「夫婦でしつけの考え方が違って言い争いになってしまった」ということはありませんか?そんなとき、無理して一方に合わせると思わぬ影響が出てしまうことも。今回は、夫婦間で子育ての考え方や価値観が違うときの対応法を紹介します。

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夫婦の価値観は違っていて当たり前

子育て中のママやパパであれば、子どものしつけについて夫婦の考え方の違いに悩むこともありますよね。一方の意見を押し付けられ、それが夫婦ゲンカの原因になってしまうことも。こんなとき、どうすればいいのでしょうか?

夫婦とはいえ、お互いに育ってきた環境や性格、考え方はそれぞれ違います。特に影響を受けるのが、自分の親から学んで受け継いできた価値観です。

これが自分の価値観の基本となっていることが多いのです。ですから、持っている価値観が違うのに、自分の子どもに対するしつけはパパもママも同じでなければならないという考え方には、もともと無理があるのです。

無理に一方へ合わせる必要はない

たとえば、子どもがリビングで小さなボールを投げて遊んでいるとします。ママ「ボールが置物やガラスに当たって危ない。室内でボール投げをすることはマナーとして良くない」と考えています。一方、パパ「子どもは元気で活発なもの。このくらいは大目に見てあげて、厳しく叱る必要はなし」と思っています。

このとき、どちらかがもう一方の価値観に無理して合わせて対応したらどうなるでしょうか?

仮に、ママがパパに合わせたとします。無理して合わせたママは、自分に正直ではなくなります。つまり、室内でボール遊びをするのは良くないと思っているのに、ボール遊びを容認することになります。そうすると、ママの顔の表情や声の調子、態度に「本当はよく思っていない」ことが表れてしまいます。

子どもは、大人が思っている以上に敏感。ママの様子をよく感じとっています。

ですから、「ボールで遊んでもいいよ」と言われても、笑顔のない硬い表情をしたママを見た子どもは、本当に遊んでいいのかわからなくなり、とても混乱してしまうのです。

このように、夫婦で無理に価値観を合わせようとすると、次のような影響があります。

  • 価値観を合わせる側が我慢を強いられストレスとなる
  • 子どもに混乱を与える

ですから、夫婦といえども価値観は違って当たり前と思っておくのがよいでしょう。では、夫婦でしつけの考え方や価値観が違う場合、どのように対応すればよいでしょうか?

夫婦でよく話し合う

一番の解決方法はこれにつきます。ここで大切なのは、「自分の考えはこうですよ」と相手に自分の価値観を知ってもらうこと

そして、相手の価値観もよく聞いて、「わたしの考えはこうだけど、パパの考えはこうなのね」と理解してあげることです。

無理してすり合わせる必要はありませんが、お互いよく話し合えば目指す目的は見えてくるものです。

より一歩進んだ話し合い

お互いに相手の価値観を知ることができたなら、さらに一歩進めるチャンスです。

「ならばどうすればいいと思う?」「どんなことが子どもにとって一番いい方針だと思う?」と切り出すことで、より深く話を進めていくことができます。

「こうすべき」と一方の考えを押し付けるのではなく、お互いに出し合った考えの中から最善の方法を見つけていけばよいのです。

最後は子どもの選択に任せる

たとえ夫婦で十分に話し合ったとしても、どうしても折り合いのつかないこともあります。

そんなときは、パパとママの考えをよく説明したうえで、子どもの選択に任せましょう。両親の子育ての価値観が違っていても、子どもは正しいと感じた方を選択していくはずです。

子どものしつけについては、パパやママの両親など、その他の家族や親戚間でも違うことがあります。そんなときも、上記のポイントを参考にしながら対応してみてくださいね。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん

男児2人の母。心理カウンセラー。2006年から子育てに悩むママの子育て相談を開始。現在は、講演、講座、子育て相談、中学受験相談、執筆活動に力を入れている。「子育て3ステップ会話法」を考案し、書籍『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』を出版。

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