9月1日は防災の日。そして東日本大震災から10年経った節目の年に親子で防災絵本を読んで防災意識を持つきっかけを作りませんか。絵本なら、イラストややさしい言葉で、さまざまな災害や状況に応じた対応を、子どもにわかりやすく伝えることができますよ。

index目次

10年の節目。9月1日の防災の日を前に親子で防災絵本

2021年は東日本大震災から10年経った節目の年。9月1日の防災の日を前に、親子で防災の絵本を読んでみませんか。

地震や、近年多い大雨などの天候による災害など、自然災害の多い日本で暮らしている上で、防災意識を持つことはとても大切です。

正しい判断や行動をとるためには、正しく怖がる知識が必要。ニュースなどの直接的な映像や音で怖がるお子さんでも、絵本のような寄り添った形であれば、子どもの中に防災への意識を育みやすいと思います。

そこで今回は、地震などの災害についての絵本、避難訓練の絵本、実話をもとにした絵本など、子ども向けの防災についての絵本を集めました。

地震などの災害や避難訓練の絵本

「おかしも」はかじのおやくそく

礒 みゆき(著)/童心社

どうぶつたちが広場で遊んでいると突然サイレンの音がなりみんなびっくり。安全に逃げるにはどうしたらいいかな?子どもたちに火事のこわさを知ってもらい、「おかしも」(おさない・かけない・しゃべらない・もどらない)の大切さを伝える絵本です。

Amazonで見る

楽天市場で見る

じしんのえほん こんなとき どうするの?

国崎 信江(作)、福田 岩緒(絵)、目黒公郎(監修)/ポプラ社

地震が起きたとき、ひとりきりだったら、どうしたらいいの?小学生になると1人で行動する機会も増えます。通学路や自宅、教室など、状況に応じた身の守り方を考えながら学べる地震防災絵本です。コピーして使えるサバイバルカード付き。

Amazonで見る

楽天市場で見る

地震がおきたら

谷 敏行(原案)、畑中 弘子(文)、かなざわ まゆこ(絵)、神戸市消防局(企画・協力)/BL出版

小学校で避難訓練を経験した子どもたちが、ママにその内容を話します。すると、ママが子どものころ実際に経験した震災の様子を話してくれました…。

子どもたちは会話の中で、もし地震が起きたら、自分たちがどんなふうに動かなくてはいけないのかを学んでいきます。これは神戸市消防局の企画・協力で作られた絵本で、1995年に起きた阪神・淡路大震災の教訓が具体的に盛り込まれ、とても実用的な内容になっています。

Amazonで見る

楽天市場で見る

たいふう どうするの?

せべ まさゆき(絵)、国崎 信江(監修)、WILLこども知育研究所(編著)/金の星社

台風が来ると、強い風が吹いて、物が吹き飛ばされて壊れたり、雨がたくさん降って、川の水があふれたりするよ。危険なときは、早めに非難するのが大事だね。台風が来る前にしっかり準備しておこう!

子どものまわりで起きる災害や、犯罪、危険なことから、自分で自分の身を守る方法を学ぶ、防災・防犯の知識絵本シリーズの台風編です。わかりやすく読みやすい文章とイラストで、台風を始めとした天候による災害について描かれています。巻末に大人向けの解説付き。

Amazonで見る

楽天市場で見る

さいがいで かつやくする くるま

 

こわせ もりやす(作)/偕成社

車の前・後ろ・横、そして働く人をわかりやすいイラストで紹介するシリーズ本4巻め。特別な形の車は、どんなことをするため?災害のときにはどんなことが起こるの?乗り物が好きな子どもには、こんな絵本で興味を持つきっかけができるかもしれません。

紹介されている主な車:救助工作車、中型水陸両用車(レッド バスティオン)、排水ポンプ車、81式自走架柱橋、特殊救急車(スーパー アンビュランス)、給水車、野外炊具1号(改)。

Amazonで見る

楽天市場で見る

みんなの防災えほん

山村 武彦(監修)、YUU(絵)/PHP研究所

地震、津波、台風、大雪、雷、火事など…。災害が起こったときに、どこにいても安全な場所へ逃げられるように、身を守れるように知識がつけられる絵本です。家の中、外、学校など、いろいろな状況に合わせた対応をわかりやすいイラストで学ぶことができます。

Amazonで見る

楽天市場fで見る

実話を題材にした絵本

はなちゃんの はやあるき はやあるき

宇部京子(作)、菅野博子(絵)/岩崎書店

はなちゃんの通う保育園では、月に1度避難訓練をします。のんびりやのはなちゃんは、いつも遅れてしまいます。そんなある日、突然大きな地震が起こりました。保育園の子どもたちは、実際に起きてしまった災害に、命がけで立ち向かいます。東日本大震災で「奇跡の脱出」としてニュースになった、岩手県野田村保育所をもとにした絵本です。

Amazonで見る

楽天市場で見る

はしれ、上へ! つなみてんでんこ

指田和(文)伊藤秀男(絵)/ポプラ社

東日本大震災で、岩手県の海岸から400~500m地点にある、鵜住居(うすのまい)小学校と釜石東中学校の子どもたちが、午後の授業を受けているときに地震が起こりました。

その直後、小中学生600人は山への坂道を2kmにわたり走って逃げ、ほとんどの子どもが津波から逃げのびた、「釜石の奇跡」といわれた実話をもとにした絵本です。

Amazonで見る

楽天市場で見る

無料でダウンロードできる防災絵本など

みやぎ防災教育副読本「未来へのきずな」

子どもたちが、将来どのような災害にあっても自分の命を守り、共に助け合い、生き抜いていくことができるように防災について考え行動し、きずなを大切にしていけることを願って作成された防災本。園児から高校生まで、学齢ごとに作成されています。避難訓練や防災標識、室内での対処、登下校や海の近くで地震が起きたときの避難の仕方など。こころのケアについても。

宮城県公式ホームページで見る

神戸市防災教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」

未就学児が身の回りの危険を考え、親子で防災意識を高める方法を検討し、幼稚園・保育所向け防災教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」の絵本版、および家庭で使えるクイズ版を制作されました。

神戸市公式ホームページで見る

こくみん共済「防災かるた」

子どもたちの安全を願い、防災・減災をはじめ交通安全など、子どもたちに覚えてほしい「備えの知識」を「かるた」を通じて学ぶことを目的に制作されました。

こくみん共済公式ホームページで見る

まとめ

小さな子どもには、絵本を災害を知る入り口にして、防災のことを知ってもらうことから。そして少しずつ、何をしたら良いのかの知識や情報を知っていけると良いですね。大人も一緒に絵本を読むことで、家族の防災を見直すきっかけになります。

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
ぎゅってWeb編集部さん

のんびりさんが集まる編集部。働くママの毎日をもっと楽しく、ちょっとラクに。そんな情報を朝・昼・晩とお届けします。

ぎゅってWeb編集部さんの記事一覧 v-right