、結んでいてもパラパラと周りの髪の毛が落ちてきて、ボサボサになりがち。ボサボサに見える原因は、短い髪の毛(切れ毛や毛量調整ですいた髪)が落ちてしまっているため。そしてもう一つは、結び目にたるみがあるためです。この2つが合わさると、乱れが目立ちます。

question結び目がたるんでしまう原因は?

ヘアゴムの結びが弱いと、結び目がたるんでしまいます。しっかり結んでいるときも、たるんでいる場合がありますが、それはヘアゴムの太さが髪の量に負けてしまっているため。

毛量が多い子どもには、太めのゴムを。逆に毛量が少ない子どもには、細めを選んであげるといいですよ。1つ結びのときは「太め」、2つ結びのときは「細め」というように、ヘアスタイルによって太さを変えるのも◎ ゆるんでしまったゴムは、すぐに取り替えるようにしましょう。

question短い髪の毛が落ちやすい場所は?

ずばり、顔周り、耳上などの「サイド」と「襟足」の髪の毛です。ただし、襟足の場合、低く結べば落ちてくることはありません。

【検証その1】サイドの髪の毛を一度結ぶ

左右で異なる髪型にして検証してみます。左サイドは、一度結んでくるりんぱしてから。右サイドはくるりんぱせずに、そのままポニーテールを作ってみました。

左:一度結び、くるりんぱをした状態
右:くるりんぱせずにそのまま結んだ状態

これで学校に行って、帰ってきたとき、髪の毛の崩れ具合はどうなっているかを検証してみました。結果は一目でわかるくらいの違いがありました。

一度サイドの髪の毛を結んでくるりんぱした状態の左側は、あまり短い髪の毛が落ちることなく、乱れが少ないように見えます。

それに比べ、そのまま結んだ右側は、たくさんの髪の毛が落ち、ボサボサになっていました。

こちらの結果から、サイドの髪の毛を「一度結ぶ」「編み込みをする」など、一度結ぶことでサイドの髪の毛が落ちにくくなることがわかりました。

【検証その2】「編み込み」や「三つ編み」をやってみる

編み込むときに、キュッキュッっと締めるように固く編み込んだ方が乱れにくいのは、何となくわかると思います。そして、細かく編めば編むほど、崩れにくいです。

でも、ゆるい感じの三つ編みが流行っていますよね。そこで、「テンションをかけず(キュッキュッと力をかけず)ゆるく編み込んだ三つ編み」と、「テンションをかけて編み込んだ後、指でつまみ引っ張り、ゆるい三つ編みに見えるようにしたもの」。この2つの崩れ方を比べてみました。

テンションなしで編み込みから三つ編みした状態
テンションをかけて編み込みから三つ編みみした状態

その後、指でつまむように引き出すと、三つ編みの見た目は、ほぼ同じでゆるい三つ編みに見えます。

左:テンションあり/右:テンションなし

この状態でいつも通り遊んでもらい、戻ってきたところを写真に撮ってみると、こちらも一目瞭然な差が出ていました。

左:テンションあり/右:テンションなし

やっぱり!と思った人もいる思いますが、ここまでの差が出るなんて!と驚いた人もいるのではないでしょうか。

同様に編み込みの場合も、しっかりと一つひとつキュッっと締めながら編むことで、ボサボサになりにくいです。ゆるい三つ編みや編み込みは、一度しっかりテンションをかけて編み込んだ後、指でつまみ引っ張るのが良いでしょう。

【提案その1】「裏編み込み」と「表編み込み」

以上の検証を踏まえて、崩れにくい髪型として提案したいのが「裏編み込み」と「表編み込み」です。

編み込むときに、上に髪の毛の束をのせ、交差していくのが「表編み込み」、編み込む髪の束を下に持っていき交差していくのが「裏編み込み」です。より立体的になります。

表編み込み
裏編み込み

どちらもテンションをかけて、編み込むと崩れにくいです。でも、毛量が多く、髪の毛をすいて軽くしている子どもの場合、時間が経つと編み込みから短い髪の毛が出てくるケースもあるので、髪質や毛量で崩れやすい場合も。

【提案その2】襟足のおくれ毛が落ちるのを防ぐポニーテール

襟足の髪の毛で三つ編みをしてあげると、ポニーテールのボサボサは防げます。襟足2cmくらいを中心で2つに分け、編み始めを上に向かうように三つ編みをして、ポニーテールと一緒に結びます。

サイドから耳後ろ襟足までの編み込みは、崩れにくいのでおすすめです。

【提案その3】カチューシャ編み込み

耳ラインより前の髪を右から左方向へ、反対側の耳まで裏編み込みをするとカチューシャのように見えます。

カチューシャ編み込みの作り方ですが、耳後ろの髪の毛を結び、編み込んでしまわないように気を付けましょう。子どもにやるときは、横向きで寝てもらい、頭のてっぺんくらいまで編み込んだら、座ってもらうと作りやすいので試してください。

編み込んだ髪は、ピンで留めるよりも、襟足の髪の毛を少し取り、一緒にゴムで留めると崩れる心配がありません。

てっぺんまで編んだら、編み始め部分を少し引き出してあげると、編み始めも立体的になりますよ。

カチューシャ編み込みは、ポニーテールやツインテールでも合わせやすいです。

【提案その4】はやりの玉ねぎヘアも

サイドを一度結ぶか、編み込みをしておけば、玉ねぎヘアも崩れにくいです。ただし、玉ねぎの境目を結ぶゴムはしっかりと留めてくださいね。

まとめ

これから暑くなり、汗をかくことも多いでしょう。「サイドの髪の毛を一度結ぶ」「編み込みをする」「ヘアゴム選び」で、ボサボサ対策をしてみてはいかがでしょうか。スプレーやワックスを使わない、崩れにくいヘアスタイルの紹介でした。

この記事を書いたライター

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ちゃこさん
プラチナライター

プチプラものづくり好き。出産前は美容師。今は、ヘアメイク・着付けと2人の子育ての両立に、奮闘中のママです。

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