野菜の切れ端で気軽に取り組める「リボベジ(再生栽培)」。野菜の成長する力に驚かされながら、いつものお料理をちょっと格上げ?できるエコロジーでエコノミーなリボベジを、楽しんでみませんか?

ところで「リボベジ」って?

「再生栽培」って、なんだか近未来的な感じするけど、実はめちゃくちゃアナログな作業です

「リボベジ」はリボーンベジタブル(再生野菜)の略。野菜の根や葉を水につけて育て、再度収穫するという栽培法です。食材を無駄にせず再利用するので、SDGsにも貢献できると注目されているのだとか!

要はいつもは捨てているような野菜の切れ端を再生して、また可食部を増やせるってことですね! 野菜の切れ端を水につけておくだけで地球やお財布にやさしいとなれば、挑戦しない理由はありません! 早速身近な食材でチャレンジしてみました。

コツは「水を毎日変える」「明るい場所に置くけれど、直射日光は避ける」というところでしょうか。傷んできちゃったかな?と思ったらスパッと廃棄してください。

まずは定番!?の「豆苗」

カットする部分についてはパッケージを参照してくださいね
写真右上は万能ねぎ

リボベジという言葉を耳にするだいぶ前から「2~3回楽しめるお得な野菜」として存在をアピールしていた「豆苗」。パッケージにも再収獲について書かれているという事は、一番初心者向けだと言えましょう!早速チャレンジです。
小さな葉っぱが出てるところを残してカットし、水につけてみました。この記事では購入後最初の収穫(?)を「1回目の収穫」とカウントしています。

毎日水を変えながら様子を見る事1週間後・・・2回目の収穫!

2回目の収穫をします!

結構大きくなりました!ちょっとボリューム少な目かなと思いましたが、かなり伸びている部分もあるのでこの辺で再度カット。1回目の収穫時(購入後すぐ)の可食部分が約100gでしたが、2回目の収穫の際は約40gほど。もう少し育てても良かったかもしれませんが、食べた感想は最初よりも柔らかく、すじが残りにくくて家族には好評でした。

さらに毎日水を変えながら1週間後・・・3回目の収穫!

3回目はほっそり気味・・・

3回目は約30gほど。茎も細く、収穫量もあまり多くないです。

さらにさらに毎日水を変えながら1週間後・・・4回目の・・・?

うーん、もう限界かな

4回目は写真のように伸びているのも2~3本というところ。もう少し待ったらいけるかも?とさらに数日様子を見ていましたが、豆部分が腐敗したのかコバエが発生してしまったので終了としました。2パックとも同じ様子だったので、3回が限度というところでしょうか。それでもすごいですよね!

豆苗はどう食べる?

1回目はそこそこのボリュームがあるのでサラダや炒め物など普通に使いましたが、2回目以降は量が少な目になってくるのでお味噌汁に入れたりサラダに混ぜたりして食べました!

おススメ!「万能ねぎ」

少しで十分な存在なのでリボベジにおススメ!
成長が著しい!

万能ねぎは青い部分が少し残る程度にカットして水につけておきました。毎日ぐいぐいと伸びていき、1週間で3倍くらいの長さに!もともと本数は少ないのでボリュームはありませんが、茶色のお惣菜や、いつものお味噌汁など、「ちょっと青みが欲しい」というときに大活躍です!毎回買うほどではないけど、ちょっとあると料理が美味しそうになる、という存在はかなりおススメです。

根っこ野菜はスゴイ!大根&にんじん

大根は葉の根元が残ってる状態で売られてることが多い?

葉を気合い入れて育てたい場合は「大根部分」をもう2~3㎝残した方が葉の育ちはよくなるそうですが、基本的に大根部分を多めに食べたいわが家はギリギリで切ってしまうことが多いです。それでも育つので大根のパワーすごいです!買ったときに残ってる葉の根元は、上の写真より短く切っても。(わが家は切った部分は刻んで炒め物やお味噌汁に入れています)
再生栽培後は内側から新しい葉が生えてくるので、細かく刻んでお味噌汁などに入れます。大根やカブの葉はとても栄養があると聞いたので、がんばって増やして食べます!

葉の気配なんてなかったのに!

人参ももう少しにんじん部分を残した方がよさそうですが、葉よりも根をたくさん食べたいのでこちらもギリギリでカット 笑。葉をしっかり育てたい場合は2~3㎝根の部分を残してあげてください。
人参の葉は、多くあれば天ぷらやふりかけなどが定番ですが、再生栽培で収穫できるのはそこまでの量はないので、パセリなどのように「飾り」として使うことが多いです。

レトルトカレーです 休日ランチに家族それぞれ好きなものを選んでみました

上の写真、左右のカレーの上に乗せているのがにんじんの葉です。イタリアンパセリなどのように使えてレトルトのカレーもなんだかおしゃれになりますよ!

まるで観葉植物!?さつまいもはかなり育ちます!

かなり伸びてきます!

さつまいもは保管中にちょっと芽が出てきてしまったので、その部分をカットして水につけてみました。可愛らしい葉っぱが出てきたと思ったらぐんぐんとつるも伸びてきて、少ししか残っていない いも部分の栄養に驚きです。
昔から葉もつるも食べられると重宝されているさつまいもなので、この葉っぱちゃんたちも食べようか、観葉植物としてこのまま愛でようか悩むところです(最終的には多分食べますけど・・・どうやって食べようかしら・・・)

リボベジは節約につながる?

他にも白菜やキャベツなどの葉物野菜も、芯を残して水につけておくと新しい葉が生えてきます!色々な野菜で再生栽培が楽しめます。
大幅な節約!とはいきませんが、食べ物を無駄にせず大事にすることを意識するようになりました。また、何よりも毎日少しづつ大きくなっていく野菜たちの様子に癒やされます。

暑すぎると水が傷んでしまったりするので、涼しくなってきた今が取り組みやすい季節。環境にもお財布にもちょっと優しくて、疲れた心にもちょっと優しい!「リボベジ」ぜひ楽しんでみませんか?

この記事を書いたライター

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すなねっこさん
プラチナライター

高1男子、小6女子、小3男子のママ。家族みんなが食いしん坊!酵母でパンを焼いたり味噌を仕込んだり、趣味は「食のDIY」!

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