時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも、毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「水遊び」について。

水は私達にとって一番身近にあるもので、子どもには楽しい遊び道具となります。今回は暑い夏の日、ほんの5分か10分あれば楽しめる遊びを紹介します。※ただし子どもは5㎝の深さでも溺れることがありますので、プールや浴槽を使う場合は、目を離さないようにしましょう

水の特徴を知るには、容器の形を変えて見せるのと、温度を変えて見せるのが良いですね。まずは、色々な形のコップやペットボトルに入れてみたり、スプレー容器で噴霧したり、どの形でも水は水であることを認識させてあげましょう。

そしてぬるま湯、常温、冷水、氷、できれば低温の湯気にも触って、温度の違いを知るのも大切な経験ですね!

水と氷の遊び

1.霧吹き遊び

スプレーボトルでベランダなど外から窓に吹き付けます。屋内ならお風呂場の壁に、入浴前なら水鉄砲代わりに掛け合っても楽しいですね。ついでにメラミンスポンジでお掃除してもらっても良いでしょう。

2.いろいろな水移し

洗面器の水をスポンジに含ませてジャーッと絞る、コップの水にストローを挿し、指で押さえて違うコップに移す、スポイトで小皿の水を移す、ボールの水をおたまで移す、水差しでコップに注ぐなど、いずれも子どもが大好きな遊びです。

3.氷釣り

氷をトレーに置いて表面に塩を振り、その上に糸を垂らして暫く置いて、そっと糸で氷を釣り上げます。糸がくっついて上手に釣れるでしょうか?塩でくっつく性質を利用して、積み木のように氷で立体の形を作っても面白いです。

4.氷で発掘

氷を作るときにプラスティックの指輪、恐竜のフィギュア、スーパーボールなど、凍らせても壊れない物を入れます。氷ができたらトレーに出してフォークやナイフで崩したり、水を掛けながら溶かして、中の物を発掘してみましょう。

5.魚釣り、宝釣り

食品トレーを好きな形に切り、油性マジックで絵を描いてクリップを付けたら、浅く水を張った浴槽やビニールプールに浮かべます。割り箸に凧糸を付けて、先に小さなマグネットを結びつけた釣り竿で、釣り遊びをしてみましょう。ペットボトルキャップをたくさん入れて、網じゃくしですくっても楽しいですね

6.水や氷でお絵描き

水でお習字の練習ができる市販キットを使えば、指、綿棒、筆などを使って楽しくお絵描きができます。乾けば何度でも使うことができます。

また、食紅を混ぜて棒を挿して凍らせた氷を使い、そのまま取り出して紙に模様を描いてみましょう。溶けながらきれいなピンク色で描けますよ(汚れても良い服で行なって下さい)。

コップに入れた氷水をマドラーでコロコロと音を立てて混ぜるだけでも、子どもはとても喜びます。

個体が目の前で溶けていく様子、コップに水滴が溜まっていく様子、変わる水温、私達には当たり前のことでも、子どもにはたくさんの発見があります。少しの時間でもこんな瞬間を大切に、楽しんでお過ごしくださいね!

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
荒井聖子さん

SakuraEdu代表 コドモンテワークショップ主宰 
目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング、小学校受験指導をしながら、通算100回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

荒井聖子さんの記事一覧 v-right