「ダム人気No.1」を誇る、神奈川県愛川町・清川村・相模原市にまたがる宮ヶ瀬ダム。この周辺に広がる山間にある「県立あいかわ公園」は、子連れにうれしいポイントがいっぱい!日帰り旅行にも、プチ遠出にも。一度訪れてみてください♪

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話題のスポット「宮ヶ瀬ダム」

神奈川県愛川町にある宮ヶ瀬ダム、および県立あいかわ公園。「日経プラス1」の特集でも、ダム人気No.1を誇る話題のスポットです。その人気の秘密に迫ってみました。子どもも大人も大興奮間違いなし!のポイントをレポートします。

子どもが思わず走り出す!? 豊富な遊び場

こちらの公園の魅力は何と言っても、種類豊富な遊び場といえるでしょう。

スライダー、壁の迷路、巨大ツリー、ターザンライド、林間アスレチック…と5種類の遊具がそろう「冒険の森」。利用年齢は、6歳~12歳(スライダーのみ3歳から)で思いきり遊べます。利用時間は、夏季(4/1~9/30)が9:00~17:00、冬季(10/1~3/31)が9:00~16:00。

また、「ふわふわドーム」も子どもたちに大人気です!「ふわふわドーム」の営業時間は、夏季は9:00~16:30、冬季は9:00~15:30で、しかも無料。

親子のふれあいも楽しいターザンライドは、距離が長いので思わず「もう1回やりたい!」のリクエストも。

また、1~2歳の子どもでも遊べる場所もあるので、幅広い年齢に対応しています。

緑豊かな山を背景に、写真撮影を楽しんでみてくださいね。

水遊び万歳!中央広場とじゃぶじゃぶ池

水遊びができる場所は2カ所あり、公園入り口付近の中央広場(通称=噴水広場)と「じゃぶじゃぶ池」も開放されています。

ちなみに「パークセンター(公園事務所)」の裏手にある「じゃぶじゃぶ池」は、1年中開放しています。池の水は循環濾過装置で濾過した上て、塩素消毒をしており、子どもたちがプール代わりに利用が増える、ゴールデンウィークから9月中旬にかけては、定期清掃も入るとのことで気持ちよく遊べます。

ただし、おむつを着用している子どもは噴水広場が利用対象となるので、子どもの年齢や条件を確認してから遊びましょう。

噴水広場とはいえ、実はかなり濡れます。(笑)じゃぶじゃぶ池と噴水をハシゴするのがおすすめ。

宮ヶ瀬ダムの個性的な乗り物たち

公園内やダムサイトの個性的な乗り物にも注目です。乗り物好きは、思わずじっくり見入ってしまうかも?

「愛ちゃん号」

公園からダムへ行くロードトレインで、ダムの真下へ連れて行ってくれます。ダムの下まで徒歩15~20分はかかりますが、愛ちゃん号で行けば5分ちょっとで到着。乳幼児を連れたファミリーには、特に便利です。乗務員さんから切符を買いましょう。

片道大人(中学生以上)200円、子ども(小学生)100円 ※未就学児は無料

「インクライン」

ダム下~頂上間を行き来するケーブルカー。昔のダム工事で使われていた移送手段ですが、今は観光用の乗り物として活躍しているそうです。※運賃は愛ちゃん号と同じ

それぞれ運賃は、JAF会員特典(20%割引)他複数あるので、利用時に確認してみてください。ちなみに、インクラインを使わなくても無料エレベーターも設置されているので、気軽にダムの昇降ができます。

あなたもダム好きになる!? 大迫力の放水

曜日、時間が決まっていますが、時期によっては臨時開催される「観光放流」も一度は見てほしいです。

ダムの観光放流(約6分間)はまさに大迫力!

片穴から、10秒で25mプールが満水になる量…想像を絶する大量の水しぶきが、見学者に降り注ぐ。その水しぶきをマニアの間では「ダム汁」というのだとか。ひんやりとした自然の空気はマイナスイオンたっぷりで、さわやかな冷えた風が心地よく癒されます。訪問する際は放水スケジュールを確認してみましょう。

知る人ぞ知る「ダムカード」

ダムマニアの間では常識という、ダム訪問記念カードがあるのは知っていますか?

それぞれのダムに存在するダムカードなるもの。今回訪れた、宮ヶ瀬ダムのダムカードは「水とエネルギー館」と「相模川水系広域ダム管理事務所」でもらうことができます。どちらもダムの上にあります。

特に、月曜は「水とエネルギー館」がお休みなので、「相模川水系広域ダム管理事務所(通称ダム管理事務所)」でもらうことになります。記念にもらってみました。ちなみに、月曜日は「水とエネルギー館」が休館。土・日・祝日は「ダム管理事務所」が休館です。

必食!名物「宮ヶ瀬ダム放流カレー」

ダムの頂上にある、水とエネルギー館内にある「レイクサイドカフェ」では、名物カレーが人気です。

ダムというごはんの壁面からウィンナーを抜くと、カレーが放流される…思わず笑ってしまう、ナイスアイデアの逸品。

味はもちろんgood!挽き肉入りの絶妙なとろみのルウはコクがあり、添えられた野菜やベーコンもおいしかったです。また、ダムカレーとほぼ同じ食材が使われたお子さまセットには、ゼリーやジュースが付いて、ワンコイン500円でお得!

店内には、乳幼児連れにもくつろいでもらえるよう、プレイマットの席やキッズチェアも完備されています。他にも、こだわりのコーヒーや美しい健康ジュースも。

手作り工房で、思い出を形にしてみよう

公園内にある工芸工房村では「藍染め」「機織り」「紙漉き」「陶芸」「木竹工」にチャレンジできます。体験料金も300円~とお得なので、気軽に参加しやすいのも魅力的です。

子どもが日本の伝統工芸を学ぶのにうってつけ。

長男が挑戦したがっていたのですが、身長が足りず断念。(身長124cm~対象でした。)

子連れにうれしい施設、サービスあれこれ

子連れ向け施設で最も感動したのは、公園内の子どもトイレにシャワーが併設されていることでした。

いっぱい遊んだ後の汗や泥、水遊び後に大変役立ちました。おむつ替え台があるトイレはもちろん、パークセンターには授乳室もあります。また、新しいだけではなく、清潔で管理が行き届いているので気持ち良く利用できます。

涼しい空間で休憩でき、靴を脱いで上がれるキッズエリアも。また、図書コーナーには絵本や図鑑も充実しています。

気になる園内&駐車場の混雑状況は?

広大な敷地を誇る園内は乗り物や一部施設を除けば、混雑は気にならないかもしれません。

駐車場

公園駐車場は北と南に分かれており、収容657台とかなりの規模です。メインの南駐車場が満車でも、北駐車場が開放されるので大丈夫そう。(わが家が訪問したのは、お盆休み直前の日曜日でしたが、さほど混雑していなかったようです。)

遊具&水遊び

とにかく広大な敷地なので、遊具やじゃぶじゃぶ池の混雑は気にならず。しかし、ふわふわドームに関しては、状況によっては1人10分間の利用時間になるそうです。

例えば、朝イチの9時頃や遅めの午後など、遊ぶ時間帯を考慮すると良いかもしれません。10月以降は16:00で終了なので注意!

園内乗り物

観光放流時間前後は大盛況のため、愛ちゃん号、インクライン、エレベーターすべてに長蛇の列ができるみたいです。しかし、ダムサイトと公園の行き来は「徒歩も大いにアリ!」というのが本音です。

自然を楽しみながら歩いてみませんか?

飲食施設

今回は、レイクサイドカフェのみ利用でしたが、ランチはお店の外まで列ができていました。

このときは、着席まで待ち時間は約40分。工芸工房村にもおそばやうどんが楽しめる、飲食施設「愛川山菜園」があります。席数が少ないので、ランチには混雑していたかもしれません。

まとめ

あくまでも公園なので、入場料もかからず、かなりお得に過ごせます。駐車場も、特定期間や土日祝は1日500円かかりますが、レジャー費用としてはかなり低コストに。

飲食に関しては、簡易テントやお弁当持参も可能(バーベキューコンロは不可。詳しくはホームページでご確認ください)なので、自由に過ごせるのも魅力的です。宮ヶ瀬ダムと緑の山に囲まれ、親子で学びながら楽しめる公園として、本当におすすめしたいおでかけスポットです。

丸1日中いても遊び尽くせないくらい充実している宮ヶ瀬ダムの公園。「また来よう!」親子できっとそう思えるはず。

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 神奈川県立あいかわ公園
公式サイト http://www.aikawa-park.jp/smarts/index/0/
※最新の情報はこちらでご確認を
おすすめ年齢 0歳~12歳
料金 無料
営業時間 夏季(4~9月)8:30~18:00、冬季(10~3月)8:30~17:00
アクセス 〒243-0307 神奈川県愛甲郡愛川町半原5423
TEL:046-281-3646
JR京王線橋本駅、小田急線本厚木駅各方面よりバスにて約60分、圏央道相模原I.Cより約30分
駐車場 657台(平日は無料、土日祝日/特定期間は500円/普通車1日)
サービス おむつ替えスペースあり/授乳スペースあり/キッズエリアあり

この記事を書いたライター

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トトコさん

大学卒業後、都内ホテルに勤務する5歳と3歳の男の子ママです。 【子どもも大人も楽しむ】をモットーに、旬のお出かけ情報をご紹介します。

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