フードスタイリストの田村佳奈子さんが、栄養豊富な夏カボチャを使った子どもが喜ぶ簡単レシピを紹介します。大人のおつまみにもおすすめですよ。

かぼちゃと言えば冬至を思い浮かべる人も多いと思いますが、実はかぼちゃが最も多く収穫される時期は7月~8月。全国的にも夏に多く出回ります。
夏のかぼちゃは水分が多く、甘さは控えめ。
かぼちゃの栄養素で一般的にも知られているのが、βカロテン。βカロテンは体内でビタミンAに変換され免疫を高め、他の栄養素の働きを補助する作用があります。さらに抗酸化作用の高いビタミン群が豊富に含まれていて、夏バテやアンチエイジング対策にも。今の季節にぴったりの食材ですね。

かぼちゃがあまり好きではない娘は夏カボチャのほうが好みで、今回紹介するこの3品がとてもお気に入りです。
どれもとても簡単なので夏休みのおやつに、おかずやおつまみに、おすすめですよ。

かぼちゃを購入したらまずはレンチン

丸ごとのかぼちゃは涼しい場所で1か月程保存が可能ですが、カットしたものは傷みが早いので早めに使い切りましょう。
そして、かぼちゃと言えば硬くて切れない問題。
そんな時は、丸ごとでも半分にカットしてあるものでも、まずはそのままラップでくるみ、電子レンジで加熱します。
そうすると軟らかくなるので切りやすくなりますよ。
かぼちゃ半分の場合は600Wで1分半、上下を返して1分~1分半を目安に加熱し、取り出したらそのまま粗熱を取ってから切りましょう。
丸ごとの場合は全体で6分ほどを目安に。
粗熱が取れたら種とワタを除いて、食べやすい大きさに切り、小分けにしてラップで包み、冷凍保存しておくと便利ですよ!
軽く火を通しているので、調理も時短になります。

それでは簡単レシピ3品の作り方を紹介します!

カリカリチーズかぼちゃ

粉チーズを振りレンチンするだけの、お手軽な一品!

材料

  • かぼちゃ…適宜
  • 粉チーズ…適宜

作り方

  1. かぼちゃは5mm幅の薄切りにする
  2.  

  3. 耐熱皿にクッキングシートを敷き、重ならないようにかぼちゃの皮を外側に向けて並べる
  4.  

  5. 粉チーズをまんべんなくふり、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で3分半~4分加熱する
  6.  

  7. 取り出したら軽く粗熱を取る

*電子レンジから取り出し粗熱を取ると、チーズが乾燥してパリパリになります

お好みでブラックペッパーを振りかけても◎

かぼちゃのきんぴら

甘辛な味付けにニンニクが加わり、おかずにもおつまみにも◎

材料

  • かぼちゃ…150g
  • 塩…ひとつまみ
  • ニンニクのみじん切り…1/2かけ
  • こめ油…大さじ1/2
  • Aしょうゆ…大さじ1
  • Aメープルシロップ…大さじ1

作り方

  1. かぼちゃは5mm幅の薄切りにし、斜めに細長い棒状に切る
  2.  

  3. フライパンにこめ油、ニンニクのみじん切りを入れて中火にかけ、香りが立ったらかぼちゃ、塩を加えて、かぼちゃをこんがり焼く
  4.  

  5. Aを加えて全体に絡まったら火を止める

冷蔵庫で3~4日保存が可能です。
お好みで一味をふりかけてピリ辛味にしても美味しいです!

かぼちゃのラスク風

バターでこんがり焼き、シナモンシュガーをまぶすだけ!

材料

  • かぼちゃ…適宜
  • バター…適宜
  • シナモンシュガー…適宜

作り方

  1. かぼちゃは5mm幅の薄切りにし、さらに半分に切る
  2.  

  3. フライパンにバター、カボチャを入れこんがり焼き、シナモンシュガーをまぶす

これをトーストに乗せても美味しいですよ。

どれも簡単なので、子どもと一緒に作ってみてはいかがでしょう!

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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