みずみずしくシャキッとした食感がおいしいアスパラガス。乾燥に弱いアスパラガスのみずみずしさを長持ちさせるには、水分を保つこと。今回はアスパラガスを上手に保存する冷蔵・冷凍の方法とおいしい茹で方を紹介します。

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アスパラガスの旬や栄養

輸入ものもあり一年中出回っていますが、国産の旬は春から夏にかけて。ホワイトアスパラガスは旬がより短く、5月下旬から6月にかけての約半月間しか出回りません。そのほか、濃い紫色が特徴の「紫アスパラガス」や、茎が細くて柔らか短い「ミニアスパラガス」など種類もさまざま。

ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養をバランスよく含んでいるほか、うま味のもとになるアスパラギン酸と呼ばれるアミノ酸が含まれています。

アスパラガスを冷蔵保存する方法

  1. 根元の切り口を2〜3mm切り落とす
  2. 湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れるかラップで包み、穂先を上にして立てて冷蔵庫で保存する

  3. 野菜室はNG!

    アスパラガスの保存に適した温度は2.5℃。ほかの野菜に比べて少し低めです。野菜室の温度は2.5℃よりも高めに設定されていることが多いので冷蔵庫での保存をおすすめします。1週間ほど保存が可能です。

アスパラガスを冷凍保存する方法

アスパラガスは生でも下茹でしても冷凍が可能です。1カ月ほど保存ができ、解凍せずそのまま加熱ができます。しかし、シャキシャキとした食感が失われ柔らかい食感になりますので、下茹でする場合はかために茹でるようにしましょう。

簡単にサクッと切れるので長いまま冷凍してもOK。

事前に食べやすい大きさに切ってラップで小分けしておくと調理するときに時短となり便利です。

    アスパラガスをおいしく茹でるコツ

    茹でたアスパラガスは2~4日冷蔵保存が可能。下茹でしておくと、サラダやおかずの彩りに添えられて便利です。

  1. アスパラガスを根元側から2~3cmほどを切り落とし、根元側の皮をピーラーで3~5cmほど薄くむく
  2. お湯を沸かし1リットルに対し塩小さじ1/2~小さじ1ほど入れて1分30秒〜45秒、太めのものなら2分~2分30秒、途中上下を返して茹でる
    ※茹でるときは、切らずに長いままのほうが水っぽくならずおいしく仕上がるので、大きめのフライパンで茹でるのがおすすめ
  3. 茹で上がったらザルに取り水気を切ります。余熱で柔らかくなるので少し固めの茹で加減でOK
    ※彩りをキレイに仕上げたい場合は、茹でたあとに素早く冷水にさらしてください

塩茹でにするとアスパラガスの味わいが引き立ち、そのまま食べても良いし料理に加えてもおいしく味が決まりやすいですよ!

みずみずしくシャキシャキの食感が特徴のアスパラガス。茹でてサラダにするのはもちろん、炒めても揚げても良し。使い勝手の良い食材です。乾燥に弱いので用途に合わせて上手に保存し、おいしく食べきりましょう!

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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