2019.11.27
働くママの心が解放され、体もラクになる情報を伝えたい!総合情報サイト『All About 』で活躍する“ガイド”と呼ばれる様々な分野の専門家が、単に捨てる、やめる、諦めるのでない、現実的なノウハウを紹介します!
教えてくれたのは
- 藤原 千秋さん「家事・掃除・子育て」ガイド
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家の事・子どもの事・仕事の三つ巴を楽しむ三児の母。ずぼら掃除を提唱。大手住宅メーカー営業職を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆し19年目。現在は監修、企画、広告、アドバイザリー等の業務にも携わる。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)などを執筆・監修マスコミ出演も多数
ワンオペを終わらせるのは2泊の英断
「家事は全部自分でしないといけない」。みなさん、誰に言われたわけでもないのに、そう思い込んでいないでしょうか。自分が一体どれだけの家事をしているのか、数えてみたことありますか?
掃除・洗濯・料理、それだけではないはずです。掃除ひとつをとってみたって、どれくらいのことをしているか、実は自分でも何をしているか明確になっていないことが多いのです。
名もなき家事とは!?
- お風呂の排水溝の髪の毛を捨てた
- ブラシにこびりついた髪の毛を掃除した
- 脱ぎっぱなしの服を洗濯機に入れた
- シャンプー・リンスを詰め替えた
- お弁当箱のゴムパッキンを消毒
- 冷蔵庫に眠っていた謎のドレッシングを捨てた
- テーブルの上を片付けた
- 飲み終わって置きっぱなしのコップを流しへ
- ペットボトルのラベルを剥がして分別した etc.
以前ダイワハウスはそれぞれの家庭ごとにある、「名前のつかない家事仕事」の投稿をつのりました。集まった「名もなき家事」のベスト3は、1位「裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業」、2位「玄関で脱ぎっぱなしの靴の片付け」、3位「トイレットペーパーの補充・交換」。
番外編では「寝ている子どもを起こす」もありました。眠たくて不機嫌な幼児の機嫌を取りながらご飯を食べさせる。確かに、これは相当な力を要する家事仕事です
小さな家事から数えてみると、「家事ってこんなにあるの?」「私ってこんなにしていたの⁉」と、膨大な量に驚くかもしれません。そもそもひとりですることが無理な話なのです。
全部自分でやらなきゃという思い込みを捨て、家族に分担してもらいましょう。まずは、自分がどんな家事をしているか知るために書き出してみます。
どんなに小さい家事も根こそぎ洗い出してみてくださいね。私はこれを「家事の棚卸し」と呼んでいます。
自分の家事量を認識することが一番初めにする最も大切な作業です。自分で家事の棚卸しが出来たら、それを家族みんなが見える場所に記録していきます。
いつの間にか変えられているトイレットペーパー。いつのまにか捨てられている段ボール。
家族に知られていない「いつの間にか」をなくし「何が、いつなされているか」を明らかにするために、記録をつけて「見える化」するのです。記録をつける場所として最適なのは皆が目にするカレンダー。
いずれも書き込む際には〝どや顔〞でいきましょう。「そんなことまで!?」と思えるようなことも書き込みます。自分でも何気なくしていたこと、家族が当たり前に受け取ってしまっていたこと。全部、書き込んでいきます。
「こんなことまでしているんだぞ!」と見せつけるつもりで記録しちゃいましょう。その際、したことと一緒に「段ボールを捨てるのを忘れた」など、できなかったことも記録します。実はここがポイント!
「捨て忘れた」のメモ書きが増えていくと、家族は「ママは段ボール捨てるのが嫌いなんだな」とわかるようになります。それが目的です。
「じゃあ、自分がするか」……すぐにそのような発想にならないかもしれませんが、段ボールを捨てるという家事が存在していること、それをしているのはいつもママなんだということ、そしてママは段ボールを捨てることが嫌いということなど、多くの情報を与えることができます。
さあ、「見える化」ができたら、家族がその家事を担当する時です。やることは記録されてきたので、後はするだけ!
「だけなのに……しませんよね。他にやってくれる人がいる限り、家族が腰を上げて家事をすることはないのが現実です。ですから家族が自主的に家事をするためには、「主婦」が消えること。それ以外に方法はありません。これは冗談ではなく、私が実際に実践・成功してきた方法です。
消えるときには数時間という単位でなく、「泊り」で消えましょう。2泊もしたら家族にとって大ダメージ。そこで初めて「こんなにやることがあったのか、こんなにしてもらっていたのか」と夫も子どもも理解します。「主婦」不在の問題を埋めるために「何をしたらいいか」やっと考え出すわけです。
「旅行なんて」「家を泊りで空けるなんて」と思われるかもしれませんが、スパッと行動にでない限り、「まだ小学生だから心配」「高校生はお弁当作ってあげないといけないから」と、いつまでも離れることができません。
あなたが思い込みを捨てることで、「ひとりでやらなきゃ」から「みんなができる」家事に変わる日がきっと訪れますよ。
※この内容は2019年11月22日に発売された書籍『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』 の第2章『家事の「ちゃんと」を捨てる』の内容を一部修正し転載したものです
働くアラフォーママ達の救いになる本が出来ました!
家事、育児、仕事…今のママはキャパオーバー。受験、介護、年金、AI…将来はモヤモヤだらけ。「そんな限界間近の、働くアラフォーママ達の救いになる本を作りたい」。そんな思いからこの本がうまれました。
時代はどんどん便利になっていくのに、女性の役割だけは、変わっていないどころか、「ワンオペ育児」の家庭が増えて、負担が増しているようなこの頃。そこで、「もう捨てていい思い込み」や「古い常識」、「時代に合わなくなった習慣」「今だからできる選択」「これからの時代に必要なこと」などを、専門ガイドに聞きました。ただ単にやめるだけじゃなく、「しないほうがむしろ上手くいくこと」や「いますぐラクに効率UPできること」が中心なので、ママも家族もきっと幸せがUPします。
おもしろそうなところ、これなら出来そうと思えるところから、ぜひつまみ読みしてみてくださいね。
書誌情報 | すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK |
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著者 | All Aboutモヤフォー研究所 |
もくじ | 第1章:料理の「しっかり」を捨てる 第2章:家事の「ちゃんと」を捨てる 第3章:子育ての「ガムシャラ」を捨てる 第4章:マネーの「きっちり」を捨てる 第5章:住まいの「ゼッタイ」を捨てる 第6章:介護の「ヒヤヒヤ」を捨てる 第7章:ママ友・夫婦関係の「モヤモヤ 」を捨てる |
仕様 | 単行本(ソフトカバー): 240ページ |
定価 | 本体1650円+税 |
「All Aboutモヤフォー研究所」書籍発売記念イベント開催
下記日程で記念イベント開催します。
▼開催日時
2019年12月5日(木)
13:30 開場 / 14:00 開演 / 15:00終了(予定)
▼会場
八重洲ブックセンター 本店8Fギャラリー
〒104-8456 東京都中央区八重洲2-5-1
JR東京駅 八重洲南口
東京メトロ銀座線京橋駅 8番出口(京橋エドグラン)
https://www.yaesu-book.co.jp/access/
※会場へご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
※会場までの交通費、駐車場料金は各自ご負担をお願いいたします。
▼登壇者
All About「時短生活」ガイド ももせ いづみ
All About「家事・掃除・子育て」ガイド 藤原 千秋
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この記事を書いたライター
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