引っ越しの代償

ようやく大盛家の引っ越しが終わりました。間取りだけ見て家を買い、建売住宅が建ってすぐに入居というスペシャル博打な引っ越しだったため、内見できたのが引っ越す直前。家の内部を見たときは玉手箱を開ける気持ちでした。

「へえ!こんな家だったのかー!!……いろいろ狭いな!慣れてないからリビングが2階ってちょっと不便かも〜!」などなどワイワイ言いながら食器棚やソファをオンラインで発注。

するとですね、狭い階段のせいで2階のリビングに荷物が入んないんですよ!!食器棚もテーブルも全部吊り上げ!!

目の前まで来てた荷物が搬入できずにスーッと帰っていくのもショックだったけど、それよりも吊り上げ費用として追加でドンドンかかっていくお金に白目で泡ふきそうになりました。

「お前のせいやー!!」と叫びながら狭い階段を斧で拡張したくなった(階段と言うよりも頭が足りなかった私たち夫婦のせいなんですけどね)。

ほんでまた予想外にお金がかかったのは、食費。フライパンや炊飯器はあったので、料理しようと思ったら全然できたんだけど、

冷蔵庫さんも吊り上げて貰えないし〜食器棚もないし〜色んな持ち帰り弁当食べよう♡

と決めたんです。すると、子どもたちが毎日大喜び。(すまんね……今日も弁当だよ……)と思っていた気持ちも料理欲も吹き飛びましたね。

結局、冷蔵庫も食器棚も吊り上げられたし、大食いのわが家のお腹を満たすだけの弁当を買い続けるにはお金が続かないので、通常通りご飯を作る日々に戻りました。

夕方になり、(は〜何作ろうか……)と思う度に、「ダンボールのテーブル+よその方が心を込めて作ってくれた持ち帰り弁当も全く悪くなかったよな!むしろ最高だったべ!!」と心の中の吉幾三が叫びだしそうになります。

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大盛のぞみさん
絵日記・漫画家

地味系パート主婦。旦那は1人に子どもは2人と猫4匹。揚げ物を食べることと、漫画をInstagramに投稿するのが趣味。年々つく脂肪とジルバを踊る30代半ばです。

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