2018.12.18
突然ですが、最近泣いていますか?仕事に家事に育児に、ストレスはそれなりにたまっているはずなのに「そういや意外と泣いてない…。」なんて人多いんじゃないでしょうか。たまには思い切り泣いて心のデトックスしてみませんか?
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「涙活」とは
実業家で涙活プロデューサーの寺井広樹さんが提唱している「泣く」ことでストレスを解消しようという活動です。テレビでも取り上げられ、聞いたことある!という人も多いのではないでしょうか。
1カ月に2~3分でも涙を流すことを推奨しているそうで、寺井氏によると“涙一滴で1週間分のストレス解消効果がある”とも。
仕事に家事に育児に、何かとストレスフルな日々を送る身としては、試してみない手はない!ということで早速試してみました。
意外と難しい作品選び
手っ取り早いのは何かしらの物語を読んだり見たりして泣くこと。でも意外と難しいんですよね。
働く母はそんなに時間があるわけでもないし、さらにはややひねくれた性格をしているせいか、泣かせよう泣かせようとしてくる作品には抵抗を感じてしまう。
「泣ける」ツボは人それぞれだしなぁ…。と思いながら検索すること1週間。ついに作品が決まりました!
泣ける要素はたんまりあるけどどこかカラッとしている作品
確実に泣きたい、でも「あ、ここで泣かせようとしてるな」とは感じたくないという人におすすめの作品はこちらです。
「湯を沸かすほどの熱い愛」
主人公は余命2カ月を宣告された高校生の娘を持つ母。宣告を受けたその日から「絶対にやっておくべきこと」を決めて実行していきます。
- 家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる
- 気が優しすぎる娘を独り立ちさせる
- 娘をある人に会わせる
余命数カ月の母と家族の物語、というと「お涙頂戴もの?」と思ってしまうかもしれませんが、ところどころユーモアもありますし、宮沢りえさん演じる主人公がとても凛としていて強くて優しい。
「こんな母親になれたら」という憧れを抱いてしまう、泣けるけどどこかスカッともする映画です。ぜひとも見てほしいので詳しいことは書けませんが、ひとつだけ印象的な場面を。
病院の帰り、セカンドオピニオンをすすめる夫(オダギリジョー)に主人公がはっきりと言い放つ言葉、
ほんのちょっとの延命のために、自分が生きる意味を見失いたくない。
病気が分かる前から、きちんと“生きる意味”を感じて生きていた人なんだなぁと感銘を受けました。自分ならこんな風にきっぱりと決断できるだろうか。
娘がいじめられたら、学校に行きたくないと泣かれたら。私はどんな言葉をかけられるだろう。
嗚咽を漏らすこと数回、鼻をかむこと5回以上。ストーリーにのめりこみ、何度も涙を流すうちに、仕事のことや家庭のこと、いろいろなモヤモヤが頭から抜け落ちていったような…。
そして、いつも余裕がなくて怒ってばかりの子どもたちを、思い切り抱きしめたくなりました。
涙活のその後
相変わらず、仕事に家事に育児に、息つく暇もない日々を送っています。ふとした瞬間に宮沢りえさんの演じた「母ちゃん」の姿が頭をよぎり、少し背筋が伸びるような。
思い切り泣いたことで何かがリセットされた感覚もあります。ほんのひと時でも、自分の生きる現実以外の世界にどっぷり入り込むことが、心に効くのかなぁ…。そんな風に思っています。
寒い夜、あったかいココアでも飲みながら、時には思いっ切り泣いてみませんか。
この記事を書いたライター
ライター一覧- あら井さん
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2歳差姉妹を命からがら育てています。逃避手段は読書とジャニーズ。今春から京都に引っ越すので、京都子連れ情報も発信したいと思っています。