2017.07.28 / 2017.07.29
総合電機機器メーカーに就職して、国内の企画の仕事を13年間。不妊治療を経て3人を出産後、ようやくやりたい仕事が軌道にのった矢先に4人目を自然妊娠、そして出産。4人の子育てや仕事復帰への考え方など、目からウロコの子育て&仕事術を伺いました。
ぎゅってママのプロフィール
東京都大田区在住。自分(45歳)、長男(高1)、長女(中1)、次女(小5)、三女(4歳)の4人の子どもたちと、4歳年上の夫(49歳)の6人家族。電機メーカーの海外営業で主に中国とインドを担当。年に数回海外出張も。8:30~18:00勤務。同じマンション内に両親が住んでいる。
平日のタイムスケジュール
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- 5:30
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起床。長男のお弁当作りや洗濯干し・たたみ、家族を起こして朝食準備。三女の着替えと保育園準備
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- 7:30
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保育園へ送り
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- 8:30
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出勤
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- 18:00
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退勤
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- 19:15
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保育園お迎え
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- 19:30
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保育園から帰宅後、夕飯準備と夕食。学校関係のプリントの確認
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- 21:00
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マンション内の共有施設にある温浴施設で入浴
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- 22:00
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就寝準備、歯磨きや読み聞かせ
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- 22:30
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消灯・就寝
[家事分担]ママ80% パパ10%、ママの両親10%
「以前、夫は基本的に私が仕事をするのに反対で、料理も“(やらないけど)やればできる”という感じ。でも実績が認められたのか4人目でやっと保育園の送迎に前向きになってくれました。さらに週に1回、長男のお弁当を作ってくれるようにもなりました。」
「例年、海外出張が年に数回あり、最初は家族のために“ママ出張中やることリスト”を作っていましたが、今年からは自分たちでやるべきことを考えてやってもらうようにしました。」
子どもたちの息抜きの場所は、別フロアに住む祖父母宅
「3人目が3歳になったころ、私の両親が越してきました。3人を連れて病院へ行くような大変な時期にはいなかったのですが(笑)。近くに住んでいるからと言って、助けてもらうことが“当たり前”にならないように気を付けています。とはいえ、子どもたちにとって祖父母の家は、息抜きができる逃げ場になっているようです」
週末ごとの食材買い出しに2〜3万円。プロのやり方を学んで靴箱の整理
「買い物は、簡単便利なおかずを中心に生協の宅配を利用しています。週末に調味料や冷凍できる食材をまとめ買い。1回の買い物で2〜3万円の出費です。」と、長いレシートと「合宿所の食事みたいでしょ」と、ある日の食卓の写真を見せてくれました。
「ときには、家事代行の業者に換気扇や家の掃除を頼むこともあります。以前、家族6人分の靴があふれていた靴箱の整理を頼んだことがありました。やはり、プロはすごい!その写真を撮り、今では年に1度、同じように収納して整理しています。」
[子育て]上3人は不妊治療で授かり、4人目は自然妊娠のナゼ?
「実は、上の3人は不妊治療で授かりました。3人目が保育園を卒園する直前、念願の海外営業部での仕事が面白くなり、ストレスから解放されたせいか?4人目を自然妊娠!しかも妊娠6カ月まで気づかなかったんです。健康診断で見つからないんですよ、妊娠って。
正直、産むかどうかを悩みました。また“ゼロ”から始めるのかと。でも、産んでよかった。今度は、家族みんなで育てていけるので“ゼロ”からじゃなかった(笑)。人生、何が起きるかわかりません。」
保育園歴15年。一番の変化は、パパの育児参加
「1人目を預けた14年前には、パパの姿はほとんど見かけませんでしたが、保育園も随分変わりましたね。まず、パパの育児参加率が増えたこと。毎日、送るだけでなくお迎えもしているパパもいますし、懇談会にもパパが、さらにパパママそろって参加することも。
もう一つは園の姿勢。以前は“先生がママたちを指導する”面が大きかったように思います。先生にもよりますが、今はママの意見を聞いて、ママの気持ちに寄り添う意識が高いです。地域の子育て支援として、園児以外にも園庭開放するなど方針が変わったことを感じます。」
お付き合いは、摩擦が起きなければ良しとする
「私自身は、2人目を育てているころから力を抜くことができるようになりました。今、すごく真面目に子育てを頑張っている周りのママたちに“そんなに頑張らなくても大丈夫よ”と手抜きをおススメすることも。人に迷惑をかけず、周囲と摩擦が起きなければ、よしとすることをブレずにやっています。」
4人の年間行事は4月に手帳に記入&複数のLINEグループでアップデート
「子どもたちの習い事は、スイミング、書道、テニス、ピアノ、ダンス、英語、部活もあります。学校や保育園の行事は、年間スケジュールが配られると、すぐに手帳に書き込みます。
予定を確認していたにも関わらず、保護者会に行ったら時間を間違えたり、別のきょうだいのクラスに行ってしまったということもありますが、何かと周りのママ友に助けられながら、学校行事や役員も一応こなしています。LINEグループから入る情報で助けられることも多いですね。やれることはやるという姿勢と、周囲の助けに感謝する気持ちを大切にしています。」
[仕事] やりたい部署で、やりたい仕事ができたのは、ここ10年くらいのこと
「総合電機機器メーカーに就職して、13年間、国内の企画の仕事してきました。その後、合弁会社に異動し、今は鉄鋼ビジネスの海外営業部で中国やインドの顧客、その他海外の展示会の担当をしています。現地とのやり取りや現場へ出向いてのコーディネートなど、元々英語を使った仕事を希望していたので、それが実現して10年になります。」
付加価値のある仕事を提供できれば復職してもやっていける
「仕事は代われる人がいても、母親の代わりはいません。産休で仕事を抜ける時期があっても、時短で業務時間が限られていても、付加価値のある成果を提供できれば、復職しても貢献できる。私は保護者会や学校行事があるときも、自分にとっての仕事の一つとして時間の都合をつけています。家ではお母さんが一番ですから!会社でも、社会でも、いつまでも人から必要とされる存在でありたいなと思っています。」
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