京都土産の定番でもあり、京都を訪れれば必ず見かける「おたべ」。おたべ本館にある「おたべ体験道場」では、自分たちで生地から手作りしたおたべが食べられるんです!基本の三角形だけでなく、ハートやお花の形も。家族みんなで作れば、おいしさ倍増!

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京都のお土産と言えば、

もちろん、「八ツ橋(やつはし)」ですよね!

「米粉・砂糖・ニッキ(シナモン)」を混ぜて、蒸して、薄く伸ばして焼き上げた「八ツ橋」。いつ誕生したのか不明なほど、長い歴史があるようです。そして、焼く前の状態の生地が「生八つ橋」。現在では、生八つ橋にあんこやチョコレートなどを挟んだものが、各社からたくさん販売されています。

つぶあん入り生八つ橋「おたべ」は、知名度の高い人気商品の一つ。なんと「おたべ体験道場」では、家族みんなで、おたべを手作り体験できちゃうんです!

※おたべの生八つ橋の「つ」は、柔らかさをあらわすため、ひらがなの「つ」で表記されています

生地からこねこね本格的!

おたべを手作りするべく、おたべ本館で開催している「おたべ体験道場」に家族で訪れました。体験者として、1人で参加できるのは小学5年生以上で、小学4年生以下は大人の同伴者と一緒に体験できます。

おたべ本館

米粉と水を混ぜ合わせるところからスタート!

とろ~りと均等に混ぜ合わせたら、蒸すための準備。せいろにそーっと流し込んでいきます。ここまでの過程は、子どもたちが率先して作業してくれました。

できたての試食あり!工場見学タイム

おたべ本館では、工場も併設されているので、蒸し時間を利用して、工場内での製造ラインを見学できます。おいしさの決め手となる原材料へのこだわりの話、生産者の顔がわかる安心・安全なおたべ作りの話など、おたべに関する豆知識を知ることができます。

おたべで使われているのは、“世界で一番香りが良い”と言われている、ベトナム産ニッキ。

香りが気に入ったようで、クンクンクンクン…

ベルト上では、機械によって餡を包んで、三角形に折られたおたべたちが、整然と並んで流れていきます。トレーに入れる作業は、やさしく持ち上げないと、柔らかいおたべの形が崩れてしまうため、機械ではなく人の手でおこなっているんですって。

機械には真似できない職人芸!

すべての説明を聞いた後、工場で作られたばかりのおたべを試食。日によって、工場で作られている種類が替わるので、試食できるおたべも違います。新商品が試食できるときもあるかも!?

蒸し上がった生地を成形しよう

工場見学を終えたタイミングで、蒸しあがった生地がテーブルに運ばれてきました。“熱いうちに素早くこねこねすること”が、おいしいおたべに仕上がるポイントなんだとか。やけどの危険があるため、ここはパパ・ママの出番です!

生地が完成したら、麺棒で薄く伸ばし、スケッパーで正方形に整えて、餡をのせて三角に折ったら、おたべの完成!…なのですが、基本の形にこだわらず、いろいろな形のおたべも作っちゃいましょう!おたべ体験道場ならではの特権ですね。

型抜きも用意されているので、クッキー作り感覚で作れて、子どもたちは大盛り上がり!
餡は3種類。よくばり息子は、全部のっけて「モリモリ(盛々)餡おたべ」を制作中

完成!お待ちかねの実食

世界に一つだけのおたべが完成!

子どもたちがすべて成形してくれたおたべ。抹茶の粉をかけすぎて、すべてのおたべが抹茶色になってしまったけれど、子どもたちは大満足な様子。あっという間に完食。

ニッキの香りが苦手な人は、ニッキを入れずにそのままの生地で仕上げてもいいし、濃厚抹茶が好きな人は、抹茶粉を多めにして仕上げるのもアリ。自分好みのおたべを作ってみてくださいね!

種類が豊富すぎるお土産ショップ

ショップには、多種多様なおたべが勢ぞろい!定番のつぶあんや季節限定の餡、ミニサイズの「こたべ」など、何を買って帰ろうかワクワクしますよね。

おたべを販売している「株式会社美十(びじゅう)」では、おたべ以外にも人気商品がたくさんあります。洋菓子派の人にうれしい「京ばあむ(バームクーヘン)」や「あんフィナンシェ」などの焼き菓子も。

品ぞろえ豊富なので、自分用だけではなく友人や会社用にも、ぴったりなお土産が見つかるはず

おたべ本館限定商品もお見逃しなく!

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 おたべ本館「おたべ体験道場」
公式サイト http://www.otabe.kyoto.jp/taiken/taiken_info.html
※最新の情報はこちらでご確認を
営業時間 9:00~18:00
体験時間スケジュール 1日3回(1回 約90分)
1回目 9:30~ / 2回目 12:00~ / 3回目 14:00~
体験料金 600円(ポストカード付き)
対象年齢 小学5年生以上
※小学4年生以下は、保護者と一緒に体験可能。蒸し上がった生地は熱いので、やけどに十分お気を付けください
予約方法 http://otabe.dt-r.com/
※1週間前までにWEBサイトにて予約
住所 京都市南区西九条高畠町35-2
アクセス (電車)近鉄京都線「十条」駅下車 徒歩約10分、地下鉄烏丸線 「十条」駅下車 徒歩約30分、JR京都線「西大路」駅下車 徒歩約30分
(バス)京都市バス「市民防災センター前」下車 徒歩約5分、京都市バス「東寺南門前」下車 徒歩約10分
電話 0120-539-489(9:00~17:00)
駐車場 あり
サービス エレベーターあり / おむつ替え台 / 休憩スペースあり

アクセス良し!京都タワーでも、おたべ体験

  • 本店まで行く時間がない!
  • 予約(1週間前まで)が間に合わなかった!

「観光者あるある」ですよね。そんな人たちには、京都タワー2階にある「京都タワーサンドおたべ体験道場」が◎!JR京都駅から徒歩2分(駅の目の前)でアクセス抜群。体験終了後に、ササッと新幹線に乗り込める距離です。

予約は前日15:00までなので、予約の空きがあれば、急に決まった京都観光でも予約しやすくなっています。「蒸し上がった生八つ橋の生地を、三角形のおたべに仕上げるまで」で、1時間程度の体験となります。時間があまりない場合は、ぜひ京都タワーサンドで!

場所 京都タワー2階(JR京都駅から徒歩2分)
京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1
体験時間スケジュール 1日6回 ※前日15:00までの完全予約制
定員 1回 12人
所要時間 1時間
体験料金 1200円。認定書付き・にっき抹茶おたべ(10個入540円相当)

この記事を書いたライター

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さいかなさん

フルタイムで働くママ。仕事もバリバリこなしたい!でも家庭も大事にしたい!何を優先すべきか日々模索中。趣味はおでかけ。ヒマさえあれば、旅行ガイドブック読んで脳内トリップ!

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