甘くて柔らかいかぶは、子どもにも食べやすく人気の野菜。葉も食べられるので、上手に保存をして余すことなくおいしく食べきりたいですね。今回は、冷蔵?冷凍?かぶを長持ちさせるコツとおすすめの食べ方を紹介します。

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かぶの旬は年2回

生でも食べられて火通りが良く、煮ても焼いてもおいしいかぶ。通年手に入りやすいですが、旬は3~5月と10~12月。それぞれ「春もの」「秋もの」として出回ります。甘みがあり柔らかくてなめらかな口当たりが特徴なので離乳食にも使いやすく、子どもにも食べやすい野菜ですね。

生でも加熱しても食べられて、スープや煮込み料理、漬物など、さまざまな調理ができる便利な食材です。葉も食べられるので、上手に保存をして余すことなくおいしく食べきりたいですね。今回は、かぶを長持ちさせるポイント、コツを紹介します。

かぶの冷蔵保存

かぶの保存に適した温度は0℃なので常温ではなく冷蔵庫で保存するほうがベター。葉と根に分けて、それぞれを冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。

根は一つずつキッチンペーパーで包んでから、保存袋に入れ冷蔵庫の野菜室へ。一週間ほど保存が可能です。

切り落とした葉は、湿らせたキッチンペーパーで根元を包んでから保存袋に入れ、立てて保存するのがベスト。3日ほど保存が可能です。

かぶの冷凍保存

根はくし切りや薄切りなど食べやすい大きさに切り、水気を拭いてラップで包み保存袋に入れて冷凍します。凍ったままで調理できるので、1回分ずつ小分けに
しておくと使うときにラクですよ。葉も冷凍可能なので、細かく刻んでおきます。

わが家ではお味噌汁の具や、葉と根を一緒に炊き込みごはんの具にすることが多いので、食べやすい薄切りにしています。すりおろしておくのも便利。大きめにカットしても火通りが良くしっかりと味がしみ込むので、スープや煮込み料理用に4~6等分にしておくのも良いと思います。1カ月を目安に使い切りましょう。

おすすめの食べ方

かぶは生、焼く、炒めもの、蒸しものなどさまざまな調理方法で楽しめる万能野菜。あと一品欲しいときのレスキューメニューで私がよく作るのは「かぶの即席マリネ」です。子どもにも喜ばれるレシピです。

材料

  • かぶ
  • 米油(オリーブオイルでもOK)

材料はこれだけ!

作り方

  1. カブを薄切りして塩をまぶしてしばらく置き、水分が出たら軽く絞る
  2. 米油をさっと回しかけて混ぜ、塩が足りなければ加えて調味して完成

根だけでも葉を加えてもOK!葉だけでもおいしいです。調味する際、塩でなくしょうゆを少し加えても良いです。油もお好みで良く、個人的には主張のないこめ油がお気に入りですが、風味のあるオリーブオイルでも、サラダ油やゴマ油などおうちにあるもので試してみてくださいね!

そのほか、ぬか漬けにしたり、くし切りにしてグリルしたりバターソテーにしたり、冷凍ならお味噌汁や野菜炒め、煮物など具が足りないかな、というときに冷凍庫から出してポンっと入れたりします。

和洋中アジアン、何でも合う使い勝手の良い野菜なので、上手に保存してさまざまな料理に活用しましょう!

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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