子どもが何でも自分でやりたがるようになったら、「お手伝いデビュー」のチャンス! 今回は、子どもがお手伝いしやすい、またお手伝いしたくなるキッチン収納のポイントを、整理収納アドバイザーのぽりこさんに教えてもらいました。

キッチンでのお手伝い

夏休みなどの長期休みの間は食事の支度の手間が増加。子どもにお手伝いを頼みたくなることも増えるのでは? 食事の配膳や後片付けなどは、小さい子どもにも比較的頼みやすいもの。また、一緒にキッチンに立って料理をすることは、親子でコミュニケーションを取る良い機会にもなりますよね。

そこで今回は、子どもがお手伝いしやすくなるようなキッチン収納のポイントを、わが家の実例とともに紹介したいと思います。

ポイント1:子どもの手が届く高さに収納

コップ類

子どもから「何か飲みたい!」と言われたとき、以前のわが家では、その後に必ず「コップに手が届かない! 取って!」と言われていました。そのころは食器棚の上段にコップを入れていたため、子どもの使うコップが子どもの手の届かない場所にあったのです。

そこで、子どものよく使うプラコップやマグカップを、子どもの手が届く食器棚中段の引き出しに移動しました。それからは「コップ取って」と言われることがなくなり、とても楽になりました。

コップやカトラリー類は子どもの手が届く低めの位置に収納

お茶碗・カトラリー類

同じように、例えば配膳を手伝ってほしいとき、お茶碗やカトラリーが子どもの手の届かない場所にあったら、結局「ママ取って!」ということになります。そのため、お茶碗やカトラリー類も、子どもの手が届く食器棚の中段にまとめました。同じ種類の物は同じ場所にまとめて、取り出しやすく収納するようにしています。

お茶碗としゃもじの定位置は、炊飯器のすぐ横の引き出しの中です。ご飯をよそうときは、すぐ横の引き出しを開ければ使う物が全てそろいます。

お茶碗としゃもじは炊飯器のすぐそばに収納

ふりかけなど

子どもが使うふりかけなどの食品も、食器棚中段の引き出しに収納して、子どもたちが自分で持って行けるようにしています。

ラベリング

中に入っている物をラベリングしておくのもオススメ。子どもだけでなく、大人もパッと見てわかりやすくて便利です。

ラベルシールを貼ることに抵抗があるなら、ちょっとした印を付けたり、子どもが使いそうなものはなるべく1つの引き出しにまとめて「この引き出しを開ければOK」という状態にする、という方法もあります。

ポイント2:使いやすい踏み台を常備

キッチンに立って一緒にお料理がしたい場合などは、子どもの身長だとどうしても高さが足りないですよね。そんな時には、踏み台があると便利です。据え置き式や折りたたみ式、高さ調節ができるものなど、種類は色々とありますが、安定感があって、子どもでも運べる重さのものを選びましょう。お手伝いする場所のすぐそばに置いておけば、子どももお手伝いに取りかかりやすいですね。

わが家で使っているのは、折りたたみ式の踏み台。耐荷重100kgなので、大人が高い所にある物を取りたいときなどにも重宝しています。折りたためばちょっとした隙間に収納できるので便利です。

どんどんお手伝いしてもらおう!

お手伝いしやすい環境を整えたら、どんどんお手伝いしてもらいましょう! 「自分のことは自分でやる」という習慣づけにもなります。ぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いたライター

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ぽりこさん

整理収納アドバイザー。小4男子と中1女子の二児の母。整理・収納・インテリアとお絵かきが趣味です。暮らしやすい家をめざして日々奮闘中!

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