時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「お掃除で育む非認知能力」について。

お掃除で非認知能力を育てよう

お掃除は、忙しい毎日の中では後回しにしがちな家事のひとつです。そして子どもが汚したものを大人が掃除する、という認識の家庭が多いかもしれませんね。

でも、お掃除こそ「自分で考えて実行するワーク」と考えれば、テストの点数では評価ができない力、すなわち「非認知能力」を育てるのに、こんなに素晴らしいものはないのです。

お掃除の利点は、自分のことは自分でするという自立心、何を使ってどうするか考える段取り力、実際にやってみる実行力、そして達成することの自己肯定感などを高める要素がたくさんあることです。

しかも、大人のマネをしたい時期の子ども達は、親と一緒にすることを喜びますので、やっている内にあっという間に一人でできるようになるでしょう!

子どもに合った掃除道具を

このときに大切なコツは、「子どもが作業しやすい道具」を準備することです。

通常の道具は大人向けで上手く扱えない場合が多いので、特にサイズは子どもに合わせて小さい物や代用品を選びましょう。そしていつも同じ場所にセットしておけば、子どもが自分で選んで使うことができますね。

例えば、床用ワイパーならジョイント部を抜いて調節、カーペット用粘着テープは洋服用が小さくて使いやすいです。

爪ブラシを使ってカーペットの埃や髪の毛を取るのも、大好きなワークのひとつです。ほうきとちりとりやハンディモップはミニサイズ、ゆすいで絞る作業ができる子にはミニタオルを雑巾に、まだの子はおしりふきシートが拭き掃除に利用価値大!です。

お風呂掃除には、タワシ代わりに爪ブラシ、歯ブラシ、メラミンスポンジなどが便利に使えますよ。キッチン周りなら、柔らかい布でカトラリーを磨くのも楽しいですね。

モンテッソーリの教室には、よく小さなスプレーボトルとミニスクレーパーがあり、鏡掃除のお仕事に使われます。洗剤は目や口に入ると危ないので、水(アルカリ電解水なら汚れを落とします。)を入れたスプレーを使います。

一人でできたことをほめて!

子どもがお掃除に集中し始めたら、少し離れて見守りましょう。一挙手一投足に対するほめ過ぎは注意です。

何でもかんでもほめていると「見て、見てー!」が始まり、ワークに集中するよりも親の気を引くことが優先してしまいます。

家をきれいにする目的ではなく、子どもの能力を伸ばす目的だということを忘れずに!

まず「一人でできたこと」をほめ、どうやったか?どこを工夫したか?失敗したら次はどうしようか?と事実をなぞりながら話し合い、「きれいになってうれしいわ、ありがとう!」と伝えていくと良いと思います。

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

荒井聖子さんの記事一覧 v-right