子どもがおかしばかり食べて叱った経験はありませんか?おかしの食べ過ぎで普段の食事が入らなくなってしまうのは困りますよね。そんなときどうすればいいのでしょうか?

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子どもはお菓子が大好き。特に、あめやチョコレートなどの甘い物やポテトチップなどのスナックには目がありません。

隠しても、戸だなや引き出しから勝手に取り出して食べてしまうこともあるでしょう。でも、食事に影響するくらい食べてしまうのは困りますよね。

「お菓子ばっかり食べて夜ごはん食べられなくなったらどうするの!」

「ごはんを残したら、明日からお菓子抜きだからね!」

なんて叱った経験はありませんか?ときには、ママが無理やりおかしを取り上げてしまうことも。

ママがこのような態度を取ると、子どもはガマンするどころか、「なんでよ!」と余計に反発してしまうかもしれませんね。では、お菓子を食べる量を減らすには、どうしたらいいのでしょうか?

お菓子による影響を伝える

お菓子を食べ過ぎると心配になるのは、次のような問題です。

虫歯や肥満になる

甘いものを食べると当然虫歯になります。また、糖分の取り過ぎは肥満の原因にもなります。

お菓子の食べ過ぎで食事が入らなくなる

ママにとっては、せっかく作った食事を残されるのは悲しいですよね。それが続くと、ときには「イラッ!」としてしまうことも。また、普段の食事が食べられなくなると、ビタミンやミネラルなどの成長に必要な栄養が不足してしまいます。

病気になるリスク

糖分を取り過ぎると、インシュリン(インスリン)の調節機能がうまく働かなくなり、低血糖の状態になります。これにより、子どもは気力がなくなったり、集中力が低下したりします。

また、糖尿病のリスクも上がると言われています。

これらのような影響をわかりやすい言葉でやさしく子どもに伝えてみましょう。伝える方法は、「お菓子を食べすぎると、○○だから心配なの」というように、ママの心配な気持ちを言葉にします

「お菓子にはこんな影響があるんだ」ということや、「ママがこんなに心配してくれているんだ」という気持ちが理解してもらえたら、食べすぎることが少なくなっていくでしょう。

お菓子を食べるときのルールを決める

お菓子を禁止すると、子どもにストレスを与えてしまいます。

ガマンをさせすぎて余計にお菓子に執着したり、親に隠れて食べてしまうこともあります。まったく食べさせないようにするのは難しいので、食べる量をコントロールしていきましょう。

そのうえでオススメなのが、「お菓子を食べるときのルールを決める」こと。親子で一緒に話し合って決めていくとよいでしょう。たとえば、次のようなルールが考えられますね。

  • お菓子は食事を食べた後に食べる
  • 1日に食べる量を決める
  • 友だちが一緒のときは量が増えてもOKとする

食べてよいものだけを用意する

家にお菓子が置いてあると、つい食べたくなってしまいます。目の前にお菓子があるのに、「これはダメ」と言われても守るのは難しいもの。であれば、お菓子を買いすぎないようにし、食べてほしくないお菓子は、家に置かないようにしてみましょう。

この他にも、お菓子を一緒に作って食べるという家庭もあるようです。これなら、食べてほしいものを適切な量で与えることができますね。

お菓子は子どもにとってとても魅力的な食べ物なので、うまく付き合っていくしかありません。守っていけそうなルールを作るなどして、上手に対応していきましょう。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん

大学院3年生と大学2年生の男児2人の母。子育て&中学受験カウンセラー歴18年。「子育て3ステップ会話法®」を考案。著書『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』。独自のコーチング講座や子育て心理学協会の「ココロ貯金®」講座を提供。イヤイヤ期・思春期・反抗期・受験期の悩みを解決します!

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