小さい子どもを連れての通院。子どもを泣かせない、とりあえず終わらせることを目標に病院へ行き、処方薬をもらったけれど、結局子どもが飲めなかったり、飲ませるタイミングを逃したり、元気になったから止めてしまったり。残ってしまった薬の行き先は?

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具合が良くなってもとにかく飲みきる、を心がける

薬を5日~7日間分処方されたけど、元気になったため、薬を飲むのを止めてしまった…ということもあると思います。でも処方箋薬は、医師の特別な指示がない限り、症状が改善しても是非飲みきってください。

残ってしまった処方箋薬は、迷わず廃棄

飲みきれなかった薬を「いずれ飲めるかも…」と残しておく人は実は多いです。個人宅での整理収納サポート作業でもよく見かけます。溜め込む人もいます。どこかで、自分の財産という感覚に陥って、処分するのはもったいないという気持ちになってしまうのでしょう。

しかし、処方薬は今の子ども又はご自身の体調に合ったものが出されています。なので、もったいないという気持ちは捨て、残ってしまった薬は処分しましょう。特に小さな子どもの場合、体重に応じて量が決まっています。半年も経つと必要量に足らない場合も多いです。

「でも、いずれ使うかも」は事前に対策

処分すべきなのは分かるけど、次回風邪をひいたとき、持病が発症したとき、アレルギーが出たとき、使える薬はありますね。「いずれ使えるかも」と思うのは普通の感覚です。物を大切に使う心の現れです。

では、どうしたらいいでしょうか?それは、病院でお医者さんに診察時に聞いておくことです。「○○薬は、常備薬として持っておきたいので、多めに処方してもらえますか?」と聞いてみましょう。風邪などで病院にかかることが多い場合、処方薬が似かよっていることも多いですね。

さすがに「○○薬を飲み残したらいつか飲んでいいですか?」と聞いたら「早めに飲みきってください。」と言われてしまうでしょう。ですが、常備薬として持っておきたい薬は、是非聞いてみてください。我が家の場合、子ども用に、鼻水の薬・気管を広げるテープ・咳止め薬を処方してもらっています。

持っている薬は「いりません!」という勇気で節約

常備薬を持ったその後も大切です。同じ薬を次回処方させる場合は、お医者さんに「家にあるのでいりません。」と伝えることです。処方してもらう薬を断るのは決して悪いことではありません。

日本の医療費の高騰は凄まじいですね。ひとりひとりの薬に対する節約意識を高めることが大切です。お薬手帳を持参しお医者さんと確認しながら処方薬を決めてみましょう。

薬の消費期限を確認しておくことを忘れないようにしましょう。薬によって消費期限は大きく違います。錠剤・カプセル剤は比較的長く、目薬などは早いの気をつけてください。調剤師さんに処方されたとき聞いてお薬手帳にメモしておくと便利です。また適切な保存も心がけましょう。

この記事を書いたライター

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藤井あや子さん

家事代行サービスを通じて得た経験から独自の効率的な部屋作り・家事らく技を確立。個人宅をスッキリ空間に変身させる整理収納・お片付けサポートサービスを行う。また自宅を公開した収納セミナーも開催中。第5回SHUFU-1準グランプリ。整理収納アドバイザー。

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