ロマンチックな毎日

どこかで書いたことがあるかもしれませんが、私は妊娠中、お腹の中の赤ちゃんが男の子と知り、かなり戸惑いました。うちの家族は女ばっかり。完全に女の子を産むと思い込んでおりました。

おまけに幼少期は気が弱かったこともあり男の子にからかわれいじめられるし、男の子なんてどう育てるの!? 大丈夫なの!?と出産まで心配しておりました。

そして産まれた息子、現在3歳。やんちゃな部分は出てきたものの、毎日蝶よ花よとかわいがられております。私が。

これ欲しいなーあれ欲しいなーと言うと、「じゃあそれぐぅが買ってあげるからね」

私が車を運転しようとすると、「大丈夫?ぐぅが代わってあげよっか?」「明日はぐぅが運転してあげるからね」

しんどくて寝転んでいると、頭をなでながら「大丈夫だよ、ぐぅがいるからね…よしよし、しんどかったね…」

1日の終わりには「ママが眠れるように魔法をかけてあげる」「ママ、世界一大好きだよ 愛してるよ」と言って眠りにつきます。

息子は小さい彼氏」と表現する方がいらっしゃるじゃないですか。あれが本当にどういうことかしばらく分からなかったんです。「息子は息子でしょ?」「子どもが彼氏とは…?」って。

しかし3歳になって

このことを言っていたのか…?

と思うようになってきました。彼氏というより、私自身が乙女ゲームの主人公、ドラマの主人公になったような毎日を送っております。

まぁそのロマンチストもたま~にボロが出ます。この前買い物に行ったとき、「ママこれ欲しいんでしょ?ぐぅが買ってあげるよ!でもぐぅお金持ってないからママのオサイフからお金出して買ってあげるからね」と言われました。

それわしの金や。

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chiikoさん
絵日記・漫画家

息子・ぐっちゃんとの忘れたくない思い出を漫画にして残しています。電子書籍「ぐっちゃんパフェ」発売中。

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