パステルを粉状にして、指やコットンでトントンと伸ばすと、ふんわりやさしい絵のできあがり!親子で参加した、パステルアートのワークショップの様子や、自宅で実践した内容を紹介します。手形アートも簡単にできるので、試してみてはいかがでしょうか。

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パステルの大失敗談

クレヨンに比べると、パステルってあまり馴染みがないかと思います。一言で言うと、「カラフルな四角いチョーク」といった感じでしょうか。「パステルカラー」という言葉の通り、淡くやさしい色合いが表現できる画材です。

一見、お菓子みたいですよね。息子もそう思ったのかはわかりませんが、実は1歳のときにパステルを誤飲する事故がありました。赤ちゃんの誤飲事故に対応してくれる、

  • 大阪中毒110番(365日・24時間対応、072-727-2499)
  • つくば中毒110番(365日・9:00~21:00対応、029-852-9999)

に電話したところ、「本格的なパステルは、原料に鉱物が使われているため危険。すぐ救急で病院へ。一方、100均などで入手したパステルなら、高価な鉱物原料は使われていないので、少量口に入っても危害はないでしょう(※)」とのこと。

(※)100均などで入手したパステルであっても、万が一、誤飲してしまった場合は安心せずに状況に応じ対処法を判断してくださいね

もちろん、わが家のパステルは100均で買ったもの。ホッとしたのと同時に、息子のホラー顔に爆笑した思い出があります。

今回は、そんな大失敗の思い出のあるパステルを使った、親子で楽しめる素敵なアートを紹介します。くれぐれも誤飲には注意してくださいね。

作ってみよう!

材料
パステル
1セット
画用紙
適量
ぼかし網
1個
ステンシルシート
適量
コピー用紙などの裏紙
適量
色鉛筆、ペン
適量
コットン
適量
お手拭き
1つ
作り方
所要時間10
STEP1
部屋が汚れないよう新聞紙を敷いて、すぐに手を拭けるようにお手拭きを準備する
STEP2
裏紙をパレットにして、好きな色をぼかし網で削る。ぼかし網は茶こしで代用可能。1円玉で削ることもできるそう

STEP3
粉状になったら、コットンや指でとってトントン。ステンシルシートを重ねて、ずらしたり色を混ぜたり、色鉛筆で輪郭や顔を描いたりしてみる

クリアファイルを切り抜いた自作のステンシルシート指で描いてペンで輪郭をなぞってみました

STEP4
完成!

作品はクリアファイルに挟んで、マステで囲むのも素敵です。

粉が落ちたりにじんだりするので、完成したらラミネートするのがベター。気に入った模様を丸く切り抜いて、ラミネートすればコースターができますよ。

ワークショップの様子は?

今回紹介したものは、療育施設のワークショップで教えていただいたもの。ワークショップでは、色についての絵本の読み聞かせからスタートし、色を混ぜることで新しい色が次々と生まれていく話に、子どもたちは興味津々の様子。真っ白な紙とパステルが手渡されると、さっそくお絵かきを始めていました。

感覚過敏傾向がある息子は、「パステルに触れないのでは」と心配しましたが、手元にお手拭きを用意して、すぐに拭ける状態にセット。拭けばすぐ落ちることがわかったからなのか、抵抗もなく他の子どもたちと同様に楽しんでいました。誕生日の手形アート。今まで専用のインクパッドは警戒して、なかなか押せなかったのですが、今回は抵抗なく押してくれました。絵具やインクがなくても、パステルでできることに感激。

息子の作品「内緒話している熱帯魚」

クレヨンや絵の具よりもハードルが低かったようで、ノリノリで触っていました。そして、こんなお顔になりました(笑)。

下書きなしで、直感できれいなグラデーションを描けるパステル画。もちろん、クレヨンのように直接描くこともできますが、パステルを粉にして、ポンポンのせて伸ばすという描き方には驚きました。

これだと、細かな輪郭は不要。偶然できた色や模様を楽しみながら、どんどん描いていくことができます。子どもと色を選んだりしながら、いつの間にか親もハマっちゃうと思います。

この記事を書いたライター

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みずちさん

発達凸凹のある5才息子がいます。仕事を辞めて、幼稚園ママデビューいたしました。ゆるっと就活しながら、子育てや就学先について考えていきたいです。

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