「ごほうび」はあげればあげるほど、子どものやる気がアップするのでしょうか。今回は、子どもへのごほうびの影響とごほうび以外で子どものやる気をアップさせる方法を紹介します。

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ごほうびはいつあげている?

あなたは、どのようなときに子どもに「ごほうび」をあげていますか?

子どもが好ましい行動をしたときや何か目標を達成したときでしょうか。もしかすると、親の思うとおりに行動してほしいときに、あげていることはありませんか?

「家までちゃんと歩いて帰れたら、アイスあげるね」「毎日30分ピアノの練習ができたら、ゲームを買ってあげる」「算数のテストで100点をとったら、おこづかいをあげるね」

このように、「○○したら、△△をあげるよ」というごほうび作戦は、子どものやる気をアップさせるためによく使われる方法です。

一見すると、とても効果的な方法に思えるかもしれません。ですが、これはごほうびを使って、親が子どもをコントロールしている可能性も。そして、さまざまな影響が生じてしまうことがあります。

ごほうびによる子どもへの影響とは?

人からもたらされた動機づけ(やる気)は、「外発的な動機づけ」と言います。これに対して、好奇心や関心によってもたらされた動機づけは、「内発的な動機づけ」と言います。

子どもにとって、ごほうびは「外発的な動機づけ」になります。子どもが小さいうちは、ごほうびは効き目があるかもしれません。望むものが手に入るのであれば、子どもは喜んでやってくれるでしょう。

しかし、この効果は長くは続きません。子どもが「このごほうびはもういらない」「これ以上やりたくない」「飽きた」と思ったとたんに、効き目がなくなってしまうことも。

ごほうびによる影響には、次のようなものがあります。

  • ごほうびがないと子どもはその行動をしなくなる
  • そのごほうびに興味がなくなるとごほうびの効き目は失われる
  • 効き目を持続させるためには、そのごほうびをもっと高額なものにしたり、さらに頻度を増やしたりしなければならない
  • 子どもの要求がエスカレートし、しだいに親がコントロールできなくなる

子どもに何かをさせるときは、ごほうびではなく、「楽しいから」という「内発的な動機づけ」によって、自発的に行動できるようにサポートしていきましょう。

子どもを自発的に行動させるには?

ごほうび以外の方法で子どものやる気をアップさせる

子どもがその行動をしない理由の多くは、「つまらないから」「めんどくさいから」「しんどいから」。これを解決するには、子どもがもっと興味を引くような別の方法を提案していくことです。

たとえば、いままで子どもひとりだけでやらせていたことも、「ママと一緒にやってみる?」「競争しながらやる?」などと声かけすることで、子どもはゲーム感覚で楽しみながら行動することができるようになります。

「認めほめ」でさらにやる気をアップ!

子どものがんばりを認めて上手にほめることも、やる気アップにつながります。子どもができたことに注目し、それを言葉にして伝える「認めほめ」をしてみましょう。

「おうちまで歩いて帰れたね」「毎日ピアノの練習できてるね」「がんばっているね」など、小さなことでもひとつひとつ丁寧に子どもをほめてあげましょう。これによって、子どもは達成感や満足感が得られ、やる気がドンドンわいてきます。

とはいえ、まったくごほうびがダメなわけではありません。上手に選択して利用していけば、影響を与えることはあまりないでしょう。

たとえば、目標が達成できたら「ノートにシールを貼る」「本を買ってあげる」などです。特に、本は知識が豊富になり、言語能力や文章の理解力も向上します。

ごほうびは子どもをコントロールするために使うのではなく、子どものやる気をより向上させるものとして活用していきましょう。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん

22歳と18歳の男児2人の母。イライラママをニコニコママに変える子育てカウンセラー。「子育て3ステップ会話法®」を考案。著書『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』。子育て心理学協会の「ココロ貯金®」講座も提供。イヤイヤ期・思春期・反抗期・受験期の悩みを解決します!

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