/ 2023.01.26

アシックス
「SUKU²/スクスク」

1997年にデビューしたアシックスのキッズシューズ「SUKU²/スクスク」は、2022年で25周年。当時は子どもの靴を取り巻く環境が、今とは大きく違っていたそう。“子どもの健やかな成長を足元から応援する”キッズシューズの開発のヒミツを聞きました。

出典:あんふぁんWeb

「スクスク」は主に「11.5~13.5cm」「12.0~16.0cm」「15.0~22.0cm」の3つの成長段階に合わせた商品ラインナップ

この人に聞きました

齊藤 侑子さん

株式会社 アシックス ウォーキング統括部 ウォーキング企画開発部 ウォーキング企画チーム
2005年入社以来、ウォーキングシューズの商品開発や企画、戦略立案に従事。現在はキッズシューズ「スクスク」シリーズの商品企画を担当。

始まりは1000人の子どもたちの足の計測から
段階に合わせた独自構造が心身の健やかな成長を応援

ヒミツ1:各段階の子どもたちの歩く姿、足の様子などを継続して計測

開発当初の25年前、子どもの足は大人の足を小さくしたものという考え方で、子どもの足のことを考えて科学的に分析して作られた靴はなかったんです。そんな中、まずは子どもの足の特徴を知ることからスタート。当社の研究所に、各年齢のお子さんに集まってもらい、歩く姿、足のサイズ、形状などを計測してデータを集めました。歩き始めの1歳のお子さんに毎年来てもらい、足の計測や歩行の発達度合いなどを10年ほど記録していたことも。そうして、およそ1000人の子どもたちのデータを元に「スクスク」は誕生しました。

また、今でこそご存じの方も多いかもしれませんが、子どもの足は軟骨でできていて軟らかく未発達であり、ちょっとした衝撃でも足の形が崩れてくるということも当時の発見でした。

ヒミツ2:歩き始めから徐々に変化する足の成長に合わせた構造

歩き始めの時期は、歩幅が広く、左右に体が揺れる2軸歩行が特徴。この時期、足裏のアーチはまだありません。「スクスク」のファーストシューズ(11.5~13.5cm)には、この時期に合わせた5つの工夫があります。1つ目はベロが大きく開き、履かせやすいこと。2つ目はソールのフチを丸い形状にしてつまずきにくくしています。3つ目はインソール(中敷)。かかとを支えるように丸みのある3D設計で包み込み、安定性を高めています。表面からは見えませんが、かかと部分には樹脂製のヒールカウンターが入っていて、不安定なかかとを支える工夫が4つ目。最後に、内側の素材も赤ちゃんのデリケートな肌に優しい素材を選んでいます。

行動範囲が広がる3歳までの時期向けの「12.0~16.0cm」では、ソールを前後2つに分け、横に2本のラインを入れることで、屈曲性の良いソールで歩きやすい構造に。さらに次のステップに進み正しい歩き方を身につける約3歳から7歳向けの「15.0~22.0cm」になると、足を支えるアーチが発達してきている成長段階。フィット性と屈曲性が特に重要で、​フィット性を高めるために折り返しの​2本ベルトタイプを中心にラインナップ​しています。

また、「スクスク」のインソールは、吸汗速乾性に優れた素材を採用し快適に履けるように工夫しています。

出典:あんふぁんWeb

ヒミツ3:足の指をしっかり動かせるゆとりあるサイズを

お子さんの靴選びの際は、足の長さ、幅を計測し、今の足の状態に合った靴を選ぶことが大切です。とはいえ、お子さんが足に合った靴を履いているかを確認するのはなかなか難しいですよね。そんな時は、インソールを外してみてください。毎日履いている靴ならゆび跡が残っているはず。ゆび跡とつま先の余裕が2~3mmしかない場合は買い替えのタイミングです。「スクスク」が理想とするのは、足の指をしっかり動かせるゆとりがつま先にあるサイズ感。足のアーチは勝手に形成されるわけではなく、足指や足をしっかり動かし筋肉を使うことで発達します。ですから、足の指が動くようつま先にゆとりがあることがとても大切。足長より5mm程度余裕があるのがちょうどよい状態です。乳幼児期の足の発達は、外反母趾や足の変形、姿勢や歩く姿など、将来の体全体にも影響してくると考えられています。

プレゼント

出典:あんふぁんWeb

「子どもが自分で脱ぎ履きしやすい!スクスク「アイダホ MINI KT-ES 3 」(5500円/税込み)を5人にプレゼント ※16.0cm/16.5cm/17.0cm/17.5cm/18.0cmから選べます

応募はコチラ
【応募締切:2023年2月8日(水)】