/ 2019.12.13

出典:あんふぁんWeb

わが家には女の子1人、男の子2人がいますが、「こうも違うもの!?」と日々驚くことばかり。特に、ほめ方、叱り方によって、その後の反応が大きく違うことを感じています。

今回の記事では、3人の子どもを育てていく中で感じた男の子、女の子の違いや、わが家で実践している声かけのコツを紹介します。

これって男女差なの?わが子の行動を観察してみた

わが家では第1子が女の子で、自分と同じ性別ということもあり、娘の行動を特に不思議に思うこともなく子育てをしていました。第2子、第3子と男の子が生まれたことで、「あれ、これってもしかして性差なのかな?」と考えるようになったことがいくつかありました。

<娘の場合>

・やわらかいものが好き(ぬいぐるみ、タオルなど)

・おままごとなど、人と会話しながらのごっこ遊びが好き

・複数作業が得意(音楽を聴きながら勉強するのが好き)

・過程にこだわる

<息子たちの場合>

・かたいもの、動くものが好き(電車、車など)

・戦いごっこ、競争など、体を動かしたり、勝ち負けのある遊びが好き

・複数作業が苦手(リビングで勉強すると、まわりが気になって進まない)

・結果にこだわる

特に、過程・結果にこだわるという部分の違いは顕著です。上2人(小5娘、小1息子)の場合、小学校の運動会が終わったあとの感想にも相違がありました。

・娘「白組は負けちゃったけど、みんなで頑張ったから楽しかった」

・息子「1位になれなかった。ママに1位をプレゼントしたかったのに。悔しい」

本人たちの性格もあるとは思いますが、娘が小1だったときの考え方と小1の息子の考え方が面白いほど違うのは新鮮でした。

わが家で実践している子どものタイプ別の関わり方

私は3人の子どもの行動傾向の違いに気づくまで、3人とも同じように接していました。その間は、「話が伝わらない…」とイライラすることも。

しかし、娘と息子、それぞれに合った関わり方があることに気づいて以来、声かけの方法も少し変えてみることにしたのです。

<褒める時>

・娘に⇒過程をほめる「テストで△点取るために、勉強を頑張ったね!ママは見ていたよ」

・息子たちに⇒結果をほめる「テストで△点取ったの!すごい!かっこいい!」

<何かをやらせたい時(片づけなど)>

・娘に⇒共同作業をアピール「一緒にやろう!」

・息子たちに⇒競争をアピール「どっちが早いか競争しよう!」

<叱る時>

・娘に⇒共感を含める「本当は〇〇したかったんだよね。わかるよ。でもね、〇〇〇〇〇だよ」

・息子たちに⇒目と目を合わせて、声を低くし、怒っている態度を明確にする「危ないって言ったよね!理由は〇〇〇〇〇だよ」

イライラを軽減できて、心が軽くなった!

声かけや関わり方をそれぞれに合わせて変えてから、子ども達がすんなり聞き入れてくれることも増え、私の心はだいぶ軽くなりました。

もちろん、いつもうまくいくわけでないですし、成長とともにタイプが変わる可能性もあります。また、今回は、わが家の娘と息子を例に出して説明していますが、「女の子」「男の子」とカテゴライズできるものではなく、それぞれの性質や状況によっても変わってくると思います。

子どもとの関わり方に悩んでいる人は、自分の子どもがどのようにほめたり、叱ったりすると響いているかを見極めながら、それに応じた声かけを実践してみると、変化が生まれてくるかもしれません。

<文・写真:ライター nanahi>