2022.01.30
もともと貯蓄の習慣がなく、「ここ1年で貯められるようになった」というママ。これからかなえたい4つの目標について、お金のプロがアドバイスします。
家計簿 Check!
- 月間収入(手取り)
-
- パパ
- 230,000円
- ママ
- 100,000円
- 児童手当
- 15,000円
- 月間支出
-
- 住居費
- 85,000円
- 保育料
- 21,000円
- 水道・光熱費
- 15,000円
- 通信費
- 23,000円
- 保険料
- 0円
- 食費
- 40,000円
- ママのお小遣い
- 26,000円
- パパのお小遣い
- 40,000円
- その他(日用品・医療・ペット費)
- 30,000円
- 月々の貯蓄
-
- 貯蓄
- 65,000円
- ボーナス時収入(年間)
-
- パパ
- 400,000円
- ボーナス時支出
-
- 帰省費
- 40,000円
- 保険料(ママの年金保険)
- 168,000円
- ボーナス時貯蓄
-
- 貯蓄
- 192,000円
- 現在の貯蓄
-
- 現在の世帯の貯蓄
- 2,000,000円
- 現在の子ども用貯蓄
- 2,000,000円
ミニアドバイス1
全体的に健全な家計です。通信費は高めですが、趣味のゲーム代も含んでいるので許容範囲。児童手当を全額貯蓄しているのも◎。2人目が生まれても同様にしましょう。
ミニアドバイス2
保険は共済で。死亡保障が400~600万円、医療保障が日額5000円なら、月の掛け金は夫婦で実質3000円ほど。不安であればパパの死亡保障を定期の掛け捨てで上乗せしてもいいでしょう。
advice 12人目は早めのほうが計画を立てやすい
4つの目標について、順を追って考えていきます。まずは保険。現状でママの年金保険の優先順位はかなり下です。年約17万円の掛け金は、いずれ住宅を購入したときに重い負担になるので、今の時点で解約を。最低限の死亡保障と医療保険は共済で確保しましょう。
また、家計管理の視点では2人目は早いほうが◎。きょうだいの年が近いほうが、住宅購入や貯蓄の計画を立てやすいからです。産休や育休期間は一時的に収入減になりますが、早く育児が終われば、その分老後資金を貯める期間も長くなります。
advice 2車を購入すると住宅の頭金が不安。慎重に検討を
住宅購入については、4000万円の家を全額ローンで購入すると、金利1%でも35年返済で月約11万3000円。まずは教育費以外に400万円を貯めましょう。そこから頭金300万円を出せば、月の返済は約10万4000円になります。
先に車を購入すると、駐車場代や車検代、保険料などの維持費も増えるので、住宅の頭金が貯まるのが40歳くらいになるはず。そこから35年ローンは大変です。車はカーシェアやレンタカーを活用するほうが安く済む可能性もあるので、慎重に検討してみてください。
老後資金より、死亡保障と医療保険を優先
月間支出 | Before | After |
---|---|---|
保険料 | 0円 | 3,000円 |
その他(日用品・医療・ペット費) | 30,000円 | 27,000円 |
ボーナス時支出 | Before | After |
---|---|---|
保険料(ママの年金保険) | 168,000円 | 0円 |
result優先順位を守って全部をかなえましょう
堅実な家計管理ができているので、クリアする優先順位を守っていけば、2人目も住宅購入も大丈夫。このアドバイスは収入が現状維持の想定なので、今後パパの収入が増えれば、車の購入も可能でしょう。ママもパパもまだ32歳なので、老後資金については子育ての目処がついてからで大丈夫です。
診断してくれたのは
- 氏家祥美さん( ファイナンシャル・プランナー )
-
女性のためのお金と仕事の相談室「ハートマネー」代表。個人相談やメディアを通じ女性の活躍を支援。著書に「北欧式 お金と経済がわかる本」(翔泳社)他
※この記事は、2022年1月発行の「ぎゅって首都圏版2月号」に掲載した記事を再編集したものです
illustration AKIBA Akiko
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