/ 2020.02.06

ホウレンソウは通年流通していますが、旬は11月~1月。この時期は色も濃く、栄養分も増して甘味があります。栄養価が高く、βカロテン・鉄分・ビタミンC・カリウムなどが豊富なホウレンソウを使った、簡単な「もう1品!」のレシピを紹介します。

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ホウレンソウは離乳食にも◎

栄養価が高く、通年手に入りやすいので、離乳食に取り入れやすいですね。葉の部分は初期から、茎の部分は繊維が多いので後期になったら、やわらかく加熱して与えましょう。

いろいろな種類がありますが、サラダホウレンソウはアクが少なくてやわらかいので、離乳食用としても扱いやすいと思います。

「ヒスタミン」という物質が含まれており、まれに皮膚へのアレルギー反応が起こることがあります。症状は、皮膚が赤くかゆくなる、湿疹のような感じになる場合があるので、初めて与えるときは注意しましょう。

「もう1品!」というときのお助けレシピ

材料も作り方もシンプル!簡単でおいしい「海苔和え」はホウレンソウ以外にも、オクラ・小松菜・インゲンなどで作ってもOK。しらす干しやゴマを加えるも良し、からしを効かせるも良し。おつまみにも喜ばれますよ。

離乳食を同時に作るときは

ゆでた後に、葉先の柔らかい部分を取り分けて使いましょう。

ホウレンソウと海苔を和えてから、ハサミやすり鉢で細かくする方が、事前にそれぞれを細かく切って作るよりもラクで。包丁だとちょっと切りにくいかもしれません。しょうゆの加減には要注意!

「ホウレンソウの海苔和え」作り方

ホウレンソウはゆでるよりも、電子レンジで加熱する方が、栄養を逃さずに摂れます。

材料 2人分
ホウレンソウ
3株
海苔
1枚
しょうゆ
小さじ1~
作り方
所要時間10
STEP1
ホウレンソウは根元をよく洗い、水気があるまま、ふんわりラップをして、600Wの電子レンジで2分加熱し、サッと冷水にさらして水気を絞る(※冷水にさらすことで、苦みやえぐみが和らぐ)
STEP2
ボウルに海苔を手でちぎって入れ、しょうゆを加えて混ぜておく
STEP3
ホウレンソウを食べやすい長さに切り、2のボウルに入れて和える

ホウレンソウの苦みやえぐみを和らげる方法

ホウレンソウが嫌いな人は、たいてい苦みやえぐみが苦手だと思います。その原因は「シュウ酸」という成分。

これを取り除くには、加熱したホウレンソウをすぐに冷水にさらすこと。このひと手間で違います。

加熱後は熱いので、冷やした方が次の作業がしやすいですよね。そう考えると、そんなに手間ではなく、流れ作業でできることなので、取り入れやすいと思います。

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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