春らしい色の具材で作る「ちらし寿司」。トッピングをお手伝いするだけでも子どもはワクワク♪楽しいようです。つまみ食いはご愛嬌!あちこち散らかるのは大変だけど、食の楽しさを一緒に体験できると良いですね。

わが家では食育の一環として、1歳3カ月頃からごはんの仕上げを一緒にするようにしています。といっても、海苔をちぎったり、ふりかけをパラパラとかける、という簡単なものです。うまく出来ることはまれで、ほとんどはお口に直行してしまいますが、それでも出来たときは「お上手!」とものすごく褒めるようにしています。娘も嬉しいようで、もっとやりたくなるようです(とは言え2.3回出来ればいいほう…)。

今回、1歳半になり、「ちらし寿司」のトッピングに挑戦しました。具材を手やスプーンで自由にのせていきます。早々に手づかみで食べ始めてしまいましたが、楽しんでくれましたよ。もう少し大きくなったら酢飯作りを手伝ってもらったり、鮭をほぐすときに「これが骨だよ」と見せて教えていきたいな、と思っています。

「酢飯」はいつから食べられる?

月齢的に食べてよいのか迷うのが「酢飯」。1歳を過ぎてから食べさせている、というご家庭が多いようですが、無理に早くから食べさせる必要はないと思います。もしチャレンジしてみよう!という場合は、合わせ酢を電子レンジで加熱して酸味を和らげてから加えると食べやすいですね。

今回ご紹介するレシピでは酢飯にしていませんが、もちろん酢飯にしてOK!取り分けて大人だけ酢飯にするのも良いと思います。

2合のお米に対して合わせ酢は、米酢(50cc)、砂糖(大さじ1)、塩(小さじ1)が作りやすいです。合わせ酢は余ったら保存容器に入れて、冷蔵庫で2〜3カ月保存可能ですよ。

「春のちらし寿司」の作り方

【材料】

  • 塩鮭…1切れ
  • 菜の花…1~2本
  • かんぴょう…適宜
  • 刻み海苔…適宜
  • ご飯…2合分
  • 〈錦糸卵〉

  • 卵…1個
  • 砂糖…ひとつまみ
  • 塩…小さじ1/3
  • 片栗粉…小さじ1/2
  • 米油…大さじ1/2

【作り方】

  1. 塩鮭を焼いて食べやすい大きさにほぐし、皮と骨は取り除く
  2. <錦糸卵を作る>卵をほぐし、塩、砂糖、片栗粉を加えて混ぜ合わせる。油を入れ熱したフライパンに注ぎ、両面を焼く。焼けたら細切りにする

  3. *フライパンに卵液を入れる際、茶漉しなどで漉しながら加えると滑らかでキレイに仕上がります

  4. 菜の花は熱湯でサッと茹で7ミリくらいに切り、かんぴょうは粗みじん切りにする

  5. *かんぴょうの味付けが濃い場合は、軽く水洗いまたは水に浸し、水分をふき取ってから切りましょう

  6. ご飯を器に盛り、刻み海苔を散らし、その他の具材をトッピングする

子どもとチャレンジ出来そうなポイント

  • お米を計量する、水を入れる、炊飯器のスイッチを押すなど
  • 塩鮭をほぐす
  • 菜の花を洗う
  • 卵を割る
  • 具材をトッピングする
  • みなさんも、お子さんと一緒にちらし寿司作りを楽しんでくださいね

    この記事を書いたライター

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    田村佳奈子さん

    フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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