女性管理職が3割なら、主夫も3割に!壮大な野望の元に集まったフツーの主夫たちが語る「秘密結社主夫の友コラム~ぼくらの言い分~」。今回は杉山ジョージさんが、あまり食べない長女へどう接したかを語ります。

こんにちは。秘密結社「主夫の友」の広報、杉山ジョージです。今は中2の長女が保育園の年長くらいから、正式にわが家の“厨房担当”ということに相成りました。

中学生くらいの頃に起こった“料理マンガブーム”のおかげで、昔から家で料理をしていたのと、管理栄養士の資格を持つ母が雑談がてらに教えてくれた栄養の知識、何よりそんな母がいつも楽しそうに料理をしていたことが思い出にあるので料理はあまり苦ではないんです。

初めてできた“料理の悩み”

ところが、いきなり悩みにぶち当たりました。長女なっちゃんが僕が作った料理をあんまり食べてくれないんです。

もちろんピーマンの肉詰めをはじめとする大好物のときは、こっちが止めるまで永遠に食べ続けるほどなんですが、好物ばかりを食べさせるわけにもいきません。うーん、困った。

もともと自分自身は男三人兄弟で育ったものですから、基本的に食事は“取り合い”(笑)。食べないとか、ありえない家庭で育ってしまったわけです。

妻は「女の子なんてそんなもの」的なのほほんとした感じですが、にしてもこれじゃあ成長にも影響が出るんじゃないかと心配になるもの。保育園にいるので、間食をしているわけでもないし。

単に“食が細い”だけなのか?

食が細いというのも、まあ考えようによっては一つの個性。ポジティブにそう捉えることにはしたのですが、先ほども書いたようにめちゃくちゃ食べることもあるわけで。

そこで、なっちゃんの行動を観察することにしました。好きなもの以外でどういう時に食べて、どういう時に食べないか?

すると、ちょっとした傾向が分かりました。

好きなもの以外は、大皿に入れると自分から取って食べない!

割と当たり前かもしれませんが。でも、これを逆手に取ったらなんとかなるかも。

そこで生まれた“小鉢”攻撃

まずやっぱり基本となる、ごはんとお味噌汁。これはベースとして、メインも副菜も全部、なっちゃん専用に小さい器に盛りつけて出すことに。しかも、なるべく一口か二口くらいで食べられるくらいのもの。

すると、これが大当たり!よく食べること。僕は、味覚は変化するものだと思っているので、あまり得意なものでなくても必ず一口は食べるように伝えていたのですが、その成果もあって、一口くらいなら食べてくれます。

あとは、予想外の効果もありました。最初に出した時に

今日はコレとコレを食べたら合格!
あとは好きなものを食べてOK!

と、課題をクリアするように仕掛けたのですが、一皿食べるごとに「食べれた!」と報告するようになりました。

どうやらちょっとした“成功体験”になっていたようです。子どもにとってはロールプレイニング感覚なんですね。これで、俄然また料理が楽しくなりました!

ところが、あとあと気づいたことがあります。なっちゃんの分だけでなく、僕の分や妻の分も小鉢をたくさん使って用意すると…。洗い物がめちゃくちゃ増えます(汗)

でも、たくさん食べて喜んでもらっている表情を見ていると、「ま、いっか」と思えたりするものですよね。

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