2019.09.26 / 2019.10.07
パソコン管理よりも便利な家計簿アプリが普及中
読者が選ぶお勧めの商品やサービスを様々な切り口で調査し、結果をランキングにして発表する「ウーマンリサーチ」。
第2回のテーマは「家計簿アプリ」です。
リビング新聞グループのシンクタンク、くらしHOW研究所では、2019年7月~8月に、サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「あんふぁんWeb」「シティリビングWeb」のWeb会員を対象に、家計簿アプリに関するアンケートを実施しました。回答者1003人中、「家計簿をつけている」人は629人と全体の6割以上。つけている家計簿のタイプでは、手書きが32.4%と最も多かったものの、家計簿アプリを利用している人は21.2%と、パソコンを利用している人の13.5%を上回り、その便利さからどんどん普及していることがうかがえる結果となりました。
そこで、よく利用している家計簿アプリについて、満足しているポイントや不満なポイント、欲しい機能について詳しく聞きました。その結果、支持を集めた家計簿アプリは?
女性が最も利用している家計簿アプリ
1位「マネーフォワードME」
2位 「Zaim」
3位 「レシーピ!」
3位 「楽天カードアプリ」
主に使っている家計簿アプリの中で、最も利用されているアプリ第1位は「マネーフォワードME」、第2位は「Zaim」、第3位は同率で「レシーピ!」と「楽天カードアプリ」となりました。
第1位の「マネーフォワードME」は「入力のしやすさ」「金融関連サービス対応」「収支の見やすさ」の点でユーザーの評価を得ています。
利用満足度も「マネーフォワードME」が1位
利用しているアプリの満足度についても聞いたところ、利用者が10人以上のアプリにおいて、「マネーフォワードME」が利用満足度第1位、第2位は「Zaim」、第3位は「レシーピ!」という結果になりました。
「マネーフォワードME」(運営=株式会社マネーフォワード)
「Zaim」〈運営=株式会社Zaim〉
「レシーピ!」〈運営=大日本印刷株式会社〉
「楽天カードアプリ」〈運営=楽天カード株式会社〉
https://www.rakuten-card.co.jp/service/app/
入力しづらい、収支が見にくいなどの不満も
アンケートでは、使っているアプリの不満ポイントも調査しました。
家計簿アプリの不満ポイント
入力のしやすさ…21.6%
収支の見やすさ…18.9%
レシートの読み込み機能…16.2%
全体でみると83%が利用しているアプリに「満足・やや満足」と答えている一方、「不満・やや不満」は17.4%。不満ポイントは「入力のしやすさ」「収支の見やすさ」 「レシート読み込み機能」の順で高くなっており、ユーザーの重視しているポイントが見えてきます。
欲しい機能はキャッシュレス決済との連携やアドバイス、使いすぎアラート
家計簿アプリに欲しい機能についても調査。電子マネー等キャッシュレス決済が普及しつつあることもあり、現金以外の支出についても連携できる機能が欲しいという声がある一方、「もう少しシンプルなものが欲しい。いまいち使いこなせず、やめちゃいます」(30代女性)など、シンプルさを求める声も。
回答の中で目立ったのは、家計に関するアドバイスや使い過ぎアラートが欲しいという声。「収入に合った、各支出の適切な金額をアドバイスしてくれたらうれしい」(30代女性)、「予算に対してオーバーしそうなときにアラート通知が来る機能」(20代女性)など、不安な部分を指摘・アドバイスしてくれる機能をユーザーは求めているようです。
家計簿アプリのメリットは「無駄遣いがなくなった」
家計簿アプリを利用したことで、ユーザーにはどのような変化があったでしょうか。「支出を具体的に数字で把握することで、無駄遣いが減った」(30代女性)、「貯金がコンスタントにできるようになりました!30歳で目標1,000万もかなえられました!」(30代女性)というツワモノも。
シンプルなものから高機能なものまで、様々な種類がある家計簿アプリ。自分に合うアプリを見つけて、家計について考えるきっかけにしたいですね。
【調査概要】期間:2019.7.31~8.5/サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「あんふぁんWeb」「シティリビングWeb」各Web会員へのアンケート/調査対象:女性1003人【回答者プロフィール】エリア:全国/年代:20代以下9.6%、30代33.0%、40代27.7%、50代以上29.7%/独身27.0%、既婚73.0%/子供:あり59.2%、なし40.8% データは小数点2位以下四捨五入