家から出かける時、帰ってくる時に必ず目にする場所であり、意外と人に見られる場所なのが玄関。新年を迎え、気持ち新たなこのタイミングで、家の顔である玄関を整えてみませんか?

玄関の片付け手順

玄関は置くべき物が割とはっきりしていてスペースも限られているため、比較的片付けに取りかかりやすい場所です。今回はわが家の玄関(マンション)を例に、片付けの基本ステップを紹介していきます。

1.玄関になくていいものを移動


まずは玄関全体、主に下駄箱の外を見渡してみて、この場所に置いておくべきではない物を先に移動しておきます。例えば、宅配の荷物が一時置きされたままになっているなら、開封して中身を適切な場所に移動します。

他にも、手紙類や個人の物が置かれていたら、一旦リビングか各自の部屋に戻しておきます。出す予定のゴミが玄関にまとめられている場合も一旦別の場所に除けておくと、この後の作業の邪魔になりません。

2.下駄箱の靴を全部出す

下駄箱の外の物がある程度減ったら、次に下駄箱の中の物を全部出します。玄関に十分な広さがない場合は、靴と靴以外の物などに分けて作業します。

靴を全部出す際には、人別・季節別などに並べると、誰が何をどのくらい持っているかがわかりやすいです。ここで、全く履いていない靴、なぜかあまり履きたくならない靴など、処分対象の靴があれば袋などに入れて除けておきます。

残す靴が決まったら、今使っている靴から一番使いやすい場所に収納していきます。子どもの靴は下の方、フォーマル用など出番の少ないものは上の方など、使う人や頻度に応じて収納する場所を決めていきましょう。

下駄箱の大きさに対して入れたい靴の量がどうしても多くなってしまう場合は、1足分のスペースに2足収納できるシューズホルダーを使うという手も。また、サンダルやブーツなど季節外の靴や、冠婚葬祭用など使う頻度が低い靴は、シューズケースに入れて別の場所に収納することを考えてもいいかもしれません。

3.靴以外の物を全部出す

玄関には、靴だけでなく傘やマスク、子どもの外遊びおもちゃや自転車ヘルメットなど、他にも置いておきたい物がいろいろとありますよね。夏なら虫よけスプレーや日焼け止め、冬ならマフラーや手袋など、季節によって追加で置きたい物もあります。そういった靴以外の物も一度全部出してみて、現時点での物の種類と量を把握しましょう。

家族の人数に対して傘の本数が多すぎる、というのはよくあるパターン。わが家も家族4人に対して、折りたたみ傘や日傘を含めて13本もありました。予備を置きすぎていたり、壊れた傘が紛れていたりしませんか?

他の物についても、「これは玄関に置く必要があるか」「量は適切か」を考えながら取捨選択していって、残すと決めた物は使用頻度などに応じて定位置を決めていきます。

4.使いやすく収納する

靴も靴以外の物も、機能的な収納のポイントは一番使う物から使いやすい場所に収納していくということです。使う人の身長に対して、胸から腰の辺りが一番手の届きやすい高さなので、子どもなら下~中段、背の高い大人なら中~上段に収納することになります。

わが家の場合、画像の向かって左側が室内なので、左側を普段履く靴ゾーンにしています。下の方に子どもの靴、上の方にサンダルやブーツなど季節物を収納しました。

右側の収納には、上の方にたまにしか履かない靴、下の方に子どもの外遊びおもちゃや自転車関連の物と、傘などを入れています。ぎゅうぎゅうに物を詰め込んでしまうと臭いやカビが発生しやすくなるので、適度に余裕を持って収納できるとベストです。

また、下駄箱の上に物を置くスペースがある場合は要注意!ちょうどいい高さに平面があると、人はつい物を置いてしまいます。家を訪れた人の目につきやすい場所でもあるので、物溜まりにならないような心がけが必要です。


玄関がごちゃごちゃしていると帰宅時の疲労感が増すような気がする…という人も意外と多いのではないでしょうか。家を出る時はスッキリとした気持ちで、帰ってきたらホッと安心できるように、ぜひ玄関を片付けてみてくださいね!

この記事を書いたライター

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ぽりこさん

整理収納アドバイザー。小4男子と中1女子の二児の母。整理・収納・インテリアとお絵かきが趣味です。暮らしやすい家をめざして日々奮闘中!

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